image credit:Vimeo
アメリカ・カリフォルニア州のサンフランシスコ・ベイエリアに拠点を置くアニメーター、ブレット・フォックスウェルさんが「ファブリケイテッド(Fabricated)」というストップモーションアニメをVimeoで公開中だ。
10年という歳月をかけた作品だそうで、ときには挫折しそうになりながらも完成にこぎつけ、この夏にようやくお披露目となった。
「ファブリケイテッド(組み立てられた、でっち上げの)」との作品名の通り、主人公は組み立てられたロボット風クリーチャーのオトくんだ。
自分自身を探すべくオトくんが機械の世界を冒険するというストーリーなんだけど、その造形や動きがあまりにも華麗で素晴らしすぎる!として評判になっているよ。
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恐竜みたいなロボット風クリーチャーの大冒険
Fabricated
どんな力が働いたのかは分からないが不思議なレーンで組み立てられて誕生した、翼のある恐竜みたいなロボット風クリーチャーのオトくん。
鋼と骨からできており、「特別な部品」だという金属製の球体が核になっているようだ。
生命を吹き込まれたオトくんは、ジャングルのような街中のような、原始的なような未来的なような、そんな機械の世界を旅するのだ。
image credit:Vimeo
何度も挫折しそうになりながらも作品を撮り続けた
言葉を話す人型ロボットやティラノサウルっぽい凶暴クリーチャーなどに出会いながら、人生経験を積んでいくオトくん。
ブレットさんによると、
すでに死んだ古い世界と、これから生まれる新しい世界を通して、彼の不完全さが進化にとって何らかの役割を果たすのでは?と、オトは感じるようになるんだ
とのこと。
image credit:Vimeo
また、ブレットさんはこの作品について、
「ファブリケイテッド」を制作するためにとても長くて困難な時間が続いた。何度も、何度も、完成しないのではないか?と感じたよ。しかし、シーンを撮り終えるたびに「続けなさい」と催促されているような気がした。生存と創造を描いたこの作品にすべてのピースが集まった
とコメントしている。
image credit:Vimeo
いろんな感じ方ができそうな作品なんだけど、みんなはどう感じたかな?細部まで丁寧に作り込まれていて、映像としてもとても美しいね。
メイキング動画はこちら!
The Making of Fabricated
written by usagi / edited by parumo
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