1: 2008/07/13(日) 03:26:46.35 ID:R5dSJB7A0
C.C.「着歌を落とすごとに?」

C.C.「……」

C.C.「まだ落としたい曲が沢山あるのに」

C.C.「……」

C.C.「関係~ないけど~♪」

引用元:http://yutori.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1215887206/

3: 2008/07/13(日) 03:29:55.55 ID:R5dSJB7A0
C.C.「それに大丈夫だろう」

C.C.「……」

C.C.「メールも電話もそんなにしないし」

C.C.「……」

C.C.「少しくらいはいいよな」

C.C.「……うん、そうだよC.C.ちゃん!」

C.C.「う~ん、私の携帯がそう言うんだから間違いないな」

6: 2008/07/13(日) 03:31:31.31 ID:R5dSJB7A0
C.C.「お」

C.C.「この歌手、こんな歌も出してたのか」

C.C.「……」

C.C.「よし、これも落とそう」

C.C.「ふふっ!」

C.C.「……私の携帯は歌姫だな!」

7: 2008/07/13(日) 03:33:10.76 ID:R5dSJB7A0
C.C.「……おお」

C.C.「これで丁度100曲目か」

C.C.「……」

C.C.「なにかこみ上げてくるものがあるな」

C.C.「……」

C.C.「うんうん!」

9: 2008/07/13(日) 03:36:16.60 ID:R5dSJB7A0
夏休みはーやっぱりー短い~♪

C.C.「お、メールだ」

C.C.「この曲を聞くと何かしなきゃって気になる」

C.C.「……」

C.C.「まあ、私には夏休みは関係~ないけど~♪」

C.C.「……」

C.C.「おっと」

C.C.「誰からかを確認しなきゃな」

12: 2008/07/13(日) 03:39:14.82 ID:R5dSJB7A0
ピッ

C.C.「お、ルルーシュからか」

C.C.「何々?」

エマージェンシー

咲世子大激怒

C.C.「……?」

C.C.「突然何なんだ」

C.C.「……『?』、っと」

C.C.「送信」

13: 2008/07/13(日) 03:41:43.93 ID:R5dSJB7A0
C.C.「さて」

C.C.「一度着信として聞いたから次の曲に変えよう」

C.C.「……」

C.C.「ルルーシュにこの曲は合わなさ過ぎた」

C.C.「う~ん……」

C.C.「とりあえず基本の音に戻そう」

C.C.「……ふふっ!」

C.C.「後でアイツ専用の曲を落としておいてやるか!」

16: 2008/07/13(日) 03:43:44.50 ID:R5dSJB7A0
prrrrr!prrrrr!

C.C.「お、きたきた」

C.C.「何々?」

無題

携帯の利用料金が高いと激怒していた
とばっちりきたぞ

C.C.「……」

C.C.「まさか」

C.C.「……」

C.C.「……着歌を落としすぎたのか?」

18: 2008/07/13(日) 03:46:21.60 ID:R5dSJB7A0
C.C.「……」

C.C.「いやいや、そんなまさか」

C.C.「ipodなんかもっと曲が入るじゃないか」

C.C.「……」

C.C.「たかが100曲で揺らぐなんて、ねえ?」

C.C.「全く、ルルーシュの奴。私を騙そうという魂胆だな」

C.C.「……う、そ、つ、き、っと」

C.C.「送信」

C.C.「……ふふっ、バレバレだぞ!」

22: 2008/07/13(日) 03:49:22.98 ID:R5dSJB7A0
prrrrr!prrrrr!

C.C.「返信きた」

C.C.「アイツ、なんでそんなに必死なんだ?」

C.C.「……」

C.C.「まあいい」

無題

火遁の術で燃やされてしまえ

C.C.「は?」

C.C.「なんだそれは」

C.C.「……」

C.C.「アイツも結構間抜けなところがあるな」

27: 2008/07/13(日) 03:51:38.54 ID:R5dSJB7A0
C.C.「何を言いたいのかがさっぱりわからん」

C.C.「メールスキルの欠片もないな」

C.C.「……」

C.C.「よし」

C.C.「ここは私が手本を見せてやろう」

C.C.「……」

C.C.「……も、え、~、っと」

C.C.「送信」

30: 2008/07/13(日) 03:54:35.09 ID:R5dSJB7A0
prrrrr!prrrrr!

C.C.「返信きた」

C.C.「何々?」

無題

これは本当に心配してるんだからな?
火遁の術は本当にやばい

C.C.「……」

C.C.「何かいつもと様子が違うな」

C.C.「……」

C.C.「……ほ、ん、と、?、っと」

C.C.「送信」

32: 2008/07/13(日) 03:57:14.15 ID:R5dSJB7A0
prrrrr!prrrrr!

