俺「くそっ死のう」 少女「待って」 俺「君は・・・?」
俺「運命・・・?」
少女「人の命はね、それぞれの長さが決まっているの」
少女「あなたはまだ死ぬ時じゃない。ってお師匠様が言っていたわ」
俺「なんだそれっ俺がいつ死ぬかなんて、俺の勝手だろ! ほっといてくれ!」
少女「そう・・・今日おぱんつ、履いてないんだけどな」
俺「え・・・・・・?」
少女「や、見えちゃうから……あっち向いて」
俺「あ、え? あ、ごごめん!!」
少女「じゃあ、死んじゃうならこれでおしまいだね」
俺「なにが」
少女「バイバイ。生きてたら、また会おうね。お兄ちゃん」
俺「ち、ちょっと!!!!!」
俺「あれ・・・いない」
俺「くっそ・・・・・・・・・・死ぬの、やめようかな」
俺(結局またバイトに来てしまった。こんな事続けてたって・・・・・)
俺「でも、あの娘・・・」
少女(今日おぱんつ、履いてないんだけどな)
俺「ブフゥーーッ!!」
客「は?」
俺「あ、すみません。か、花粉症でして・・・・250円になります」
客「ちっ。気をつけろ」
俺(くそっ。死ね死ね死ね。彼女連れやがってクソがゴミが死ね)
俺「ありざしたー・・・・」
カランコロン~
俺(・・・・・・・やっぱ、死のう)
少女「・・・いらっしゃいませー、って言うんじゃないの?」
俺「あ、失礼しました。いらっしゃ、って!! 君は!!!?」
少女「こんばんはお兄ちゃん。お仕事おつかれさまです」
少女「お買い物だよ。天界にコンビニはないからね」
俺「て、てんかい・・・?」
少女「人間界の方が物が充実してるなんて、不条理じゃ!」
少女「って、お師匠様が言ってた」
俺「人間、界・・・?」
少女「あ、わたし天使です。よろしくねお兄ちゃん」
俺「は、はぁ。よろしく・・・・?」
俺(頭の弱い子なんだろうか。抜群に可愛いから頭が多少アレでも・・・)
少女「あーっ今しつれいな事考えたよね!」
俺「えっ! 考えてないよそんな事!」
少女「本当かなぁ? あ、チョコ発見」
俺(か、かわいい……って、あれ? 背中に何か羽らしき物体が・・・)
少女「らしき、じゃないよ。羽だよ~」
俺「えっマジで思考読まれてる!?」
少女「人間を見るときも同じ。概念として見るわ」
少女「物質としての人間じゃなく、その人間の精神性を見るの」
俺「それって、つまり・・・」
少女「容姿とか、そういう視覚的情報は私たちにとってあまり意味を成さないっていうか」
少女「思想とか思考とか。そういうのが先にくるって言えばいいのかな?」
俺「あー・・・・つまり俺の頭の中は丸見えだと?」
少女「うん」
俺(マジかよおおおおおおおおおお・・・・・)
少女「マジかよおおおおおおおおーー」
俺「ひ、ひぃぃ」
少女「へへへ。あ、きのこの山だ」
俺(でもこれってよく考えたら・・・・悪戯し放題なんじゃ・・・)
少女「なーんか邪な事考えてるでしょお兄ちゃん」
俺(そうだよどうせ死ぬんだし。空想は犯罪じゃないし。よし・・・ちんぽちんぽちんぽ・・・)
俺(効いてる効いてる。よっしゃ・・・ま○こま○こま○こ・・・)
少女「そういうの、セクハラって言うんだよ・・・っ」
俺「あー・・・天界にも法律ってあるの」
少女「・・・ない、けど」
俺「そっか」
俺(しゅごい!中でビュクビュクでてるのぉ!らめぇイっちゃうイっちゃああ!!)
