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桃太郎 編 【ファミコンショップシール全国制覇への道】
 

桃太郎 編 【ファミコンショップシール全国制覇への道】


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概要 ◆定義と分類 ◆目次


 誰かが言った。“蒐集”という漢字には「鬼」がいると……

 ときには相手が誰だろうが札束で殴り合わなければならない幻の逸品がある。ときには嫁さんに土下座してでも行かなければならないハードオフがある。ときには立ちはだかる自分自身を張り倒してまで手に入れたいクソゲーがある。蒐集とは即ち、収集(コレクション)の鬼になることなのだ。

 ということで今回は我々の天敵がキャラクタになっているお店を紹介するぜ。ファミコンショップ桃太郎の登場だ!


◆ショップシール類◆

FSSmomo00.jpg
レア度:★★☆

 左下に桃太郎のマークを据えたラベルである。ぜんぜん見かけない。どうせならカセットの色も赤でなく桃色だったら最高だったが、あまり欲をかくと退治されてしまうのでやめておこう。


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レア度:★★

 こちらもあまり見かけないスーファミ版ラベル。丸の部分が小さすぎて、何だかよくわからないことになっている。


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 ※ロゴ部分の拡大図

 拡大してみたが、色が反転してるため余計にわからなかった。

 ともかく、ラベル系は抑制が効いたソフィスティケイトなデザインで統一されているようだ。臆面もなく「日本一」と旗をかかげ、ある日突然、鬼ヶ島へ乗り込んで来たやつと同一人物とは思えない落ち着きようである。


◆専用ケース◆

FSSmomo5.jpg
レア度:★★☆

 こちらは初期SFCの紙ケース。色合い的にどうしても、そう思ってしまうかもしれないが、パスタが美味しい店ではない。バリバリのファミコンショップである。ちなみに見栄えを考慮して、中のカセットはあえて裏向きに入れてある。


FSSmomo6.jpg

 裏面である。数少ない鬼ヶ島の生存者の話では、このケースは元々、全体が白だったのだが、あの襲撃事件のとき大量の返り血を浴びて赤く染まってしまったという。(そんなわけない)


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 こちらは内箱の様子である。
 ケースの大きさがSFCのROMより一回り大きいことがわかるだろう。私が入手したものはオリジナルの注意書き1枚と説明書のコピーが入っていた。今の時代では考えられないことだが、当時、多くのファミコンショップが裸ROMに説明書のコピーを付けて堂々と売っていたのである。

momo19.jpg

 ケース上部に注目すると「説明書がコピーかどうか」のチェック欄があった。つまりそれが何を意味するのかと言うと、説明書のコピーをつけることがお店のシステムとして組み込まれていたということだ。

 桃太郎、恐ろしい子!

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レア度:★★

 こちらは後期バージョン。いつの間にかキャラクタが「謎の白目3人組」に変わっている。桃太郎、どこ行った?

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 裏面の様子。

 ネット上でちょっと違うタイプ(参照)を見つけたが、デザインからして、おそらく初期と後期の中間タイプではあるまいか。ちなみに、余談だが64のケースもあったようだ。(参照


◆グッズ◆
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画像提供:

 こちらは2000~2001年ごろの新所沢店のメンバーズカードである。キャラクタが例の3人組になっている。旧デザインに関しては白黒のデザインだったようだ。(参照


◆制覇MAP◆

 お待ちかね制覇MAPの時間である。

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 なんと、ファミコンショップ桃太郎の1号店は埼玉県入間市。同県はすでにドキドキ冒険島の回(武蔵浦和)で制覇しているので、とりあえず「+1」ということにしておこう。

 ここに来ての初カブリは痛いが、そんなことよりも「鬼ヶ島=冒険島」説が急浮上する事態に!?



