【ドキプリ】イーラ「ロス:タイム:ライフ・・・?」
※設定違いがあるかもしれないため注意。それでも大丈夫な方はどうぞ。
―――元イタリア代表 パオロ・マルディーニ
ベール「zzz…」
マーモ「zzz…」
イーラ「………。」
………。
イーラ「あーもう!マジで退屈だ!!」
マーモ「ちょっといきなり大きい声出さないでよ…眠れないじゃないの…」ムクリ
ベール「そうだぞイーラ…新しいジコチューの王が出てくるまで待たなきゃいけないからな…」ムクリ
イーラ「何が新しいジコチューの王だよ!?そんなの出てくる確証なんて持てないだろ!?」
ベール「落ち着けイーラ。今むやみに動いても無駄なだけだ。」
イーラ「もういいよ、暇だからどこか行ってくる!」
マーモ「ちょっと、イーラ!?」
ベール「マーモ、勝手に行かせておけ。どうせジャネジー無くなりかけたらすぐに戻ってくるだろ…」
マナ「うーん、やっと今日の生徒会の仕事終わったー!」
六花「そうね、今日はやることが多かったわね…」
シャルル(人間体)「でも今日はこれからみんなでお茶会だから楽しみシャル!」
ラケル(人間体)「ボクもお茶会楽しみケル!」
マナ「それじゃ、早速ソリティアまでしゅっぱーつ♪」
六花「もう、マナったら…!」
――――――
―――
イーラ「……。」
………。
イーラ「久々にプリキュア達の世界に来たな…何年経ったか分からないけど、特に何も変わってねーな…」
イーラ「ただ、勢いでアジト飛び出したけど暇だな…とりあえず地上にでも降りてみるか…」
―――シュタッ
イーラ「…っ!?」
イーラ(これは、思っていた以上にプシュケーが強すぎる…!)
………。
イーラ(このままだと…ジャネジーが無くなって身体が消えてしまう…!)
ダイヤモンド『キュアハートが行くっていうんだから、私もいかなきゃ。マナは私の大切な友達だから!』
イーラ(あれっ…キュアダイヤモンド…!?)
ダイヤモンド『困ったときには手を差し伸べる。それが友達。…貴方なら分かってくれるはずよ、イーラ?』
イーラ(そういえば、結局アイツとは決着付けられなかったんだっけ…って、何でこんな時に限ってアイツのことが思い浮かぶんだよ…!?)
イーラ「くっ、もう…駄目だ…」シュゥゥゥゥ…
イーラ「!?」ビクッ
副審1「…。」タッタッタッ
副審2「…。」タッタッタッ
第4審判「…。」サッ [3:08]
実況「さあ表示されました、ジコチュー幹部・イーラ選手のロスタイムは3時間8分です!」
イーラ -ERA-
年齢:?歳(推定10,000歳以上)
身長:150cm
職業:悪の幹部(ジコチュー)
特技:ボウリング
死因:ジャネジーが無くなったことによる消滅
解説「今回は悪の幹部、しかもジコチューという、かなり特殊な立場の選手ですね。」
実況「ところで、推定年齢の割にはロスタイムは短いようにも感じますが…?」
解説「うーん、流石にロスタイム1万年もあったら審判団もたないと思いますよ?」
実況「そういえば、かつてひきこもりから医師になった選手がロスタイム12年だったことがありましたね。」
解説「確かにそういうこともありましたね、今でも鮮明に覚えてます。」
イーラ「……?」キョトン
実況「さて、主審がイーラ選手を促しますが…?」
イーラ「な、何だよお前ら…一体誰なんだ…!?」
主審「」ササッ
イーラ「…へ?」
実況「おっと審判団、ここはジェスチャーで状況を説明していますね?」
解説「今回はいつにも増して状況把握が難しいですからね。」
――――――
―――
イーラ「…つまり俺は、ジャネジーが無くなって消滅、もう復活はしない…と。」
主審「…。」コクッ
イーラ「おいちょっと待ってくれよ!?つまり俺はもう死ぬってことか!?」
主審「…。」コクコクッ
イーラ「何だよそれ!?俺は死んだなんて絶対認めないからな!?」
―――シュンッ
審判団「「!?」」
実況「おっと!?イーラ選手、突然姿を消してしまった!」
