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【昭和の怪奇事件】『俺は逃げも隠れもしない』有名占い師刺殺事件! | 不思議.net

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【昭和の怪奇事件】『俺は逃げも隠れもしない』有名占い師刺殺事件!

2018年07月14日:22:00

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コメント( 5 )

これは今から約60年ほど前、1959年11月25日の読売新聞に掲載された記事である。
高嶋

1959年(昭和34年)11月24日の夜、東京都千代田区にて、有名占い師が神経症を患ったとされる、ひとりの青年に刺殺されるという事件があった。

刺されたのは「科学予言」象山易学初代宗家で、高嶋象山学派の開祖である高嶋象山(たかしましょうざん)およびその息子で弟子の高嶋崋象(たかしまがくしょう)の二人で、父親である高嶋象山は刃物でメッタ刺しにされ出血多量により間もなく死亡。

息子の高嶋崋象も全治3ヶ月の重症を負うなどかなり凄惨な現場だったという。いったい何故、有名占い師の親子二人は暴漢に襲われたのだろうか。





高嶋象山とは

高嶋象山は1886年、岡山県に生まれた易学者(占い師)で19歳より易学の勉強を開始。23歳の時に上京し、実業家で易者だった高嶋嘉右衛門の門下に入り愛弟子として薫陶を受けた人物だった(なお、師匠の高嶋嘉右衛門は実業家として神奈川県横浜市の発展に大きな功績を残しており「横浜の父」とも称されている)。

以来、高嶋易学のほか西洋や日本のあらゆる易学を学び、独自の学説「科学予言」を作り上げ、「高嶋象山易学」として広まることになった。その技術は政財界にも影響を与えたとされており政治家の鑑定の顧客も多かったほか、後に自身も千代田区の区議に就任している。

「高島易断総本部」はJR神田駅の目の前にあり高嶋象山は長年に渡り、この場所を本拠地として使用していた(現在も本部は同じ場所にある)のだが事件は1959年、暮秋となった11月24日に発生した(以下は当時の読売新聞を参考にした事件当時のレポである)。



突然の来訪

この日の夜、高嶋象山は本部でテレビを見ていた。
すると、玄関口にひとりの若い男が訪ねてきた。「はーい」応答したのは高嶋象山の息子で弟子の高嶋崋象であった。崋象はこの男に見覚えがあり、とりあえず応接間に招くことにした。

応接間に着くと、男はセーターに隠し持っていた刃渡り17センチの出刃包丁で崋象の右胸を一突きした。

「何事だ」息子の悲鳴を聞いた象山が応接間にやってきたところ、男は今度は象山に向かって刃物を振りかざした。象山も男を羽交い締めにするなど応戦したが、メッタ刺しにされてしまった。

すぐさま家族が110番し男は傷害の現行犯で逮捕された。

高嶋象山と崋象は順天堂病院へ搬送されたが、象山は頭に三ヶ所、腹に二ヶ所、左胸に一ヶ所の刺し傷があり、肝臓部分は3cmも深く切られていたため手の施しようがなく、間もなく死亡。

崋象も刺し傷が右肺から背骨に達しており全治三ヶ月の重症を負っている。



謎多き殺害動機

二人を刺した男は兵庫県に住む24歳の男性で、当時の新聞によると彼は以前から悪夢に悩まされており、「高嶋象山なら悩みを無くしてくれる」と考え、5年前と半年前に象山の元を訪れ、占ってもらっていたという。

しかし、男の悪夢は覚めなかったようで、彼が高嶋象山を殺しに行く際に妹に託した書き置きによると「俺は今、心霊術に悩まされてどうしようもない。俺が何をしても理由を聞くな。今後、一切占い師のいうことは信用してはいけない」という意味のことが書かれていたといい、高嶋象山を殺害しようとした明確な動機は不明だという。


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『ここでは心霊術もやっているのか』

なお、読売新聞には事件の一部始終を目撃していた象山の次男の証言が掲載されており、稀代の占い師・高嶋象山の壮絶な最後が記載されている。一部、引用させていただいて本稿を終えたいと思う。

「(中略)ガラスの割れる音に驚いて表から飛び込んだ時、部屋は血まみれで父と犯人は睨みあっていた。顔を血だらけにした父が『刃物を渡せ』というと、犯人は『ここでは心霊術もやっているのか』とブツブツ言い、『俺は逃げも隠れもしない』といい刃物を私に渡してきた」

参照:読売新聞縮刷版
文:穂積昭雪(昭和ロマンライター / 山口敏太郎タートルカンパニー / Atlas編集部



【Atlas関連リンク】

悪魔祓いバラバラ殺人事件
http://mnsatlas.com/?p=155












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コメント

1  不思議な名無しさん :2018年07月14日 23:01 ID:qR2hPEWa0*
インチキ親子が成敗されてめでたしめでたし
2  不思議な名無しさん :2018年07月14日 23:16 ID:9AIIse730*
たぶん相手が、重度の糖質だったんだな
3  不思議な名無しさん :2018年07月14日 23:24 ID:oFZYVoIM0*
稀代の占い師でも自分の終期は占えなかったんだな
4  不思議な名無しさん :2018年07月14日 23:30 ID:uZqIcCq60*
僕はマヨネーズに成りたい。
5  不思議な名無しさん :2018年07月14日 23:31 ID:TzHZgNzX0*
占い師に悩み相談をして、悩みが解決したら胡散臭い。
易学を始め占いは統計学だから。
統計学上、人の幸不幸の比率は決まってる。つまり占いで不幸は払拭できない。
高嶋氏に相談して、悩みから解放されなかったってのは、ある意味正しいんだがな。

ついでに哲学で言うと、地球上の幸不幸の質量は決まってて、誰かが無理やり幸せになろうとすると、誰かに途方も無い不幸が訪れる。
無理やり手に入れた幸せに対して、それ以上の不幸が訪れる、と言うのが、世界三大宗教(ユダヤ教・キリスト教・イスラム教)の教え。
だから世界三大宗教では争いが絶えない。

 
 
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