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【コラム】 アニメ化前提!?「新妹魔王」を超えるエロすぎるXXX!?「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯」上栖綴人先生インタビュー : アキバBlog
2018年09月30日

【コラム】 アニメ化前提!?「新妹魔王」を超えるエロすぎるXXX!?「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯」上栖綴人先生インタビュー

「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯(ニューゲーム)」上栖綴人先生インタビュー 上栖綴人先生「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯1」が10月2日に講談社ラノベ文庫から刊行。イラストはアニメスタジオGoHands。ラノベ史上初の試みや、最強すぎる主人公と魅力的なヒロイン達、セクシーシーンまで語っていただきました!( ※本文中、敬称略 取材・文:かーずSP
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ここで講談社より「やりすぎた魔神殲滅者」特別インタビューを記念して、著者・上栖綴人先生のサイン本をプレゼント!
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■アニメ「K」のGoHandsによる美しすぎる挿絵に決まったワケ

───まず、アニメーションスタジオのGoHandsさんがライトノベルの挿絵を担当されるというのが驚きました。

上栖綴人(以下、上栖):これまでアニメのキャラデザをやってらっしゃる方がラノベのイラストを手がけるケースはままありました。講談社ラノベ文庫『パラミリタリ・カンパニー 萌える侵略者 』の挿絵も、アニメ『ソードアート・オンライン』総作画監督の足立慎吾先生です。基本的には皆さん個人で受けてらっしゃいます。ですが今回、GoHandsさんがアニメスタジオとしてラノベの挿絵を引き受けてくださるというのは、おそらくラノベ史上初だと思います。

───どういう経緯で決まったんでしょうか。

上栖:私がGoHandsさんに興味を持ったのは、ある日凄まじいクオリティのPVが公開されたことがきっかけでした。それがアニメ「K」というプロジェクトで、7人組の覆面作家集団「GoRA」がラノベ作家だったことが後に発表されたんです。

ライトノベルの可能性が一気に広がった気がして、すごく興奮したんですよ。GoHandsさんは、『COPPELION』『生徒会役員共』といった作品をアニメ化されていて講談社さんと接点もありましたので、打診をお願いしたんです。憧れのアニメ会社さんに引き受けていただけることになりまして本当に嬉しいです。

───こちらが「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯(ニューゲーム)」のPVですね。ご覧になっていかがでしょう。

上栖「やりすぎた魔神殲滅者」のPV、凄くカッコ良くて本当に最高でした。何だかめっちゃアニメ化しそうに見えますよね。魅力的なキャラが沢山出てくる事がわかる、凄く良いPVだと思います。

実は、今回の映像を作ってくれたのは、頼りになる知り合いの方が勤めている会社さんでして。たまたまイベントで知り合ったら同郷で、意気投合した人なんですけど、それこそ沢山のアニメや漫画、ゲームなどのCMやPVといった宣伝映像回りを手掛けていて…PVを作る事になったら真っ先にご相談しました。今回はクオリティだけじゃなく、スケジュールもかなり頑張っていただいています。それなのにアフレコにはしっかりと立ち会わせていただけるなど、ひたすら感謝です。

■清純な子が「色欲」の素質を開花させてしまうエッチな魅力

───こちらが「やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯(ニューゲーム)」の主人公・小鳥遊士狼(たかなし しろう)ですね。

小鳥遊士狼(たかなし しろう)

上栖:イケメンすぎても主人公として嫌味な感じがしちゃうので、ちょうどいい少年っぽさを残してデザインしていただきました。ちなみに主人公は学ランでオーダーしたんです。『新妹魔王の契約者』も『はぐれ勇者の鬼畜美学』も学ランだったので、そのげん担ぎは今回もしたかったので(笑)。

───戦ってる時にも軽口を叩く余裕があって、飄々とした性格ですよね。

上栖:悠然として頭も切れる食わせ物系のキャラクターは、これまでのシリーズだと『新妹魔王』の滝川や『はぐれ勇者』の海堂という、主人公と同等クラスの底知れない強さを持った人物として登場させています。そういうライバルの位置にいたキャラクターを、「やりすぎた魔神殲滅者」の主人公にしました。