解説「いわゆるワープというやつですね…ただロスタイム放棄でカード出てもおかしくないですよ?」
実況「このままでは試合続行が難しくなってしまいます、審判団どう動くのか!?」
六花「お待たせー!ごめんね、遅れてきちゃって…!」
ありす「六花さん、お待ちしておりましたわ。もうとっくに準備は出来てますわ。」
真琴「ところで、マナ達がいないけどどうしたの?」
六花「それが…マナやラケル達と一緒に行く予定だったけど…急に用事が出来たみたいでみんな来れなくなっちゃって…」
亜久里「あら、マナが来られないなんて珍しいですわね?」
レジーナ「えー、マナ居ないとつまんないなー」
真琴「急な用事なら仕方ないわ…とりあえず私達だけでもお茶会始めましょう♪」
――タッタッタッ…
イーラ「はぁ…はぁ…一体何なんだアイツら…」
マーモ「…あら、もう戻ってきたの?」
ベール「フン、さっき怒って出ていった割に早かったな。」
イーラ「どうもこうもねえよ…何か変な夢でも見てるかもしれなくて…」
マーモ「…変な夢?」
イーラ「ああ、さっき急に俺の周りに変な奴らが…」
イーラ「!?」
主審「…。」ゼエゼエ
副審1「…。」ハアハア
副審2「…。」クタクタ
第4審判「…。」バタッ [2:58]
イーラ「…って、お前らどうやってここまで来たんだよ!?」
ベール「イーラ…お前今誰と話してるんだ…!?」
イーラ「…え!?」
マーモ「も、もしかして幽霊が見えているとか…!?」
イーラ(まさか…俺以外にこの黄色い服の奴らが見えていないのか…!?)
ベール「と、とにかく早く寝たほうが良いな…」
マーモ「そ、そうね…」
イーラ「お、おい、2人とも…」
――――――
―――
ベール「zzz…」
マーモ「zzz…」
イーラ「寝るの早くないかこの2人…」
主審「…。」
主審「…。」コクッ
イーラ「まじかよ……。」チラッ
第4審判「…。」 [2:53]
イーラ「2時間53分…これが俺の残り時間…?」
副審1「…。」
イーラ(そういえば、さっき一度消えかけた時…)
ダイヤモンド『…キュアハートが行くっていうんだから、私もいかなきゃ。マナは私の大切な友達だから!』
イーラ(何でキュアダイヤモンドのことが出てきたんだろう…)
第4審判「…。」 [2:53]
イーラ(もしこの時間が俺の残り時間だとしたら…せめてアイツとの決着だけでも…)
実況「さてイーラ選手、残り2時間半でようやく状況を理解しましたが…」
イーラ「……。」ウィーン
主審「…。」スタスタ
副審1「…。」スタスタ
副審2「…。」スタスタ
第4審判「…。」スタスタ [2:30]
実況「上空から移動しているものの、あまり急ぐ感じは見られないですね?」
解説「目的がはっきりしている分、悠然と過ごしてますね。これはこれで有りですよ?」
実況「審判団もピッチ上から選手を見失わないようしっかりマークしております!」
イーラ(やることは決まった以上、まずはプリキュア達を何とかしておびき寄せたいけど…)
イーラ(何処かにジコチューな奴は居ねえのかな…)
六花「ごめんね、私そろそろ行かないと…!」
レジーナ「えっ、六花もう行っちゃうの?」
六花「うん、急だけどママのいる病院にも寄る用事があるし、急がなきゃいけなくて…」
ありす「そうですか…また次はみんな揃うといいですわね。」
六花「うん。短い時間だけど今日は楽しかったわ、みんなありがとう…!」
――――――
―――
イーラ「見事にジコチューな奴が誰もいねえ……。」ズーン…
実況「さて先程から1時間近く経過しましたが、イーラ選手、ここに来て立ち止まってしまいました!」
解説「いやー、結果的にはマイナス方向への切り出しになってしまいましたね。」
主審「…。」
第4審判「…。」 [1:23]
イーラ(これじゃ確かにプシュケー強すぎるのも納得するし、消えてもおかしくないな…)
イーラ(俺達がいなくなってから、ここの世界も今まで以上にプリキュア達の影響が強くなっていたのか…!?)
