月の表面付近に「氷」…決定的証拠が確認されたとNASAが発表
月の表面に水はありません。(水蒸気は日光によって分解、宇宙空間に拡散するため)
しかしながら、北極・南極のクレーターには、浅い位置に氷が存在する可能性が以前から予測されていました。
その直接的な証拠がついに確認されたと、NASAが8月に発表しています。
Ice Confirmed at the Moon's Poles : space
月面鉱物マッピングセンサーが取得したデータから、NASAは「決定的証拠を直接発見した」と説明しています。
M3センサーが氷と考えられる反射を観測し、赤外光の吸収率から固体であることが確認されたとのこと。その他にも2つの化学的特徴が確認されています。
この装置では氷の埋蔵量は不明なものの、水資源の確保が容易になれば将来の月面調査と月面基地に著しく貢献すると期待されています。