───そんな士狼に「色欲」の因子を刻まれてしまうのが、メインヒロインの鴻崎唯(こうさき ゆい)です。

鴻崎唯(こうさき ゆい) 色欲

上栖:真面目で優しくて良い子で、「千年に一人の委員長」と呼ばれています。でも従順というわけではなく、士狼にエッチないたずらをされたときは窘めたり、ちょっぴり毒を吐いたりもします。「小鳥遊君のデリカシーはたまに行方不明になるよね」とか、士狼のセクハラへの返しは書いていてすごく楽しいですね。士狼の破天荒な言動で幅を広げる一方で、唯の可愛らしさ、魅力がすごく表現できたと思います。

───そんな唯が士狼に助けられて、二人の運命がしっかりと絡み合っていきます。

上栖:唯は清純ですけど、「七つの大罪」の色欲の素質を覚醒させてしまいます。その二面性がギャップになっていて、これまでのシリーズ屈指の魅力的なヒロインに仕上がりました。

───清楚な女の子がよりにもよって「色欲」という。

上栖:ええ、色欲の力が活性化すると催淫状態に陥ってしまうんです。士狼じゃないと鎮められないという本当にヒドい設定で、ピンク髪のヒロインはエッチな目に遭ってしまうのが相場といいますか。

───昔からオタク業界で言われてますね(笑)。

上栖:心苦しいんですけどサービス系作品の宿命なので、恨むんだったら私の作品のメインヒロインになった自分の運命を恨んでくださいとしか……(笑)。

───(笑)。色欲でエッチになっている時、セリフの中にハートマークが入っているのもエロいです。

上栖:これは『新妹魔王』の途中から始めました。ハートマークは黒塗りと白抜きでどっちがエッチなのか、差分みたいに並べて、比較して決めたんです。唯は、清楚さと色気のギャップを大切にしました。可愛らしさや清純さの部分と、色気のある雰囲気を両方楽しんでもらえると思います。

■ライトノベル史上もっともエロすぎる乳首が解禁!

───そのように『やりすぎた魔神殲滅者』には、かなりエッチな描写もあります。GoHandsさんとしては大丈夫でしたか?

上栖:もちろん、これまで『新妹魔王』や『はぐれ勇者』を楽しんでくれた読者さんにも喜んでいただけるように、「やりすぎた魔神殲滅者」ではサービスシーンもバッチリ描いていただいてます!カッコいいイラストはカッコよく、サービス系のイラストはびっくりするほど色っぽいイラストが上がってきています。

───お見せできないのが残念ですが、乳首までしっかり描かれていますね…!

唯のカラー口絵 色欲の力が活性化すると催淫状態

上栖:はい、講談社ラノベ文庫では初の乳首解禁です!カラーの口絵もモノクロの挿絵でも、しっかりとバストトップまで描いていただきました。

───モノクロでは別のヒロインの乳首も描かれていて、そちらも淫靡ですね…。

上栖:素晴らしい乳首に仕上げて頂いておりまして、ライトノベル史上最もエロい乳首であると断言します!ちなみに、上のイラストの乳首は既に公開されている試し読みで見る事ができます!

───試し読みは、乳首と100P超の本文と併せて大盤振る舞いですね。上栖綴人作品らしい、お色気シーンもたっぷり描かれているってことですね(笑)。

上栖:『新妹魔王の契約者』や『はぐれ勇者の鬼畜美学』でもそうだったんですが、私の作品はエロいんです。そのために毎回作中でエロいことをしなければいけない正当な理由を考える必要がありまして。

───エッチする言い訳がほしいと(笑)。

上栖:それで今回は「七つの大罪」の色欲でいこうと。七つの大罪をテーマにした作品は他にもたくさんあって、基本的には『傲慢』『暴食』など一人に一つずつ能力を保有している形が多いです。「やりすぎた魔神殲滅者」では差別化として、主人公の小鳥遊士狼という少年は、「七つの大罪」の能力が全て使える最強のキャラクターになっています。そして士狼がヒロインの唯を助けた時に、うっかり「色欲」の因子を刻んでしまったことから物語がスタートします。

■主人公と相棒のポジションを、あえて逆にした面白さ

───次に士狼の相棒である御堂煉也(みどう れんや)です。

御堂煉也(みどう れんや) 憤怒

上栖:普段からカッコいいんですけど、いざという時はもっとカッコいい。プラスプラスのギャップにしたキャラです。その一方で親近感を持ってもらうために、趣味はオタク系でゲーム好きにしました。エッチなことに免疫がないことでからかわれたり、赤くなったりする時に可愛げも出てくるので、それもいいギャップになっています。

