PKを外したコロンビア選手を慰めるイングランド監督、かつて彼もPKを外していた… 22年前と今回の比較写真に大きな反響
ロシアW杯の決勝トーナメント1回戦で、コロンビア代表がPK戦の末にイングランド代表に敗れました。
PKを外してショックで落ち込むコロンビア選手を、イングランドのサウスゲート監督が慰めたのですが……。
監督もかつてPKを外し、痛いほど気持ちのわかる立場だったのです。
左:PKを外したコロンギア選手を慰めるサウスゲート監督
右:監督に慰められる22年前のサウスゲート選手。
PKを外したときのショックを誰よりも知るだけに、対戦相手の選手であっても慰めずにはいられなかったのでしょう。
心を打つと評判を呼んでいました。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●22年前だって?
まるで昨日のことのように覚えているよ。当時はたった9歳だったけど、国民を包んだ絶対的な悲しさは印象深かった。それをどうギャレス(・サウスゲート)が乗り越えたかは伝説に値するね。きっと(優勝カップが)ホームに戻ってくるさ。
↑コロンビアの選手を慰めるほかの写真。
↑昨日ラジオ5で、コメンテーターがPK戦のときにクリス・ワドルに「PKを外したときの心境がわかりますよね?」と尋ねた。
短い妙な沈黙が流れた。30年経ってもまだつらいんだってことがわかったね。
↑あのときのボールはまだ軌道に乗って周ってるよ。
World Cup 1990 - Waddle's Penalty - YouTube
●真のスポーツマンシップだ。
↑監督はPKを外す気持ちを知っているからね。
●コロンビアの選手たちは嫌な奴らだったにもかかわらず慰めているのがいいね。
●ユニフォームは昔より体にフィットするタイプになっているね。
↑そのほうがずっといい。なぜ昔はまるで父親のシャツを着た子どもに見えるようなスタイルだったんだろう。
↑発汗に対する素材もよくなったしね。
↑昔はえりがついていたのと、ユニフォームがひらひらしているのが嫌いだったな。
↑きっと8〜14年くらい経つと、なぜあんなにきついユニフォームを着てるのだろうとなるんじゃないか。
↑むしろ、まだ緩かったなって方向に進むと思う。
●選手もかなり筋肉質になったと思う。
●90年代はだぶだぶの服の黄金時代だな。
●サウスゲート監督はいい男だよ。
↑そうだな。彼のプロとしての物事の運び方は良い。
↑いつでも大きなトラブルがあったときには深呼吸をして、ギャレスならどうするだろう、と考えてみる。
●選手のときよりいい感じの男になっているな。
↑ベストを着ているせいだろ。
↑あまりにショックなんだよ。サウスゲート監督はそれがずっと付きまとうことを知っているんだ。それはとても親切で真のスポーツマンだよ。
●22年前? それは(W杯ではなく)ユーロだったのか?
↑そうだよ。イギリスで開催した96年大会だ。当時はイギリスは経済的にも文化的にもとても楽観的で、サッカー代表もうまかった。
グループリーグはオランダに4-1で勝つなど、イングランドが優勝するのはほぼ決まったような雰囲気だった。ところが準決勝のドイツ戦でPK戦で負けたんだ。心が砕けたよ。
●アイルランド人(イングランドを嫌っている)としては言いたくないが、サウスゲート監督は好感の持てる男だよ。いつもならイングランド代表がW杯でボロ負けしろと思うが、彼のせいで普段よりちょっと難しい。
●夫はイギリス人で私はコロンビア人。
完全に心が折れて帰宅した。夫とも口を利きたくなくて泣いた。だけどこの写真はちょっと気分を良くしてくれる。今はイングランドを応援したくはない。だけど次の試合でどうなるかを見てみたい。土曜日は夫と見る。
南アフリカ大会で日本もパラグアイ相手にPK戦で敗れたので、つらさはわかりますね。
イングランドとコロンビアのPK戦はこちら。
Colombia 1-1 England (The full Penalty Shootout) from the Stadium - YouTube
ベスト4を懸けた準々決勝、イングランドvsスウェーデンの試合は今夜(7/7)23時にキックオフです。