彡(゚)(゚)「吾輩はネコである、名前はまだない」
――――――――――― (どこで生れたかとんと見当がつかぬ。)
――――――――――― (何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。)
――――――――――― (吾輩はここで始めて人間というものを見た。)
――――――――――― (しかもあとで聞くとそれはJ( '-`)しという人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。)
――――――――――― (このJ( '-`)しというのは時々我々を捕えて煮て食うという話である。)
――――――――――― (しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。)
――――――――― (掌の上で少し落ちついてJ( '-`)しの顔を見たのがいわゆる人間というものの見始であろう。)
――――――――― (この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。)
――――――――――― (苦しいのだかありがたいのだか見当がつかない。)
――――――――――― (日月を切り落し、天地を粉韲して不可思議の太平に入る。)
――――――――――― (南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。ありがたいありがた…)
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