実況「うーん、ロスタイム中だけあってなのか、途方に暮れています!」
解説「ちょっとここから何か展開が欲しいですね。」
イーラ「分かってるよ…動けばいいんだろ…」
副審1「……?」チラッ
実況「おっと副審、ここで何かに気付いた様子!」
副審1「……!」ポンポンッ
イーラ「えっ、何だよ急に…」チラッ
六花「……イーラ…?」
イーラ「キュアダイヤモンド…!?」
六花「久しぶりじゃない!しばらく見ないと思ったけど…」
イーラ「えっ…!?」キョトン
六花「折角だから、近くに公園あるし、少しおしゃべりしていかない?」
主審「…。」
副審1「…。」
副審2「…。」
第4審判「…。」 [1:15]
六花「あの最後の戦いから…随分時間が経ったんだね…」
イーラ「……。」ドギマギ…
イーラ(俺は、キュアダイヤモンドと決着付けるはずだったよな…)
イーラ(なのに、何だろう、この感じは…)
イーラ「…?」
六花「イーラはあれから…最後に戦った時から、ずっとどうしてたの?」
イーラ「俺達のことか…?」
六花「…うん。」
イーラ「俺達ジコチューは…もうあのまま戦えなくなったから、ジャネジー貯める為に1万年の眠りにつく所だったんだ…」
六花「い、1万年…!?」
イーラ「ああ。でも、何か我慢出来なくてベールと喧嘩しちまって、勝手にこうやって飛び出してきちまった…」
六花「そうなんだ…」
イーラ「そういうお前は…あれからどうしてるんだ…?」
六花「今は色々なSOSに駆り出されるから大変なんだけどね…この前も隕石が突然来て大変だったし。」
イーラ「隕石…?」
六花「そう、隕石。有り得ないと思ってたけど、まさか本当に落ちてくるとは思わなかったわね。」
イーラ「そうか…お前も大変なんだな…」
イーラ「俺、本当はいつか、あの最後の戦いの決着を付けたかったんだ…。」
六花「…あの戦いの?」
イーラ「ああ、あの時、キュアハートを援護に行くお前を見届けたままだったから…いつかはケリを付けたかった。」
六花「そういえば…結局マナを助けに行くのを最後に、何も決着付けて無かったわね…」
イーラ「まあ正直、今のお前たち相手じゃ、間違いなく勝てないけどな…」
イーラ「…何だ?」
六花「私も…折角貴方に会ったからには、ずっと話したかったことがあるの…」
イーラ「話したかったこと…?」
六花「…あの時のこと、覚えてる?」
イーラ「………。」
六花「そうだよね…あの最後の戦いの時も、覚えてないって言ってたよね…」
六花「えっ…?」
イーラ「俺が、一度記憶喪失になった時の事だよな…?」
六花「…うん。」
イーラ「あの時は、最後に一度だけグーラの奴からお前を庇ったんだっけ…」
六花「やっぱり…庇ってたんだね…」
イーラ「まあな…結局それっきりだったけど…」
六花「いつか、きっと貴方とは友達になれるって…」
イーラ「えっ…?」
六花「私は…マナとレジーナの時と同じように…いつかイーラときっと友達でいられると思ってた…」
六花「マナだって、レジーナを救いたいと思って相当頑張ってたから…」
イーラ「…俺のことを?」
六花「…うん。」
イーラ「でもレジーナは、本当はトランプ王国の人間だったんだろ?初めからジコチューだった俺なんか…」
イーラ「そりゃ俺だって、元々はトランプ王国襲ってたんだぜ…お前達の妖精のアイちゃんを攫おうとしたこともあったのに…」
六花「………・。」
イーラ「……それでもか…?」
六花「何度も言わせないでよ…私の気持ち、素直に受け止めてほしいの…!」
