『はじめの一歩』第1228話「才能の眼」

おっ、いじめられっ子を掴まえたか！前回逃げられて終了するかと思いきや、そんなことはなかった。いじめられっ子を掴まえて、今まであったことを伝える…。

いじめのスタートは突然。登下校中に小突かれて先生に相談したらひどくなって、そしてクラスメイトは相手してくれなくて、そして1人になってしまった。だから「消えていなくなりたい」と思うようになった。

アカン、これは辛いわ…。よくあるいじめ、よくあるいじめられっ子の気持ちだ。そしてよくあるだけに、すぐにでも解決しないといけないんだけども解決できないのも事実。

一応、高校生デビュー失敗して1年間友達はおろか誰とも会話しなくて、今なお高校生の知り合いの連絡先誰一人とも知らないここの管理人の意見として解決策を言うなら、3年間我慢したら楽しいこと待ってるよってことかな。

もうこうなってしまったからには応急処置くらいはできるけども、例えばいじめっ子がいなくなったとしても、変な空気がクラスで流れてしまったらもうどうしようもないんですよ。ここからすごく仲良くなるのは大変だ…。だからもう開き直って大学から楽しめばいいんだと思う！引きこもってラ○ひなで鳴瀬川さんのひどい目見たり金田一の美雪のひどい目見たりってマガジン読んでればいいと思うよ。そうすると少なくともここの管理人みたいな感じに近づけるよ！

いじめられっ子も悪いなんて理屈はダメだ。悪いのはいじめっ子だ。だがいじめはなくならない。暇だからやられてるんだから…。

いじめられっ子だった一歩の言葉の重みを感じる。そしてその一歩の言葉をしっかりと聞く姿は、まさに人生の先輩のような…うん、完全にボクシングへの流れで見えてきた。一歩、いじめられっ子をゲットなるか！？

いじめられっ子の未知なる力がついに開放される…

八木ちゃんの「騙してね」とアイコンタクトする姿はちょっとあんまりすぎだろと思いつつも、ジムへ連れてくることができた一歩よくやった。

超うますぎるいじめっ子の絵を描き、サンドバッグに貼り付けて、そして思いっきり叩く…もしかしたら一歩のときのような衝撃のパンチが見れるかもしれないぞ！

あ、普通だった。…って落胆すんなよオイ！こ、これはアカン…木村も青木も板垣も、天才を連れてきたと思って期待していて、1発打ち込んだだけで落胆するなんて…いやアカンでしょ。

ボクシングに少しでも興味を持ってもらって来てくれたんだからさ、そういうリアクションしたらアカンやろ。例えば「ここをこうしたらもっと気持ちよく打てるよ」とか軽いアドバイスレベルにしておけよ！そもそもパンチだめでも脅威のタフネスかもしれないじゃないか！スピードスターかもしれないじゃないか！

はぁ…こりゃ入会しないわ。少なくとも自分は入会する気になれんな。

しかし彼には才能があった

一歩をいじめていたが、今や一歩の大親友となった、漫画家の梅沢の元へ連れて行って判明した…この子、絵の才能がある！

…って、そこまではっきりというほど絵がうまいって、どんだけすごい子やねん…確かにそれなら、絵で実力つけて漫画家になる、またはイラストレーターになる…クリエイター職が向いているかもしれない。一歩、ジャンル違うけどしっかり勧誘したな。この子もボクシングよりノリノリだし、これはいいマッチングしたと思うよ。ボクシングじゃないけど。

一歩の初の勧誘は、成功したような失敗したようなよく分からん感じでドロー。だけどいじめられっ子の少年を後押しした姿は、自分は評価したい。…高校生のころこういう人と出会っていれば、自分も何かやってたのかなぁ…いや超絶ど田舎だからジムねェ漫画家いねェそもそもコンビニは山一つ超えなきゃねェってところだったからなぁ…。まあいじめられっ子がこれからいい人生を迎えてくれることを願います。

はじめの一歩(121) (講談社コミックス)