台湾の駐大阪代表が自殺=関空封鎖時の対応批判苦か
【台北時事】台湾外交部(外務省)は14日、台北駐大阪経済文化弁事処(領事館に相当)の蘇啓誠代表(61)が同日早朝、大阪市内の官舎で自殺したことを明らかにした。台風21号で封鎖された関西空港に取り残された台湾人への対応をめぐり、インターネットなどで在日出先機関を批判する声が出ており、台湾メディアは蘇氏がこれを苦に自殺したと報じている。
蘇氏は外交官出身で、今年7月に那覇から大阪の代表に移ったばかりだった。関空をめぐっては、「中国の領事館が15台のバスを空港に送り込み、中国人を救出した」などとネットで伝わり、対応の違いを批判する声が上がっていた。関空を運営する関西エアポート(大阪府泉佐野市)は「そのような事実はない」としている。(2018/09/14-15:08)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018091400757&g=oeq 駐大阪代表の死を惜しむ声相次ぐ/台湾
このほか、複数の立法委員(国会議員)もフェイスブックなどに追悼メッセージを投稿。民進党の管碧玲氏は「世論に殺されたのも同然」と憤り、同蕭美琴氏は「非常に優秀でまじめな外交官だった。真偽の情報が錯綜するインターネット時代において、蘇氏の重圧がどれほどのものか理解できる」と惜しんだ。
関空封鎖時の対応をめぐっては、中国の駐大阪総領事館が大型バスを手配して中国人を避難させたとする情報がインターネットで流されたこともあって、大阪弁事処への批判が強まっていた。
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201809140005.aspx
安倍首相は相変わらず万能やな