340 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:04/04/14 18:04 ID:S+N1Uj7q
中2のとき、下駄箱にラブレターらしきものが3通も入ってた
「どうもおかしい クラスでも目立たなく、どちらかと言えば暗いイメージの自分がこんなにもてるのは変だ」
そう思った直後、クラスメートで女子に大変人気のあったT君の存在が頭をよぎった 現に彼の下駄箱は僕の右隣りだ
「きっと入れ間違えたんだ」そう思い手紙をT君の下駄箱に入れようとすると、すでに2通のラブレターが収められていた
それを見て投函ミスを確信した僕は寂しく帰途についた

それから一週間程たったある日、移動教室の合間を見計らってクラスメートの女子が一人声をかけてきた
その娘は中学生とは思えないほどの美人で、一時期T君と美男美女カップルのうわさがあったSさんだった
彼女は「手紙見てくれた?」と有り得ない事を言うではないか!
「返事聞かせてください」 もうパニック状態の僕は「明日返事する」と言って何とかその場を切り抜けた
すぐさまT君の元に行き、恥をしのんで事情を説明、放課後に彼の自宅へ手紙を受け取りに行った
T君は毎日のように手紙を受け取るらしく、しかもすでに高校生の彼女がいるので手紙を開封することはなかったとの事
僕はダンボールにあるラブレター郡の中から自分当ての3通を必死になって探しながら
手紙をくれたSさん等に対しての申し訳なさと期待で胸いっぱいになっていた

無事見つかった手紙は3通とも僕に対する好意の気持ちを綴ったラブレターだった
特にSさんの内容はシンプルで「好きになりました。 いつもいっしょにいたいです。」の一行だった
後に聞いた話では、クラスの女子が気になる男子の話で盛り上がり、抜け駆けをなくす為に皆同じ日にラブレターを投函したそうだ
その後、あとの二人には断わりの返事をしてSさんとつき合うことになったが、今思えば人生の中で一番もてた時期だった
後にも先にもラブレターをもらったり、告白されたことは無い

最後まで書いてあまりせつない想い出じゃない事に気付いた ゴメン