自民 総裁選 安倍首相が3選
自民党総裁選挙は、国会議員票と党員票の開票の結果、安倍総理大臣が石破元幹事長を破って3選を果たしました。任期は3年で、総理大臣として、戦前も含め、憲政史上最長の在任期間も視野に入ってきます。
自民党総裁選挙は、20日午後1時すぎから党本部で国会議員による投票が行われ、全国の党員らによる投票に基づいて配分が決まる「党員票」と合わせて開票結果が発表されました。
ともに405票の国会議員票と党員票のうち、有効票は807票で、安倍総理大臣が、国会議員票329票、党員票224票で、合わせて553票、石破氏が、国会議員票73票、党員票181票で、合わせて254票となり、安倍総理大臣が3選を果たしました。
任期は3年で、安倍総理大臣は、総理大臣として、戦前も含め、憲政史上最長の在任期間も視野に入ってきます。
安倍総理大臣は、経済政策や外交などでの実績を訴え、国会議員票は8割余りを獲得したほか、6年前の選挙では敗れた党員票でもおよそ55%の支持を得ました。
安倍総理大臣は、夕方、記者会見し、党の役員人事や内閣改造、それに、今後の政権運営などをめぐって考えを明らかにすることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180920/k10011637321000.html 関連
自民AI対決、首相圧勝なら日本株高-僅差は「終わりの始まり」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-09-19/PETXAV6TTDSA01 安倍晋三首相と石破茂元幹事長の一騎打ちになった自民党総裁選。安倍3選を本命視する日本株市場で投資家らが注目するのは勝ちっぷりだ。圧勝し政権基盤が安定すれば、アベノミクスへの信頼で海外マネーの流入が期待される半面、僅差なら首相のレームダック化が警戒され始める。
270票以上、ダブルスコア
首相圧勝か、そうでないかを判断する分岐点はどこか。UBS証券ウェルスマネジメント部の日本株リサーチヘッド、居林通氏は「マーケットは石破氏が総得票数の3分の1に当たる270票以上を獲得した場合のインパクトを過小評価している。それはアベノミクスの『終わりの始まり』を意味する」との認識だ。
「一つのメルクマールは首相と石破氏の得票がダブルスコアになるかどうか」と話すのは、三菱UFJ国際投信・株式運用部の小西一陽チーフファンドマネジャーだ。ここから両者の得票差が縮まれば、12年当時のように「石破氏が党の役職に就いたり、ポストを与えることになると、党内のパワーバランスが少し変わってくる。スキャンダルや選挙で弱目の数字が出たりすると、さまざま政策に影響する可能性がある」と警戒感を示す。