「宅配荷物がどのくらい雑に扱われたか…ひと目でわかる方法」
日本でも宅配業者の悪評を聞くことはありますが、海外では箱が無傷であることが珍しく、「こわれもの」“Fragile”の表記がほとんど無意味に感じるほどだそうです。
そんな宅配事情に嫌気を感じたのか、荷物がどれくらい雑に扱われたか、ひと目で確認できるアイデアが人気を呼んでいました。
Gauge indicating how your fragile package has been handled in shipping. : mildlyinteresting
これによって、最大でどのくらい傾いたか、ショックを受けたか、ひと目でわかるようになっているのです。
Declenchement dun indicateur d'inclinaison TiltWatch Plus - YouTube
これがあることで乱暴に扱われることのストッパーになるかはわかりませんが、少なくとも倒されたりひっくり返されたことがあるかを把握できる仕組みです。
丁寧に扱ってくれるまではいかなくとも、わざわざ倒す意識は減るのではないでしょうか。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●これはクール。この手のは衝撃によって色が変わるタイプしか見たことがないな。
●冷蔵庫サイズのルーターに、こういうのを付けて送られてきたことがある。10度以上傾いたら破損とみなし返品する保証が付いていた。
●Fedexのかなり大きな運送の中枢地で働いているけど、客の梱包はクレイジーだよ。2000ポンド(約907kg)の荷物に安っぽい薄っぺらいボードの荷物がある一方で、たった30ポンド(約13kg)の荷物にその5倍の大きさの立派なオークの木箱に入っていることもある。
●メジャーなFedexハブ空港で荷物の取り扱いをしている。
全てのステップで、荷物がどれだけ乱暴に扱われているかを見たらショックを受けると思う。なんせ自分には1つの荷物に2秒しか与えられていない。みんなのかわいい荷物の「こっちが上」ステッカーを心配している余裕なんてない。
●そのゲージの玉が金属製ではなくプラスチック製なのが気に入った。マグネットで元に戻したりできないからね。
↑配達人が、これを見て何かの迷路ゲームか何かと勘違いするかもしれないと思うと悲哀を感じる。
↑確かにこれは単に客のクレームを増やすだけだと思う。
●いちおうリセットはできるよ。もともとのオリジナル設定に。
なのでそれが出来ない唯一の方法はこれを荷物の中に設置するか、玉が痕跡を残す方式にするかだね。
↑液体タイプもあるよ。
↑運送会社でこのステッカーをストックしていて、傾けすぎたら新たに貼り直すこともできる。
↑ステッカーにはシリアルナンバーがあるように思う。
●このステッカー自体をどうやって宅配すればいいのかな?
●UPSで働いている友人が言ってた。「『こわれもの』って書いてある荷物があるだろう、それは投げてるんだ」
海外の宅配では「丁寧に扱う」というコンセプトは存在しないとのことでした。通販の利用数が増える一方なだけに、サービス品質を上げるのは難しいようです。