◆基本データ◆
名称:ファミコンショップ桃太郎・TVゲームショップ桃太郎・MOMOTARO
運営:株式会社ランシステム(狭山市)
開業:1989年4月
所在:埼玉県入間市(1号店)
公式サイト:
http://www.runsystem.co.jp/momo/momo.htm(閉鎖)
http://www.momo-oh.com/(閉鎖)
FCサイト:http://momotaro-d.com/(閉鎖)

◆沿革◆
 1989年4月に直営1行店を出店。レンタルレコードショップ時代に導入していた「在庫・売上管理用POSシステム」を武器に勢力を拡大。関東地方を中心に全盛期は80店舗弱をチェーン展開した。2010年12月、ゲームの売り上げ減少に伴い、同じく展開していたネットカフェ「自遊空間」事業へ経営資源を集中させるため一部店舗をエーツーへ譲渡。2015年9月にはエーツー(駿河屋)グループ傘下となり全店閉店となった。(一部フランチャイズは存続)
 ※エーツー傘下「桃太郎王国」として存続している店舗もある。

◆ロゴ◆
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 ローマ字を野心的に配置したデザイン。
 さいごの○の中に桃太郎のキャラクタがおさまっている。

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 こちらは角張ったフォントの漢字バージョン。
 散りばめられた6つの三角形を組み合わせると六芒星になるは偶然だろうか……

 そっち方面を語りだすと誰もついて来れない可能性があるので(笑)、深追いはやめておく。一方、スーパーファミコンのショップラベルの漢字ロゴは「太」の点部分が桃のモチーフになっていたことを思い出して欲しい。いろんなバージョンがあったのかもしれない。

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 「太」の点部分が桃のモチーフになっているといえば、『桃太郎電鉄』のロゴも同じようなデザインだったことが想起される。機会があれば、桃太郎の「太」の点部分、桃になりがち説を検証してみたいところではある。


◆キャラクタ◆
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 看板キャラクタ。
 桃太郎というより、きびだんごみたいな顔をしいてるが、極端に丸くデフォルメされたあごのライン(通称ペコちゃんライン)には、お店のアイコンとして生きること選んだ彼の決意のようなものを感じざるを得ない。

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 こちらは後期キャラクタ。
 穴から顔を出した謎の3人組。ほとんど面影は無いものの、ディテールに注目すると、桃太郎の仲間である犬・猿・雉をモチーフにしているのではないかと思われるデザインだ。なお、よく見たら白目じゃなくてメガネだった模様。


◆外観◆
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 ※画像:高島平店(知っ得まちネット)

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 ※画像:所沢店(レッツエンジョイ東京)

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 ※画像:下井戸店(Foursquare)

◆主な店舗◆(2001年頃)
北海道 新道東店
石川県 泉野店
福島県 郡山中央店・門田店
群馬県 伊勢崎店・太田南口店・大泉店・渋川店・新前橋店・玉村店・前橋店
埼玉県 入間店・桶川店・大宮東口店・春日部・霞ヶ関店・川口店・川口柳崎店・川越新宿店・川越店・北坂戸店・北本店・行田店・鴻巣店・坂戸店・狭山ケ丘店・狭山台店・下戸田店・新所沢店・千間台店・草加店・鶴ヶ島店・所沢店・西川口駅前店・鳩ヶ谷店・蓮田店・飯能店・東岩槻店・東松山店・末広店・本川越店・深谷店・ふじみ野店・前川店・南浦和店・妻沼店・寄居店・和光店・蕨駅前店
東京都 秋津店・清瀬店・久米川本町店・高島平店・玉川上水店・東武練馬店・成増店・東伏見店・ひばりケ・福生店・町屋店・八坂店
千葉県 新松戸店・八幡店
神奈川県 杉田店・つきみ野店・原当麻店
静岡県 静岡店
長野県 ちの店・元町店・しもすわ店
山梨県 上吉田店・都留店・長坂店
愛知県 知立店

 埼玉県の川口店、西川口駅前店、末広店に関しては現在「遊太郎」というお店になっているようだ。その他、一部店舗は「モモタロウ王国~鬼ヶ島の逆襲~」というユニークな名前になっていた。


◆主なトピックス◆
ニンテンドーDSのシニア向け体験会、開催中―「桃太郎」や「自遊空間」のランシステム | インサイド(2007/9/4)
ランシステム、TVゲームショップ桃太郎8店舗を大東物産に譲渡 | Social Game Info(2011/2/22)
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