幼女上司「やくたたず!」俺「す、すみません」
俺「すみません……すみません……」ペコペコ
幼女上司「おまえ、つぎまちがえたら>>3だからな」
俺「!?」
幼女上司「ふんっ、いやならしっかりやることだな」
俺(うぅ、どうしようどうしようどうしよう……)
俺(次は絶対になんとかしないと……>>11にでも相談しようかな)
俺(だ、たいたいこの会社はおかしい! なんであんな小さな女の子を働かせてるんだ! いや、社内マスコットっぽくてかわいいけど……でもおかしい! 幼女に労働させてると労基と警察に相談しよう!)
俺「善は急げだ!」プルルルル
労基幼女「はーい♡」
俺(!? なんだこの声は! 幼女じゃないか!)
俺「す、すみません……間違い電話です失礼します」ピッ
俺(なら警察に)プルルルル
幼女警察「はいこちらよーじょけーさつ……もしやぶたやろーのつーほーか?」
俺「」
俺「すみません間違いです」
幼女警察「なんだいたずらかー?」イライラ
俺「す、すみません」ピッ
俺「……」ピポパポ
労基幼女「はーい♡」
俺「ぇ、えっと……すみません……じ、じつはパワハラの相談で……うちの上司が……」
労基幼女「まあ! おはなしをお聞かせください!」
俺「じ、じつは>>28されてるんです!」
労基幼女「……?」
俺「彼女はきっと俺のことが好きすぎるんだ! だから俺に構ってもらおうとあんなに仕事を……」
労基幼女「あ、あのぅ……のろけばなしは友人や家族にでもはなしてみてはどうでしょうか……」
俺「え」
労基幼女「で、ではまたなにかあったときはどうぞ~……」プツ……
ッーッー
俺「くそっ!」
俺(うーん、どうやったら先輩は丸くなるんだろう……そうだ! プライベートで俺からかまってあげれば! 飲みにでも誘ってみるか!)
幼女上司「なんだ? すこしははんせーしたのか?」むぅ
俺「このあと飲みにでもどうですか?」ヘラヘラ
幼女上司「……もう退社後の話か。ずいぶんとのんきなんだな」
俺「へ」
幼女上司「おまえ、ほんとーに今のままで定時退社ができるとおもっているのか?」
俺「え、え……」汗ブワ
幼女上司「ふ……いいだろう。その自信だけは買ってやる。今日の分をわたしに相談せずにひとりで定時までにこなしてわたしが目をとおして『いい』といったらつきあってやろうじゃないか」
幼女上司「きたいしてるぞ」おなかぱすっ
とてとて
俺「う、」
俺(ま、まずぃ……さらに大変なことになった! もうここは>>39しか!)
~ 自宅 ~
俺(うぅ、タイムカードも切らずに無断で退社してしまうなんて……やっといてなんだが明日からどんな顔をして会社にいけば……もうこのままバックレるか?)
スマホ<♪~
俺「ッ!」ビクッ
俺「……」チラ
俺(せ、先輩からだ……どうしよう>>43)
幼女上司「……いまどこだ」
俺「ぇ、えっ、と……す、すみません! あ、謝ります! 先輩が退社したら平身低頭しながらのみに付き合います! 奢ります! すみませんすみませんすみません」
幼女上司「いまどこだときいているっっ!!!!」
俺「ヒィッ!」
俺「ぇ、と……」
俺(ど、どうするどうするどうする!)
俺「>>47、です」
幼女上司「……は?」
俺「す、すきでしたっ! 一目惚れです! 入社式の日は『なんでこんな小さな女の子が』とも思いましたがそれ以上に『かわいすぎる』と思ってしまいました! 」
俺「だから……だから今まで先輩に気に入られようと自分なりに頑張ってきました! 自分からはあんまり分からないことを聞きに行かなかったのもただのカッコつけです! 」
俺「少しでもいいところを見せたくて……信頼してほしくて……でも、俺は自分で思ってるよりもずっと無能で……」
幼女上司「……」
俺「情けなくなったんです。もうこれ以上、先輩の前で恥をかきたくなくて……」
俺「そ、それは」
幼女上司「バックレるつもりか? ならまいにちおーはじだな」
俺「っ」
幼女上司「……もどってこい。まだ就業時間ないだぞ」
幼女上司「これ以上わたしにはじをかかせるなっ! おまえのはじは、わたしのはじだ」
俺「!!!」
俺「は、はい!」
俺「先輩、結局手伝ってもらっちゃって……すみません……」
幼女上司「いい。でも次からはちゃんと前歯をおられるきもちでとりくめ。わかったな?」
俺「はい」
俺「で、では、お先に……」
幼女上司「まて」
俺「ま、まだなにか……」ガクブル
幼女上司「すこしオレンジジュースがのみたい気分なんだ」
俺「!」
幼女上司「だがきょうはうっかりお財布をわすれてしまってな……」こほんっ
俺「行きましょう! 乗せていきます!」
幼女上司「ふっ……ばしょはまかせる」
俺(よし!ここは>>62に!)
幼女上司「……どうした? はやくしろ、行ける店が限られてしまう」
俺(先輩の安全は確保した! このままこの会社をWメテオで吹き飛ばす! そして俺は先輩とともに今の事務職とは全く関係のない会社に就職してまた一からやり直すんだ。
俺(同じく0からの先輩の前だったら大恥をかくこともない。今度はまじめに分からないところは上の人に相談しよう)
俺(いやまて、先輩を主婦にしてしまうというのも……)ムフフ
俺(まあ落ち着け、全てはこの忌まわしき職場を吹き飛ばしたあとさ! くらえ! Wメテオ!)