C.C.「……返信きた」

C.C.「……」

無題

咲世子>>(越えられない壁)>>うちはサスケ

C.C.「!?」

C.C.「な、なんだとっ!?」

C.C.「……」

C.C.「ど、どうしよう」

37: 2008/07/13(日) 04:00:41.92 ID:R5dSJB7A0
C.C.「いや、咲世子が私に危害を加えるはずが……」

C.C.「……」

C.C.「でもルルーシュがとばっちりって……」

C.C.「……」

C.C.「た、す、け、て」

C.C.「送信」

38: 2008/07/13(日) 04:03:35.59 ID:R5dSJB7A0
prrrrr!prrrrr!

C.C.「!」

C.C.「ビックリしたじゃないか」

C.C.「……」

C.C.「ただの返信だろう……」

無題

パトラッシュ
僕、なんだかとっても眠いんだ

C.C.「!?」

C.C.「おい、まさか私を見捨てる気かアイツは!?」

39: 2008/07/13(日) 04:06:02.93 ID:R5dSJB7A0
C.C.「く、くそっ!」

C.C.「すぐに返信を……」

C.C.「……」

C.C.「……だ、駄目だ……右手が震えて……!」ブルブルッ

C.C.「ああっ、もう!」

C.C.「またボタンを間違えた!」

44: 2008/07/13(日) 04:08:09.71 ID:R5dSJB7A0
C.C.「こうなったら……!」

C.C.「いけ、私の左手っ!」

がしいっ!

C.C.「手ブレ補正!」

C.C.「……」

C.C.「よし、これでメールが打てるぞ!」

C.C.「お、ね、が、い、っと」

C.C.「送信!」

46: 2008/07/13(日) 04:12:54.08 ID:R5dSJB7A0
prrrrr!prrrrr!

C.C.「返信きた!」

無題

かわいそうなパトラッシュ

C.C.「!!?」

C.C.「おい……」

C.C.「おいおいおいおい!」

C.C.「ど、どうすれば……」

C.C.「そ、そうだ!」

C.C.「取引材料を用意すれば助けてくれるに違いない!」

54: 2008/07/13(日) 04:17:34.73 ID:R5dSJB7A0
C.C.「……」

C.C.「ええい!」

C.C.「助かるためには仕方ない!」

C.C.「……」

C.C.「ピ、ザ、あ、げ、る、か、ら、っと」

C.C.「……」

C.C.「この私にここまでさせるとは……!」

C.C.「そ、そそ……」

C.C.「……送信!」

57: 2008/07/13(日) 04:20:17.77 ID:R5dSJB7A0
prrrrr!prrrrr!

C.C.「頼む!」

無題

咲世子そっち向かった
おやすみ

C.C.「な、何だと!?」

C.C.「まさか私の位置がバレているなんて……」

C.C.「まさか……そんな……」

C.C.「!」

C.C.「そ、そんなの当たり前だろう! 落ち着け私!」

62: 2008/07/13(日) 04:22:51.77 ID:R5dSJB7A0
C.C.「へ、返信を……」

C.C.「で、でもその間に咲世子が来たら……」

C.C.「いや、あ、謝れば許してくれるよ……な?」

C.C.「……」

C.C.「……火遁の術」

C.C.「……」

C.C.「に、逃げよう!」

65: 2008/07/13(日) 04:26:04.43 ID:R5dSJB7A0
C.C.「……」

C.C.「外に逃げようと思ったら靴が無かった」

C.C.「……」

C.C.「室内で鍵のかけられる場所を選んだが……」

C.C.「……うん」

C.C.「狭いけど逆に落ち着くな」

C.C.「……」

C.C.「!」

C.C.「咲世子がトイレに行きたくなったらバレるじゃないか!」

70: 2008/07/13(日) 04:30:05.86 ID:R5dSJB7A0
C.C.「しかも……」

C.C.「……ここ、逃げ場がないじゃないか!」

C.C.「い、今すぐ別の場所へ!」

C.C.「……」

C.C.「でも……もし咲世子とはちあわせたら?」

C.C.「う、ううっ……!」

C.C.「どうしy」

コンコン

C.C.「ひいっ!?」

74: 2008/07/13(日) 04:33:20.54 ID:R5dSJB7A0
『ここにいたんですか?』

C.C.「……っ!」

『あの……』

C.C.(気配を消せ! 物音を立てるな!)

C.C.「……」

『気のせいかしら?』

C.C.「……」

C.C.(……密かに“絶”の練習をしていて良かった)

C.C.「……ふふっ」

『……』

78: 2008/07/13(日) 04:36:28.69 ID:R5dSJB7A0
咲世子「……せっかく特製ピザの味見をしてもらおうと思ってたのに」

ガタッ!

咲世子「……」

咲世子「……もうルルーシュ様に全部食べてもらおうかしら」

ガタタッ!

咲世子「……」

81: 2008/07/13(日) 04:38:48.55 ID:R5dSJB7A0
C.C.(と、特製ピザだと!?)

C.C.(それもルルーシュに全部食べさせる!!?)

C.C.(だ、駄目だ駄目だ! それは私に……)

C.C.(……い、いかん!)

C.C.「冷静になれ、私!」

C.C.(……よし)

C.C.(落ち着いたぞ!)

