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【明治・大正の怪奇事件】半人半獣の妖怪「くだん」は実在したのか!? | 不思議.net

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【明治・大正の怪奇事件】半人半獣の妖怪「くだん」は実在したのか!?

2018年08月04日:22:00

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コメント( 16 )

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2018年6月、とあるTwitterユーザーの投稿漫画が世のオカルトファンから注目を浴びた。

4コマ形式で描かれたユーザーの漫画には、夜道で黒い不気味な怪物と出会った顛末が描かれており、イラストによると全体的に黒っぽい姿で、子供の顔のようなものが付いた四足歩行の生物で、インターネット上では、災いを予言する半人半獣の怪物「件(くだん)」ではないか、と騒がれた。

件は、飢饉や戦争、震災など日本に災いが訪れる時に誕生するとされる妖怪の一種で、その姿は江戸時代の瓦版にも描かれている。

事実、この件が目撃されてから関西地方では震度6の地震が発生したほか、西日本で豪雨、全国的に異常気象が続くなど自然災害が相次ぎ、8月となった今も「あれは、やはり件だったのではないか」と噂になっている。

日本独自の妖怪伝承の多くは江戸時代末期で目撃談が途切れているのものがほとんどだが、件は昭和時代まで目撃例が数点確認されている珍しいタイプの妖怪だ。 今回は明治~大正にかけて新聞に掲載された妖怪「件」について掘り返していきたい。



1909年に掲載された「件の剥製」

件の写真としてもっとも有名とされているのが、明治42年(1909年)に「名古屋新聞」に掲載された件の剥製写真ではなかろうか。

くだん1

ボディは確かに牛そのものなのだが、顔は真っ白で、ギラギラっとした鋭い目に高い鼻、歯並びの良い口元が確認できる。一見すると、まるで能面を被っているかのような印象も受ける非常にインパクトの強い一枚だ。

今回、件の調査をするにあたり、「名古屋新聞」の当該号を確認したところ、件の写真とともに説明が記載されていた。簡単ではあるが現代語訳してみよう。

「人面獣心ということはあるが、これは人面牛体だ。今より10年前(1899年)肥前国の五島の奥島(現在の長崎県五島市)の飼牛が生んだもので現在は剥製となって長崎市の八尋博物館に陳列されている。何でも生後31日目に『明治37年(1904年)には日本はロシアと戦争をする』と言って死んだのだという。件だけに予言が的中している。まさに『件の如し』である」

「日本とロシアは戦争をする」とはもちろん「日露戦争」のことであり、件の言う通り日露戦争は1904年に開戦し1905年に終戦している。

この予言談はあくまで名古屋新聞記者の又聞きため、信ぴょう性に関してはかなり怪しいところだが、真相はともかく件の研究において貴重な証言となることは間違いだろう。

なお、タイトルの「選手土産」とは名古屋新聞における写真付きコラムのタイトルで、翌日の新聞にはアイヌ民族の写真とアイヌ人のコラムが掲載されており、日本の珍しいものを写真付きで紹介する企画だったようだ(余談だが、翌日の名古屋新聞には「宮城県の某村で頭に角が生え、口が裂けた鬼の子供が生まれる」という内容の記事が掲載されていた。全体的にオカルト記事を積極的に掲載する紙面だったのかもしれない)。



ウラジオストクにも生まれていた件

さて、お次は1921年(大正10年)10月15日に掲載された記事である。

ウラジオくだん

「牛と人間の混血児と謂れる『件』が浦鹽で産る」という記事が掲載されている。

「浦鹽」とは「ウラジオ」つまり、今のウラジオストクのことである。当時、ウラジオストクには日本人街があり、多くの日本人が移住していたため、現地の情報は容易に手に入っていた。

記事によると、ウラジオストクの屠殺場で殺した牛の胎内から半身人間半身小牛の男の子が生まれ、見物人が毎日のように訪れているという。

興味深いのはこのウラジオストクの件については、獣疫調査を行っていた研究者のコメントも掲載されていることだ。
この研究者は件の姿を見た上で「遺伝子の問題もあり人間と牛の混血児という可能性は絶対にありえない。牛は奇形児が生まれやすい動物であり、牛の奇形がたまたま人間との混血児に見えているだけではないか」という非常にクールな意見を掲載している。