───煉也にも「七つの大罪」の因子が刻まれているんですよね。

上栖:「七つの大罪」では2番目に強い「憤怒」を司っています。士狼と出会った頃に ある事件で自分に不甲斐なさを感じて、憤怒の力に目覚めていく……王道の主人公のようなバックボーンを持っています。素直で正直、熱血なところも主人公タイプですね。イレギュラーな士狼と、ひたすら対比する形になっています。

───相棒の煉也が王道の熱血主人公タイプで、主人公の士狼が食わせ者系ライバルキャラっぽい形。通常とは逆の構成なんですね。

上栖:でも一番根っこの部分、読者にとって楽しいエンターテインメントを重視している姿勢は変えていません。設定とかキャラクターは独自性を意識しつつ、大事なところは一緒です。

───上栖先生の作品で、他に前作までと変えているところはあるんでしょうか?

上栖:前作までの主人公との違いを出すためにも、「やりすぎた魔神殲滅者」では、士狼は「餓狼旅団」という異能集団の最高幹部筆頭になっています。最初から最強クラスの仲間がいる状態で物語が始まっている点も、これまでの作品との差別化をはかっています。

■ロリなヴァンパイアは性的なナビゲーター!?

───「餓狼旅団」のメンバーである因幡翠琴(いなば みこと)ちゃん、1巻からたくさん登場します。

因幡翠琴(いなば みこと) 暴食

上栖:自分の作品では、メインヒロインが必ず巨乳なんです。なので、それと対比させるヒロインは必然的にロリキャラになっていくという(笑)。「七つの大罪」のうち翠琴は「暴食」を司っています。暴食と絡めるために、ヴァンパイアという種族になりました。暴食の活性化で吸血衝動が抑えられなくなっちゃうので、それを士狼に抑えてもらっています。エッチなことにも抵抗なく、今回入ってくる唯がすごく可愛いので喜んでいますね。

───いろんな女の子にもセクハラをしていく奔放さもユニークです。

上栖:サービスシーンのある作品って、どうしても行為が過激化してくる傾向があるんですよ。それを主人公が行うとマニアックというか、変態になってしまいます。ですが女の子がやることで、イタズラっぽい感じに緩和されますので、多少無茶ができるといいますか。翠琴は性的なナビゲーターいうか、「性的な狂言回し」のキャラクターなんです。

───そんな単語、はじめて聞きました(笑)。翠琴の双子の妹、因幡 凜(いなば りん)です。

因幡 凜(いなば りん) 嫉妬

上栖:翠琴がはっちゃけた性格なので、凜はオーソドックスな強気系ロリです。翠琴と違ってエッチが好きなわけでもない、餓狼旅団の中で一番の常識人です。

───すごく良い子ですよね。

上栖:「七つの大罪」では、凜は「嫉妬」です。でも人を羨むのではなく、明るく素直な姉のように自分自身も成長したいという向上心の表れから来ています。凜は特別なヴァンパイアで、重い宿命を背負って裏吉祥寺にやってきました。その辺りは今後明らかになってゆきます。

■美しすぎるお姉さんは、大人の余裕でくんずほぐれつ

───そしてキーパーソンである皇神美伽(おうがみ みか)、オーラが強烈です。

皇神美伽(おうがみ みか) 餓狼旅団の団長

上栖:士狼と同等か、それ以上の最強の存在として知れ渡っている餓狼旅団の団長です。年上ということもあり、士狼を相手に大人の余裕で接する美しすぎるお姉さんです。二人の関係性には秘密も多いんですが、年上好きの方は読み進めてもらえると、きっと彼女にハマってもらえるんじゃないでしょうか。

───1巻から濃いエッチシーンがあります。

上栖:唯はまだ恥じらいを持っていて、士狼と積極的にエッチはできません。でも美伽は年上なので、余裕を持って士狼とくんずほぐれつできます。エッチな乳首が描かれた挿絵とともに楽しんでいただければ!

「やりすぎた魔神殲滅者」1巻、美伽サービス画像

───普段着の衣装もかなり派手です。

上栖:レザーのショートジャケットにタイトミニ、インナーはレオタード型で前にファスナーが付いている、なかなか色気たっぷりなデザインです。立っているだけでフェチズムや艶っぽさを感じさせながらも、下品には振りすぎないようにしています。カッコよすぎるエロさや艶っぽさをギリギリのラインまで攻めて、GoHandsさんにデザインしていただきました。余談ですけど、こないだ『オーシャンズ8』を観たら胸の谷間のあるデザインで、美伽のデザインは間違ってなかったんだと確信しました(笑)。

───各キャラでバストサイズは決まっているんでしょうか?

