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【昭和の怪奇事件】死んだはずの人間が東京都知事選に立候補

2018年08月25日:22:00

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コメント( 8 )


これは今から55年ほど前、昭和38年(1963年)。東京都知事選にて発生した「珍事件」である。
この年、第4代東京都知事である東龍太郎の任期満了(4年)に伴い、4月17日に東京都知事選挙が執行されることになった。

しかし、この年の都知事選は普通の都知事選ではなかった……なんと、候補者のひとりに「死んだはずの人間」がいたのだ…!!





締切ギリギリに駆け込んだ謎の男

その人物は出馬届けの締切2日前に選挙管理委員会へやってきたという。男の名前は橋本勝(はしもとかつ)58歳。橋本は出馬に必要な書類をすべて揃え職員に提出。不審な点はないことから書類は受理され「橋本勝」は無所属の東京都知事候補者のひとりとして名を連ねることになった。

現に数日後の読売新聞の広告には、橋本勝の名前と顔写真が掲載され「私のスローガン」として3つの公約と簡単な略歴が掲載されている。

図1橋本勝

道路や水問題など、一見もっともらしいことが書いているように見えるが、「青少年の押えることのできない自然現象であるエネルギーを発散させる機関を作る」というスローガンは、早い話が政府公認の性風俗店を作ることかと思われる。

そして、東京都知事選挙が行われる4日前の4月13日、この橋本勝にとんでもない秘密が隠されていたことが報じられた。



東京と大阪ふたりの橋本勝

図2戸籍面は死亡

4月13日の読売新聞夕刊によると「戸籍面は死亡に 都知事選の一候補者」という記事が掲載されている。

記事によると、実は橋本勝は彼が立候補する前に既に死亡した人間であり、戸籍から抹消済みの人間だというのだ。
これは選挙管理委員会の職員がギリギリに立候補してきた橋本という人物を怪しみ、彼の本拠地である大阪の戸籍を調べたところ、「橋本勝」という人物はその年の2月17日、肺結核のため大阪府内の病院で死亡していたことがわかったのだ。

驚いた職員はすぐに橋本を呼び出し事情を聞いたが、本人は「そんなはずはない」と否定。同時に職員が大阪へ直接調査に向かった際、間違いなく橋本は死んでいることを確認したほか、東京にいる橋本と大阪の橋本にはプロフィールに差異があることがわかった。

東京の橋本は「広島高等師範を中退、教員生活を15年、昭和20年より新聞や雑誌を作る小さな出版社を経営している社長」と公表されていたが、大阪で死んでいた橋本は家族や身寄りがなく、2年ほど前から大阪でクズ鉄商を営む人物の家に居候している人物であった。

死んだはずの人間が都知事選に立候補してくる……前代未聞の出来事に選挙管理委員会は大慌て。しかし戸籍がはっきりしない以上、橋本は肉体があっても実体のない「幽霊」であることに変わりはなく、選挙管理委員会は生きている橋本に「大阪の橋本と東京の橋本が同一人物であるという客観的証拠」および、「大阪の橋本と違う戸籍があるなら改めて提出する」ように告知。

しかし、橋本は都知事選の開票日である4月17日まで何も動きを見せなかったことから、立候補は無効となり、得票数「0票」という結果におわった。「得票数0票」という数字は昭和・平成すべてにおいて類例がなく、まさに日本の選挙史上に残る大珍事であった。



「素性不明」の男

図3橋本に逮捕状

さて、この橋本勝だが、選挙から1週間後の4月25日に公選法237条2項の「詐欺投票罪」を適用し、とりあえずの逮捕状が出されることになった。この時点で橋本は相変わらず死亡者扱いのため「死人を逮捕する」という矛盾する事態にはなるのだが、目の前で生きている以上、見逃すわけにはいかず「素性不明」のまま身柄を拘束した。
なお、橋本の近辺を調べた東京地検の発表によると

①生きている橋本は昭和13年に上京し以来「橋本勝」の名前を使用していた。

②翌年の昭和14年に結婚。翌年に子供が生まれたが出生届が出されておらず、昭和30年に大阪の橋本勝の本籍に出生届を提出した。

③橋本は昭和24年には目黒区議に立候補して落選した過去がある。逮捕歴も多く昭和14年以降、横領、恐喝などで10回も逮捕されておりその際も「橋本勝」で通している。

以上のことから考えるに橋本勝は昭和13年を機に東京と大阪でふたりに分裂したとしか思えないのだが、戦争の影響で資料が少なく、昭和13年以前の橋本の素性がまったくわからないことから、捜査は難航を極めることに。

結果、いくら調べてもこの「橋本勝」の正体はつかめず、詐偽投票の罪で禁固1年の判決を受けたが、正体がわからない以上は立件することができずに釈放。その後の動向はわかっておらず歴史の闇に消えてしまっている。



真犯人は政治ゴロか?

さて、この橋本勝事件に関してだが、一説には政治活動の妨害を主とした政治ゴロの犯行とされている。この人物は当時の政治界で暗躍しており、橋本勝もこの政治ゴロの作戦のひとつだったと噂されている。

1963年の都知事選には橋本勝とよく似た名前の阪本勝(美術評論家・元兵庫県知事)という政治家が日本社会党・民社党・日本共産党の後楯で出馬しており、「橋本勝作戦」は、阪本勝陣営を混乱させるために立てられたものではないかとされている(阪本勝は在職の東龍太郎に2倍近い得票数で敗れている)。

死人を復活させて選挙を妨害する……まるで人間をゾンビとして復活させるブードゥー教の秘術を現代に蘇らせたような昭和の怪事件であった。

参照:読売新聞縮刷版
文:穂積昭雪(昭和ロマンライター / 山口敏太郎タートルカンパニー / Atlas編集部



【Atlas関連リンク】
TOKIO 山口達也書類送検、再度囁かれる「2020年東京オリンピックの呪い 」
https://mnsatlas.com/?p=34500












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コメント

1  不思議な名無しさん :2018年08月25日 22:09 ID:DwGd7MAd0*
出典元が山口さんじゃあ、マヨネーズよりあてにならないよ
2  不思議な名無しさん :2018年08月25日 22:29 ID:dKJL10G90*
僕はマヨネーズになりたい。
3  不思議な名無しさん :2018年08月25日 22:59 ID:Sa.WKkkz0*
おすすめリンク(外部)に「兄からLINEが…」ってあるけど見れない。自分だけ?
リンク切れかな。飛べた人誰かURL教えて。URL表示させて「開く」にしても行けないんだ。
4  不思議な名無しさん :2018年08月25日 23:01 ID:A.ptfF5V0*
背のりかな
5  不思議な名無しさん :2018年08月25日 23:06 ID:zZswWzLl0*
*1 *2
この流れじゃもうなんも言えんよwww
6  不思議な名無しさん :2018年08月25日 23:08 ID:2zK6l6Yu0*
>昭和13年を機に東京と大阪でふたりに分裂したとしか思えない

甘い甘すぎる
東京大阪で起きたことが京都横浜で起きないとは限らない
分裂するからには合理的な数字つまり666や108ないしは三位一体を意味する3である可能性が高いのだ
アカデミズムにかぶれ追求の手を緩める愚かさよ
もっと真面目に取り組め、と敏太郎さんから説教くらいそうな記事
7  不思議な名無しさん :2018年08月25日 23:18 ID:HYVS4e2M0*
背のりだろう
8  不思議な名無しさん :2018年08月26日 00:02 ID:FmPjjUgY0*
ちょうry

 
 
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