世界保健機関(WHO)が「ゲーム障害」を
精神衛生疾患に認定しました。
●新しい精神疾患に認定
WHOは18日に発表した国際疾病分類の第11版で、
「ゲーム障害」を新たな精神衛生疾患として分類したと
CNNなどが報じています。
「ゲーム障害」の特徴として以下の3つの要素が挙げられています。
・ゲームが他の活動よりも優先され、他の活動が周辺に押しやられる。
・抑制が効かなくなって、たとえ悪影響が出ていても中止できずにエスカレートする。
・対人関係や社会生活などに重大な支障をきたし、
睡眠の乱れや食生活の問題を引き起こす。
これらの特徴はギャンブル依存症に酷似していると専門家は指摘しています。
あげられているようなパターンが1年以上続いている場合、
ゲーム障害と診断されますが、他の基準が当てはまる場合や
症状が重い場合は例外もあります。
WHOがゲームへの依存症を病気と分類するのは初めてのこと。
会見した担当者は
「世界中に何百万人もいるゲーマーは、たとえ集中的にゲームを
行っていたとしても、ゲーム障害には分類されない」
ゲーム障害の罹患(りかん)率は「極めて低い」と指摘。診断は専門知識をもった
医療専門家が行わなければならないとしています。
またWHOでは、ゲーム障害を疾病に分類することで論議を加速させ、
さらなる研究や国際協力を促したい意向もあるようですが、
ゲーム障害を国際疾病分類に含めることに対しては、
時期尚早だとして反対する意見も根強いとCNNは伝えています。
以前WHOがゲーム障害を病気に認定するという
話題がありましたが今回正式に決定しました。
ゲームへの依存症はネトゲ廃人など実際に存在するものでありますが、
「障害」という文字のインパクトが強いため、ゲームをやっていることを
障害扱いされたと早とちりする人もいそうだ。
なんでも生活に支障が出るレベルになったらやばいでしょう。
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CNN
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