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すごいだろ、これレゴブロックでできてるんだぜ。しかも走る!スーパーカー「ブガッティ・シロン」を実物大で完全再現! : カラパイア

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 世界中にたくさんの愛好家を持ち、創造の世界に貢献するレゴのブロックはこれまでもさまざまな造形を実現してきたが、今回の挑戦は一味違う。

 このほどレゴ社が公開した見事な作品。それはなんと実在するスーパーカー「ブガッティ・シロン」をモデルにしたもので、サイズから内装まで寄せただけでなく、走行までできてしまう型破りなものだった。

 100万以上ものブロックを使用し、接着抜きで作られたというレゴの超大作。そのクオリティはとにかく圧巻!
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ブガッティ・シロンそっくりで走行可能なレゴの車


 この車は、先日イタリアのモンツァで開かれたF1グランプリのイベントでお披露目されたものだ。

 モデルとなったブガッティ・シロン(左)とレゴのシロン(右)
スクリーンショット-(175)
image credit:youtube

 極限までそっくりを目指した結果、この車には100万ピースを超えるレゴ製テクニックパーツと2000個以上のレゴ製モーター、さらに4000個以上のレゴ製ギアが組み込まれたという。

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image credit:youtube

 このようにほとんどがレゴで成り立っているが、どうしても必要な部分にはいくつかのカスタムパーツを使用している。その結果、重量は約1500kgと一般車並みの重さになった。

  なお、この車は実際に走行可能で、元レーサーでブガッティの公式テストドライバーでもあるアンディ・ウォレスが試乗を行っている。

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image credit:youtube

13,000時間以上かけて作った電動スーパーカー


 開発から組み立てまでにかかった時間は13,000時間以上。日数にすると1年半近く費やしたことになる。

 本物のシロンは20人のチームが半年で組み上げるそうだが、こちらはおよそ339種類の技術的要素から成るため、かなりの手間がかかった。

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image credit:youtube

 複雑な外装の質感は三角形のパーツを組んで表現。この車は接着なしであらゆるものが組み立てで成り立っている。

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image credit:youtube

 内装もダッシュボード、ハンドルに至るまで、精密な設計によるプラスチックでできている。

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image credit:youtube

 チームのたゆまぬ努力により、ドライバーと同乗者が快適に座れる2シーターもプラスチックで再現。ブレーキペダルやスピードメーターもちゃんと動く。
 
 動力は電気で、内部に2つのバッテリーを搭載。電気の供給にはレゴ製パワーモーター約2300個を使用。

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image credit:youtube

 気になるスピードは時速20kmほどだが、条件次第では30kmまで出るという。まあ本物はわずか2.5秒で時速97kmに達し、最高時速は420kmと桁違いなのだが、レゴ製の車が走るなんてすごいことだ。


シロンの機能もできる限り再現


 レゴは見た目だけでなく、シロンの特徴的な機能も可能な限り再現している。

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image credit:youtube
 
 そのこだわりは動くリアスポイラーやスピードメーター、ヘッドライトおよびテールライト、そして取り外しできるハンドルやペダルなどに反映されている。

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image credit:youtube

 とはいえ、なめらかな車体の再現や走行上の問題など、いくつかの事情を考慮すると全てをプラスチックで仕上げるわけにもいかず、一部はカスタムパーツに頼らざるを得なかった。

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image credit:youtube
 
 その部品は、車体を保持するスチールフレームや2つのバッテリー、3Dプリンタ製のギアとブガッティの純正ホイールやエンブレムなどだ。

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image credit:youtube

ほぼブロック製でも実は高価


 じゃ、レゴのブガッティのほうが安上がりじゃね?と思った人はちょっと考えて欲しい。

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image credit:LEGO GROUP

 たとえば前述のレゴ製パワーモーターのお値段は1個およそ4000円だし、ブガッティの純正タイヤも決して安いものではない。つまりこの車、コスト面も半端ないのだ。

 まあでも、これだけそっくりで実際に走れる車がほとんどブロックで組めるとは、まさにレゴおそるべしである。

スクリーンショット-(180)
image credit:youtube

 ちなみに海外ユーザーは「もしやエアバッグもレゴ製?」「衝突で一気にバラバラになるシーンを想像してついワクワクする!」「いつもレゴで楽しんでるけどこれ本当にすごい」など、一歩踏み込んだレゴの作品にいろんなロマンを抱いたみたいだよ。

References:roadandtrack / written by D/ edited by parumo
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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2018年09月06日 16:47
  • ID:rV1tgkiL0 #

わぁ、別サイトで写真だけは見てたけど、まさか動くなんて思いもしなかった!
なんだか胸がいっぱいだよ。ありがと!

2

2.

  • 2018年09月06日 17:09
  • ID:Ygx7ang50 #
3

3. 匿名処理班

  • 2018年09月06日 17:24
  • ID:GE9Q.51W0 #

台風で分解したよね、、、

4

4. 匿名処理班

  • 2018年09月06日 17:27
  • ID:7tv0OodI0 #

テストドライバー、シブい!

5

5. 匿名処理班

  • 2018年09月06日 17:33
  • ID:VSjNsYOb0 #

レゴランドもこれくらいやればマニアが集まるだろうに

6

6. 匿名処理班

  • 2018年09月06日 17:35
  • ID:e9ZpDvRI0 #

どこまでも本物そっくりなのにどこまでも徐行並みのスピードが劇萌え

7

7. 匿名処理班

  • 2018年09月06日 18:12
  • ID:R8fMkweK0 #

どうせガワだけだろ…と思ったら中身もかよ!!

8

8. 匿名処理班

  • 2018年09月06日 18:41
  • ID:w.8IP74Z0 #

ここまでやるなら本物でいいだろ
なんか意味あるんか?

9

9. 匿名処理班

  • 2018年09月06日 20:04
  • ID:j35HKXFx0 #

30キロしか出ないくせにリアウィングまで可動にしちゃう執念に惚れた
最大の敵は雨かな…

10

10. 匿名処理班

  • 2018年09月06日 20:10
  • ID:tQGWvdSB0 #

で・・この車名古屋のレゴランドに行ったら乗れるんですよね
それならあの入場料も納得しますよ??

11

11.

  • 2018年09月06日 21:24
  • ID:Z1YOuKYt0 #
12

12. 匿名処理班

  • 2018年09月06日 21:31
  • ID:S1.o3e7Z0 #

そろそろ手動運転のアイデア車ではなく
自動運動のアイデア車をみてみたいな。

13

13. 匿名処理班

  • 2018年09月06日 21:43
  • ID:NPMNNcz90 #

蓮コラ的なゾワゾワを感じる…

14

14. 匿名処理班

  • 2018年09月06日 21:46
  • ID:R5Xi3eYF0 #

俺も砕け散った所が見たい

15

15. 匿名処理班

  • 2018年09月06日 22:26
  • ID:Z.hwWarB0 #

トライポフォビアー💦
直視できないー

16

16. 匿名処理班

  • 2018年09月06日 22:46
  • ID:79Fno.ma0 #

ボディの模様がフラクタルで何かざわつく。

17

17. 匿名処理班

  • 2018年09月06日 23:34
  • ID:0uFHjwST0 #

まさに「誰がここまでやれと言った」の典型的例だな。
実に素晴らしい。

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