イーラ「………。」
六花「………。」
六花「……えっ?」
イーラ「何で…もっと早く言ってくれないんだよ…!」
六花「何で、って…」
イーラ「もっと早く言ってくれたら…俺だって…素直になれたはずなのに…!」
六花「イーラ……」
イーラ「俺だって…あの時を機に、もし敵同士じゃなかったら、気持ちを伝えたかったのに…!」
イーラ「でも、ジコチューの立場もプライドもあって…なかなか本当の気持ちに気付かない自分がいて…」
六花「………。」
イーラ「ちくしょう…何でだよ…涙なんて流したことないのに…」 ボロッ…
イーラ「………。」
六花「私だって…貴方がいつかそう言ってくれるのを、信じてたんだから…!」
イーラ「キュアダイヤモンド…!」
イーラ「……っ!?」チラ
第4審判「…。」 [1:00]
イーラ(すっかり忘れてた…ロスタイムだったんだ…!)
六花「…どうしたの、イーラ?」
イーラ「折角気持ち伝えられたのに、ごめんな…」
イーラ「悪いけど俺…もう少し時間経ったら、ジャネジー無くなる前に戻らないといけないんだ…」
イーラ「えっ…!?」
第4審判「…。」 [1:00]
イーラ「…お前、俺の近くにいる奴ら、見えてるのか…!?」
六花「…うん。」
イーラ「嘘だろ、お前まさか―――」
六花「私、今日マナとシャルルとラケルと一緒にソリティアに行こうとしたんだけど…」
六花「その途中の交差点で…トラックに轢かれそうになった男の子を助けようとして…」
六花「その子は助かったんだけど、私は……」
イーラ「……っ!?」ゾクッ…
副審1B「…。」
副審2B「…。」
第4審判B「…。」[1:12]
イーラ「嘘だろ…こんな事、あるはずが…」
六花「ごめんね…まさか私もこんな事になるなんて、思ってもいなかった…」
イーラ「……。」
審判団A「「・・・・・・。」」
審判団B「「・・・・・・。」」
イーラ「えっ…」
六花「あの時のオムライス、もう一度作ってあげようと思うの…あと1時間ならギリギリ間に合うはずだから…」
イーラ「オムライスを…?」
主審B「…。」ピピッ
六花「?」
主審B「…。」ユビサシ
第4審判B「…。」 [1:11]
六花「分かってる…何とか時間は間に合わせるから…」
主審B「……。」
第4審判A「…。」 [0:22]
第4審判B「…。」 [0:34]
六花「やっと出来た…急いで作ったからちょっと雑かもしれないけど…」
六花「あなたが記憶喪失になった時、敵同士でも困った人を助けたいと思って…私がオムライスを作って食べさせてたの…」
イーラ「これが…あの時と同じオムライス…」
―――パクッ…
六花「良かった…そう言ってくれて…」
イーラ「そうだった…俺はあの時、雷に打たれたのをお前が助け出してくれたんだよな…」
イーラ「そして、その時に食べたオムライス…!」
六花「……ちゃんと思い出してくれたんだ…!」
イーラ「なあ……いつか俺がくだらないって言ってた『愛』って……こういう事だったのかな…」
六花「…ええ、きっとそうだと思うわ…!」
イーラ「そうかな……」
イーラ「…!?」
六花「折角、分かり合えたのに…やっと友達でいられると思ったのに…!」ボロボロ…
イーラ「…いいんだよ、俺はこれで十分だよ…!」
審判団A「「・・・・・・。」」
審判団B「「・・・・・・。」」
イーラ「……!」
第4審判A「…。」 [0:15]
六花「待って、審判さん…まだ時間あるんだよね…?」
主審B「!!」ピピピピピピ!