幼女上司「な、なんだ?」
俺「先輩! 早く逃げましょう! この会社にWメテオを撃ちました!」
幼女上司「!? なぜそんなことを!」
俺「恥をかかないためですよ! 俺の恥は先輩の恥なんですよね? 先輩が許してくれたって他の社員から見た俺のイメージはもう最悪です! もう遅いんですよ! だから先輩に恥をかせないためにも俺はここを破壊します!」
俺「そうしたらまた一から始めましょう! な、なんなら次は俺が先輩を養います! 頑張って管理職になりあがります! だから……」
幼女上司「……」スタッ
俺「先輩!? 今出たら危ないですよ! はやく車にのって!」
幼女上司「わるいが、おまえの案には乗れない」
俺「!?」
俺「!」
幼女上司「たしかにな、おまえをそんなふうにしてしまったのは何が理由であれわたしの不備だ。これからもおまえがやらかすたびに、わたしのまわりからの評判も落ちていくだろうな……」
幼女上司「でもな、そうじゃないんだ。意味はすこしちがうかもしれないが、わたしも彼らのことがすきなんだよ」
幼女上司「たとえなんかい恥をかくことがあったって、会社から首をきられるまでは、わたしはあのひとたちと一緒にここで働いていたんだ」
俺「先輩……で、でも俺もう!」
幼女上司「あんしんしろ! おまえのしりぬぐいも、わたしの仕事のうちだ!」
俺「!」
幼女上司「リフレガ!!!!!」カッ!
俺(あのメテオはただのメテオじゃない! 今も月にいる古い友人の力も借りたメテオだ! とても先輩の一人の力じゃ……)
幼女上司「ふぬぅぅっ!」ガキィィィィン
\ズガガガガガ/
俺「先輩!!」
幼女上司「ぜ、ったぃにぃぃ!!! 返しきってやるッ!!!」ギュィイ
\バキィイン/
俺(メテオが宇宙に返っていく……すごい、本当にかえしちまった……)
幼女上司「はぁ、ハァ……かハッ……」フラッ
俺「先輩!」ギュッ
幼女上司「は、ははっ……どうだ……? 今はもう殆ど社内にひとがいないからな……おまえがしょうにんになってくれ……『わたしが会社をまもった』とな」
俺「先輩!? 先輩!!」ユサユサ
幼女上司「そう、したら……な? わたしが、ゴホッ……しゃないでもっとえらくなるだろう……? きっと、わたしのことをどうどうとわるくいうやつがへるにちがいないさ……他のしゃいんがおまえを深く罵るというのなら、わたしがおまえをまもってやる……」コヒュー、コヒュー
俺(く、くそ! なんで俺は黒魔法しかつかえないんだ!)
俺「せん、ぱぃ……」グスッ
幼女上司「しらなかった……おまえ、こんなにすごかったんだな……そのちからがあれば、おまえはこのわたしのようにちっぽけな企業をまもる……だけにとどまらない男になれるさ……」
俺「ッ……!」グスッ、グスッ
幼女上司「わるかったな……でも、おまえがわたしをすきだといってくれたとき……」
俺「!」
幼女上司「しょうじき、うれしかった……」にこ
俺「!!」
幼女上司「ぞ……」フッ
幼女上司「」カクン
俺「あ……」
俺「ああああああ!!!!」
俺「うわあああああ!!!!」
新入社員幼女「ぜ、ぜんぜんわからない」
俺「大丈夫かい? ああこれか。これはね……ここをこうして……」
新入社員幼女「できた! ありがとうございます!」ぱぁぁ
俺「いいよいいよ。これには昔俺もよく頭を抱えたもんだ。わからないことがあったら俺が作業中だろうが休憩中だろうがいつでも聞いていいからね」
新入社員幼女「は、はいっ///」
俺(ふふ、素直でいい子だな。俺なんかとは真逆で有望だ)スタスタ
新入社員幼女「彼女とかいるのかな……」ぼそっ
社員「あいつはやめときな」
新入社員幼女「へ!? 」(声にでてた///)
新入社員幼女「やっぱそうですよね……」あはは
社員「あいつ昔超無能でな。仕事無断でバックレたりしたこともあったんだ。なんかある日を境に急に業績積みだしたけど、あいつの上司は過労でぽっくり逝っちまったらしい」
新入社員幼女「ぇ」
社長「君には次長を務めてもらおうかな」
俺「本当ですか!? で、でもおれまだ」
社長「実力に若さは関係ないさ。むしろその若い力でこれからも新たな社風を我が社に吹かせてくれたまえよ」
俺「ありがとうございます!」
俺(先輩、俺ついにここまできましたよ! )
俺(俺もっと頑張りますから……どうか月よりも遠い場所でも、俺を見守っててくださいね……)
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先々週
コメント一覧
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- 2018年09月18日 15:21
- おもろかった
-
- 2018年09月18日 15:30
- いい話かなー
-
- 2018年09月18日 15:59
- まだ永久歯を知らないんやろなぁって
-
- 2018年09月18日 16:44
- 面白かった
-
- 2018年09月18日 17:03
- あのクソみたいな安価をよく捌いたな
-
- 2018年09月18日 20:03
- 前歯飛ばす言われて、俺もてっきり屋根に投げるのかと。
-
- 2018年09月18日 20:43
- やっぱ幼女かっけえわ
-
- 2018年09月18日 22:33
- やっぱり幼女はイケメン
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