254 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:2001/03/05(月) 03:00
 実家で飼っていた17歳になった猫。小さいときはじゃれて来るのにも
付き合っていたが、十数年前に実家を出てしまったのでたまに
帰ってもすっかり猫に忘れられてしまって、寄りつこうともしなかった。
 今年の正月、久々に帰ってソファーに座っていると、珍しく猫の方から膝の上に
乗って来た。家族そろって「珍しい事もあるねー」なんて言っていた。
久しぶりに撫でた猫の体はすっかり年老いて骨と皮の様な手触りだった。
夜遅くなって寝る時にも初めて布団の中に潜り込んで来た。
「正月なんだから一緒に寝てあげな」と言う母の意見もあり、久しぶりに
猫と一緒に寝た。
 次の日の朝、もう息をしていない猫と同じ枕の上で目が覚めた。

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