少女「・・・・・・・・さ、最低ですね」
俺「いいよ。どうせ死ぬし。最低でもなんでも言ってくれ!ま○こおおお!!」
別の客「!!?」
俺「ちんぽおおおおおおおおお!!!!」
・・・・・ざわざわざわ・・・・・
店長「俺くん! 何やってんだよバカ! ちょっと来い!!」
俺「くそっ離せやめてくれ!おちんぽしゅごいのおおおおおおおおおおおおお!!!!」
少女「あ、あー・・・・・・・・」
少女「警察を呼ばれなかっただけでも、店長さんに感謝しないとね」
俺「特定の言葉を喋っただけでお縄になるなんて、世も末だよなぁ」
少女「それで、お兄ちゃんは世も末だから死にたいの?」
俺「あー・・・そうね。居場所とか、ないし」
少女「そっか。あたしもね、居場所ないよ」
俺「え? だって天界は?」
少女「あ、信じてくれたんだ」
俺「そりゃあ、あれだけ頭の中覗かれたら・・・」
少女「天界からは、追い出されちゃった。たはは」
俺「え、だって天界にコンビニがないから買い物にきたって」
少女「そしたら色んな天使が買い物にくる事になっちゃうでしょ?」
俺「あ、あー・・・確かに」
少女「わたし人間界に追放されて、だから堂々とコンビニにこれちゃうのです!」
少女「全然、いいことじゃないんだけどさ。あははは・・・」
俺「なんとかバイトで食いつないでたけど。人間関係とか、うまくいかないし」
少女「うん」
俺「学歴だって高卒で、資格もないし。バイトも簡単なのしかした事ない」
俺「友達もいない。彼女なんて出来た事もない。お金もない」
俺「俺、なんのために生きてるんだろうーってさ。ずっと思ってて」
俺「実家に居た頃は、今考えると幸せだったんだけどさ」
少女「・・・・わたしとお兄ちゃんは、仲間だね」
俺「仲間?」
少女「うん、仲間・・・人間界に来て、独りぼっちで心細かったけど。お兄ちゃんに会えて良かった」
俺「仲間、じゃない」
少女「・・・・・・・え?」
俺「友達に、なろう。」
少女「とも・・だち・・・・。友達・・・・。」
少女「うん・・・!」
少女「うん」
俺「バイト、クビになったんだった・・・・」
少女「ていうか、お兄ちゃん暴走しすぎだよね・・・」
俺(おちんぽおちんぽおちんぽ・・・)
少女「うっ・・・・・そ、そうやって頭の中だけで言ってればよかったのに」
俺「でもあれ、すっごいスッキリした」
少女「そういうものなの?」
俺「そういうものなの。人生であんな事したの初めてだし」
少女「じゃあ、良かったんだよ。きっと」
俺「そうかもね」
少女「今度は、ここが自分の居場所だって思えるように頑張ればいいのだ」
俺「よっし! やってみるかー!!」
少女「おーー!」
少女「はろーわーくって所にいくんじゃないの?」
俺「うわああああああああああああああああああ!!!!!!!」
少女「な、なにっ!!!??!?」
俺「それは、禁忌の呪文。無職相手に告げてはならない呪いの言葉なのです・・・」
少女「そ、そうだったんだ」
俺「っていうか俺よりも、天使ちゃんの方はどうなのさ」
少女「うーん、まずは住むところかなぁ」
俺「え? 住むところないの?」
少女「昨日はこの公園で寝たけど、さむいし、かたかった・・・」
俺「マ、マジで・・・・」
少女「マジです・・・」
少女「だっていきなりお空から落とされちゃったし、お金もないし、勿論住む場所なんて」
俺「ある訳ないよなぁ・・・」
少女「だから、お、お兄ちゃんの家。泊めてくれたら嬉しいなぁ・・・なんて。てへへ」
少女「なにかな?」
俺「うちで買い物しようとしてなかったっけ」
少女「あー、チョコとか」
俺「お金、ないよね・・・?」
少女「う、うふふふふ」
俺(わ、笑って誤魔化した・・・・)
少女「だってお腹すいてたんだもの」
俺「それでいいのか天使よ・・・」
少女「おぱんつを餌にお兄ちゃんに買ってもらおうかと思って」
俺「買います!!!!チョコでいいんですね!!!!」
少女「パンも欲しいなぁ・・・」
俺「パンとチョコ!!承りました!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダーーーッ
ちょっと不思議な力を持っている少女と
親に勘当され、社会には溶け込めず
人生に価値を見出せなくなった青年の
あったかくてちょっとエッチなハートフル・ラブコメディ
近日・発売予定ナシ!!!!!!!!!!!!!
「SS」カテゴリのおすすめ
「ランダム」カテゴリのおすすめ
今週
先週
先々週
コメント一覧
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- 2018年09月17日 18:15
- よし、次は絵師ガチャだ!
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- 2018年09月17日 21:22
- は?ここからだろ?
-
- 2018年09月17日 21:25
- ちょっと面白そうじゃねえか
-
- 2018年09月17日 21:56
- なんやねん、続き気になるやんけ……
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- 2018年09月17日 22:16
- 掴みはOKですね
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- 2018年09月17日 23:07
- 俺にはわかる
こいつは褒められて伸びるタイプや
ほれみんな褒めろ褒めろ
-
- 2018年09月17日 23:35
- おいナニ恥ずかしくなってんだよ頑張れ
内容はともかく書こうとする意思は尊重するぞ
もう一度言うぞ、頑張れ
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