確かに牛はストレスや気候の変化で奇形が生まれやすい繊細ば動物であり、それがたまたま「件」という怪物として記録されていただけではないか、とする意見は多い。

しかし、近年目撃された件らしき謎の生き物をはじめ、ただの牛の奇形とは思えない目撃情報は多く存在しており、今現在もっとも再調査が期待されている妖怪の一体であることは間違いない。

参照:朝日新聞縮刷版
文:穂積昭雪(昭和ロマンライター / 山口敏太郎タートルカンパニー / Atlas編集部



【Atlas関連リンク】

「牛女は引っ越しました」!?驚愕のキャッチコピーで沈静化した西宮の騒動
https://mnsatlas.com/?p=21974










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コメント

1  不思議な名無しさん :2018年08月04日 22:05 ID:Uu3RmcVA0*
災いを祓う方法も件は告げてくれるんじゃなかったっけ
ぬ~べ~では
2  不思議な名無しさん :2018年08月04日 22:16 ID:Dyo5S.Ij0*
マルシアと結婚したやつ
3  不思議な名無しさん :2018年08月04日 22:18 ID:8VYmoAfy0*
東日本人災の前もっても目撃されてなかった?
4  不思議な名無しさん :2018年08月04日 22:19 ID:m3ChcxEt0*
奇形や病気の牛か同じく奇形か病気の人間を見間違えたんだろ
5  不思議な名無しさん :2018年08月04日 22:43 ID:sglzyk2i0*
六麓荘町
6  不思議な名無しさん :2018年08月04日 23:00 ID:oaz0nseJ0*
※2
それ義丹や
7  不思議な名無しさん :2018年08月04日 23:05 ID:TbpPOuQX0*
※1
あったな
解決策教えるのが雄と雌どっちだったか忘れたけど
飼ってる小鳥の卵から生まれたやつがえれぇキモかった覚えがある
8  不思議な名無しさん :2018年08月04日 23:15 ID:OEKxBY870*
※6
いちいち相手にしないの
どーせ構って欲しいだけなんだから
9  不思議な名無しさん :2018年08月04日 23:16 ID:.3azrT960*
せがれいじりに居たっけなこいつ
10  不思議な名無しさん :2018年08月04日 23:18 ID:JmnE7Yzp0*
※2は面白くもないし 上手くもない
ツッコんだら負け
11  不思議な名無しさん :2018年08月04日 23:35 ID:fE3WBS4S0*
震災で件を見たって話があってから件の知名度は滅茶苦茶上がった
そのせいで動物と人間の組み合わせ=件みたいになってるけど動物と人間を組み合わせたような怪談なら件に限らず腐るほどあるのにね
12  不思議な名無しさん :2018年08月04日 23:41 ID:llzpzfgq0*
ああ、ニホンカモシカね。俺もこんな感じのカモシカ見たことあるよ
ニホンカモシカの子供に間違いない
13  不思議な名無しさん :2018年08月04日 23:45 ID:I6LlHWme0*
翌日の写真はアイヌだったのか?
鬼の子だったのか?
ライターを名乗りたきゃしっかりしろ
14  不思議な名無しさん :2018年08月04日 23:54 ID:i..Gu.Vg0*
人間の奇形だってカエルみたいな顔になったり目が陥没してたりグロい事になるし、たまたま人間みたいな顔の牛が産まれても驚かんな

そいつが喋ったら怖いが
15  不思議な名無しさん :2018年08月04日 23:54 ID:8QBowgjY0*
※3
それな
多分翌日のさらに翌日って書きたいんだろうなと
16  不思議な名無しさん :2018年08月04日 23:58 ID:aeIuCJyz0*
見ようによってはそう見える人も居るってだけで何かの動物じゃない?道民だけど、猫そっくりの狐とかよく見るし、人間顔の犬猫だって居るんだから単純に人に似た顔の牛も居そうじゃん。
けど、牛女の話は信憑性あるし怖いな…北野誠が山の牧場で話してて初めて知った

 
 
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