六花「!?」
主審B「」イエローカードビシッ
六花「ロスタイムなんでしょ!?何で最後ぐらい自由にさせてくれないの!?」
イーラ「いいんだ、キュアダイヤモンド…俺はもうこれで満足したから…」
六花「ねえ…貴方の最後、私も付き添って大丈夫かな…?」
イーラ「えっ…!?」
六花「貴方も寂しいかもしれないし…出来ることなら、1秒でも長く一緒に居たいの…」
イーラ「でもお前も時間無いし…キュアハート達のこともあるはずだろ?」
六花「うん…でも私はイーラと会う前に、ママやありす達とは目一杯話せたから…もうこれ以上やり残したことはないわ。」
六花「本当は時間止められてなかったら、マナとも一緒に居たかったけど…」
イーラ「キュアハート、時間止められてるのか…!?」
六花「うん、マナもラケルも、無事だったけど私の事故現場に居合わせちゃって…」
六花「でも、マナみたいに貴方に愛を分け与えることが、ロスタイムでやり残した、プリキュアとしての最後の使命だから…!」
イーラ「……。」
――――――
―――
実況「ロスタイムを戦い抜いたイーラ選手が、最後の時を迎えようとしています…!」
イーラ「俺が消滅した場所…ここで大丈夫だよな…?」
主審A「…。」コクッ
第4審判A「…。」 [0:01]
審判団B「「…。」」
イーラ「じゃあ…俺は先に行くから…」
六花「こんなに切ないことってあるんだね…」
六花「イーラ…?」
イーラ「他からは嫌われる存在かもしれないけど…俺はジコチューとして生まれてきた事は、結果的に良かったと思ってる…」
イーラ「そうじゃないと…プリキュアだったお前に会うことも、無かったかもしれないから…これも、一つの運命なのかな…!」
六花「…私も、あなたに会えて本当によかったわ。また生まれ変わったときは…ずっと友達でいようね…!」
イーラ「…ああ……!」
イーラ「……!」
六花「ありがとう、イーラ…」
………。
イーラ「ありがとな、六花……!」
主審A「…。」
[0:00]
ピッ,ピッ,ピィ--------ッ…
審判団B「「……。」」
審判団A「「……。」」
主審B「…。」ポンポンッ
六花「……。」チラッ
第4審判B「……。」[0:12]
六花「そうね…私もそろそろ元の場所に行かないと……!」
実況「さあ菱川選手、敵同士という壁を乗り越えてパスを繋ぎ、再び走り出しました!」
解説「残り僅かな時間、とにかく前へ進んでほしいですね…!」
――――――
―――
六花「はぁ…はぁ…ようやく間に合ったわね…」
主審B「…。」ゼエゼエ
副審1B「…。」ハアハア
副審2B「…。」クタクタ
第4審判B「…。」ハアハア [0:02]
六花「一つだけ…済ませてないことがあるわ…。」
主審B「…。」
六花「マナ…」
マナ「――――――」
六花「……!」ダキッ
六花(マナ…時間止められて最後に話せなかったのは残念だけど、あなたとずっと一緒に過ごした日々は、ずっと忘れないわ…!)
六花(ずっとこれからも、みんなに愛を振りまいていってね…!)
第4審判B「……。」 [0:01]
主審B「…。」コクッ
六花「ねえ、審判さん…」
主審B「…?」
六花「さっきはきつい事を言ってしまったけど、私にこれだけの時間をくれて、本当にありがとう…!」
主審B「…。」イエイエ
六花(医者の夢は志半ばだったけど…私の人生、家族やマナ達と、たくさんの人に会えて、本当に幸せだった…)
六花(それに、ロスタイムで最後にイーラともようやく解り合えた…本当に悔いのない人生だった…!)
六花(―――ありがとう、さようなら…!)
[0:00]
ピッ,ピッ,ピィ--------ッ…
それでは完結報告書きに行ってきます。
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