上栖:『はぐれ勇者』以降では、戦闘能力はおっぱいが大きいほど強いみたいな隠し法則があったりします(笑)。

───胸のサイズと戦闘力が比例してるんですか(笑)。

上栖:もちろん胸が小さいキャラで強いキャラもいっぱい出しているんですけど、巨乳同士の場合はってことで。『やりすぎた魔神殲滅者』1巻の段階では巨乳ヒロインは唯と美伽だけです。美伽の方が戦闘能力が高いのでIカップ、唯はFからGぐらいですね。

■世界観と主人公。2つのオリジナリティが見どころ

───キャラクターだけじゃなくて、裏吉祥寺で異能力が跋扈する世界観という点が、珍しくて面白いと感じました。

上栖:今のライトノベルでは、主人公が現実世界から異世界へ転移や転生する「異世界もの」がたくさん出ています。それらとの差別化を考えて、『やりすぎた魔神殲滅者』では現実世界の一部を異世界化させています。

吉祥寺に熾天使が降臨したことで、その一部地域だけが異能の力を発揮できる場所へと変異しました。それで「異世街(いせかい)」という異能特区が誕生したんです。その中心に位置する裏吉祥寺では、人々が異能力に目覚めて日常に溶け込んでいます。ですが小鳥遊士狼だけは、別の理由で特別な能力を手に入れたんです。

───ただ一人だけ、本当の異世界に飛ばされた人物であると。

上栖:はい。異世界の女神に召喚された士狼は、混乱に陥れている七体の魔神を全て倒しきって、魔神の能力「七つの大罪」を手に入れて元の世界へ帰還しました。なので士狼は、特異で強くて特別な存在として描かれているんです。世界観と主人公。2つの独自性を意識して企画しました。

■ゲーマーズ本店では描き下ろしスタンドポップも展示

───この世界観が、GoHandsさんのイラストで楽しめるのは贅沢ですね。

上栖:僕はイラストレーターには本当に恵まれています。デビュー作が今をときめく『ようこそ実力至上主義の教室へ』のトモセシュンサクさんだったり、 二作目の会田孝信さんも本当に上手で、そして卵の黄身さんに描いていただいた『はぐれ勇者』はアニメ化しました。もちろん『新妹魔王』の大熊猫介さんなんかはもう言わずもがなです。 今回は憧れのアニメスタジオに打診をして、願いが叶ったというのは本当に嬉しいです。

───そんなGoHandsさんのイラストが、ゲーマーズでスタンドPOPになるんですよね。

上栖:はい、このためにわざわざサービス満点なイラストをGoHandsさんに描き下ろしていただきました!

描き下ろしのスタンドPOP用イラスト

上栖AKIHABARAゲーマーズ本店さんで、このイラストをスタンドPOPにして下さると聞いた時はビックリしました。それにPVも流していただけるそうで。他のお店でも色々とプッシュしていただいて、色々と展開していただける事になりました。

また、アニメイト渋谷店の入り口でもPVを流して頂けるかも……という話も出ています。いろんな専門店さんがこの作品を応援していただけることになってすごくありがたいです。

■水曜日のシリウスにて、コミカライズも同時スタート!

───アニメスタジオがここまでガチで作りこんでいるのは、アニメ化前提なのかと思う人もいそうです。

上栖:残念ながらアニメ化前提ではないんです。だからこそ皆さんにこの作品を知ってもらいたい気持ちがあります。高クオリティな映像で有名なGoHandsさんなので、もし売れて実現すれば、いまだかつてないほどのサービス系アニメが爆誕します(笑)。講談社さんもすごく力を入れてくださって、コミック版が同時にスタートします。「水曜日のシリウス - ニコニコ静画 (マンガ)」にて10月3日から連載が開始されます。

カメノヒロ弥先生のコミック版は10月3日から連載開始! 

───コミック版の第一話をご覧になっていかがでしょうか?

上栖:主人公の士狼を始め、それぞれのキャラの特徴をしっかりと捉えて、活き活きと描いていただいて本当に素晴らしいです。それと何と言ってもバトルシーンの迫力にビックリしました。あと、決まった後に判明したんですが実はコミック版を描いてくれているカメノヒロ弥先生は、前作の『新妹魔王』のコミック版を描いて下さったみやこかしわ先生のアシスタントをされていたらしくて……ご縁って繋がっているんだなーと思いました。

■「人生一度きり」一念発起してラノベ専業へ

───ここからはライトノベル作家・上栖綴人先生ご自身について伺っていきます。いつ頃から執筆活動をされたのでしょうか?

上栖:ずいぶん昔ですが、大学時代に美少女ゲームブランド「ROOT」のシナリオコンテストに募集して賞をもらったことがあります。

───『顔のない月』『ヤミと帽子と本の旅人』のメーカーですね。そのままデビューされたんですか?

上栖:迷ったんですけど、結局は別の業種に普通に就職しまして(笑)。そのあと会社を変えて、編プロでアニメのムック、漫画やラノベ雑誌、ゲームの攻略本なんかを編集していました。編集の仕事をしながら大好きなラノベでワンチャンかけてみようということで、ホビージャパン主催のノベルジャパン賞(※現在のHJ文庫大賞)に応募して、新人賞をとってデビューしたという流れです。だから、ラノベ作家をやりながらラノベ作家にインタビューしていた時期もあるんです。

───(笑)。そこから専業になられたと。

上栖:あまりにも二足のわらじがきつくて心と体が限界だったんです。ちょうどその頃に東日本大震災があって、「会社員だけが全てじゃないな。人生は一回きりだし、頑張ってもいいかもしれない」って一念発起して、ラノベ専業にシフトしました。

───小説を書きたい人、小説家になりたい人へのアドバイスをするとしたら?

上栖:まず書き上げないことには新人賞はとれません。「小説家になろう」でも「カクヨム」でも、投稿をするのが大前提です。そこから先の話では、他の作品にはない強みがひとつでもあるといいと思います。何か一つでも突き抜けるものがないと、小説投稿サイトでも新人賞でも目に留まらない、「平凡ですね」の感想で終わってしまいます。いかに目立たせられるかという個性化が大事かなと。でも作家のエゴを出しすぎちゃうと、誰もついてきてくれなくなっちゃいます。エンタメでありながら目立つ、エンタメでありながら尖るっていう、読み手の心地よさを常に意識して書くのがいいんじゃないでしょうか。

───小説を書く技術を上げるには、どういう練習法がいいんでしょうか?

上栖:何から始めて良いか全く検討もつかないような場合は、自分が読んで面白かった作品を、そのままテキストに書き起こすというのを試してみても良いかもしれません。セリフ、テンポ、キャラクター、どれが良かったのか、自分はどこが面白かったのかが見えてきます。

───絵を描く人が、模写から勉強していくのと同じですね。

上栖:あとなるべく古い作品よりは新しい作品の方がいいです。今の業界やユーザーが何を求めているのか、時代性も大事です。あまりに違うとカテゴリーエラーで弾かれる事もありますので。流行っているジャンルにはライバルがたくさんいる難しさがあります。そこを外したところで目立たせるのか、ジャンルの中で目立たせるのか、自分に合ったやり方を考える必要があります。

───なるほど。上栖先生が影響を受けた愛読書はなんでしたか?

上栖:ラノベ作家を目指したいと思ったきっかけは、吉岡平先生の『無責任シリーズ』でした。テンポとかキャラクターとかすごく好きだったんです。

───小説以外の趣味を教えて下さい。

上栖:一人カラオケで、ひたすら大声を出してストレス解消しています。大声を出すのはいいです。下手すると、一日で発する言葉がセブンイレブンで買い物する時の「nanacoで」の一言しかなくなるので。

───(笑)。それでは最後にメッセージをお願いします。

上栖:ラノベ原作のアニメや、オリジナルのアニメ作品に、ラノベ作家が関わることは今までにもありました。それとは違う形で、「やりすぎた魔神殲滅者」はGoHandsさんがイラストを担当してくださることで、ライトノベルの新たな可能性が模索できると良いなと思います。

アニメスタジオさんとイメージを共有できることで、今後ライトノベルのメディアミックスだったり、色々な可能性が広がっていければいいなって。今回は奇跡的な幸運の上に成り立っているので、上手くいって、いい前例ができればと思います。ぜひお買い上げいただければと!

───本日はありがとうございました。

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2.複数のTwitterアカウントを使用して重複当選したことが判明した場合には応募を無効とさせていただきます。
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(取材・構成:かーずSP



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