咲世子『……』

84: 2008/07/13(日) 04:41:48.93 ID:R5dSJB7A0
C.C.「……」

C.C.(もう私には一切の揺さぶりは通じない)

C.C.(残念だったな、咲世子……)

咲世子『……』

C.C.「……」

咲世子『……ホワホワホワホワ♪』

C.C.「花子さ~ん♪」

咲世子『やっぱり中にいたんですね』

C.C.「っ!?」

C.C.(や、やられた!!)

89: 2008/07/13(日) 04:46:38.28 ID:R5dSJB7A0
咲世子『C.C.様、少しお話が』

C.C.「わ……」

咲世子『とりあえず、そこから出てきていただけませんか?』

C.C.「私はC.C.ではない」

咲世子『……は?』

C.C.「と、と……通りすがりの花子さんだ!」

咲世子『……まあ、それは大変』

C.C.「う、うむ! 迷惑をかけるな!」

95: 2008/07/13(日) 04:50:11.11 ID:R5dSJB7A0
C.C.(……やった!)

C.C.(咲世子、信じてるみたいだぞ!)

C.C.(ふふっ! 嘘を使いこなすなんて……)

C.C.(さすが私、魔女と呼ばれるだけのことはあるな!)

咲世子『……』

咲世子『それにしては、声がC.C.様に似ていますね』

C.C.(ちっ! 勘の良い女だ!)

C.C.「ち、違うよぉ↑」

99: 2008/07/13(日) 04:53:46.58 ID:R5dSJB7A0
C.C.「……」

C.C.(……ばれてない、よな?)

咲世子『ああ、確かに声が少し違いますね』

C.C.「そ、そうだろう! 全く、人違いは勘弁してもらいたいな!」

咲世子『……』

咲世子『それにしても、口調がC.C.様に似ていますね』

C.C.「!?」

C.C.「……そ、そんな事ねーですよ! 勘違いすんなですぅ!」

105: 2008/07/13(日) 04:57:19.58 ID:R5dSJB7A0
咲世子『……』

C.C.「……」

咲世子『……パーッパラッパッパッパラッ♪パーパーラーパッパッパラッ♪』

C.C.「!?」

C.C.(そ、その前奏は……!)

咲世子『パーパラッパッパッパラッ♪パーパーラーパッパッ♪』

C.C.(く、くそおおおっ!!)

咲世子『おはよう、さー皆さん準備はいいですかー?』

C.C.「はーい!」

107: 2008/07/13(日) 04:59:58.33 ID:R5dSJB7A0
咲世子『いきますかー元気ー♪』

C.C.「元気ー!」

咲世子『勇気ー♪』

C.C.「勇気ー!」

C.C.・咲世子「『ポンポ・ポンポ・ポンキッキーズ!」』

C.C.「……」

咲世子『さあ、そろそろ出てきてください』

C.C.「……」

C.C.「……はい」

119: 2008/07/13(日) 05:05:18.70 ID:R5dSJB7A0
C.C.「……」

咲世子「さて」

C.C.「っ!?」ビクッ

咲世子「その様子だと、何をお話しようとしているかおわかりですね?」

C.C.「……ああ」

咲世子「それでは……」

C.C.「ま、待ってくれ!」

咲世子「はい?」

C.C.「……か」

咲世子「か?」

C.C.「火遁の術は勘弁してくれ!」

121: 2008/07/13(日) 05:09:31.06 ID:R5dSJB7A0
咲世子「いえ、あのですね……」

C.C.「く、くそおっ!」

ガチャッ!

咲世子「あの……何を?」

C.C.「水遁の術!」

咲世子「!?」

ガコンッ!……ジャ~ッ!……ゴポポッ!

C.C.「ど、どうだっ!?」

咲世子「あの、どうだと言われましても……」

C.C.「くっ! チャクラが足りていないのか!?」

咲世子「……」

128: 2008/07/13(日) 05:15:38.98 ID:R5dSJB7A0
咲世子「……あのですね」

C.C.「疾っ! 疾っ!」

咲世子「とにかく……」

咲世子「……来月は、携帯電話の無駄遣いをお控えくださいね」

C.C.「ぱ、宝貝さえあればっ!」

C.C.「……」

C.C.「え? そ、それだけか?」

咲世子「? はい、もちろんです」

135: 2008/07/13(日) 05:19:05.92 ID:R5dSJB7A0
咲世子「C.C.様は、これまでこういう事がなかったですしね」

C.C.「あ、うん」

咲世子「毎月こうだと困りますが」

C.C.「ら、来月は気をつける!」

咲世子「はい、私もそう思ったのですがルルーシュ様が……」

C.C.「? どうしてここでアイツの名前が?」

咲世子「いえ、一度私の方から注意をしておけと言われたので……」

140: 2008/07/13(日) 05:21:24.72 ID:R5dSJB7A0
C.C.「じゃ、じゃあ大激怒というのは……」

咲世子「え、誰かお怒りになってらっしゃるんですか?」

C.C.「……」

咲世子「あの、C.C.様?」

C.C.「……」

C.C.「……ああ」

C.C.「今、私は絶賛大激怒中だ!」

143: 2008/07/13(日) 05:24:47.53 ID:R5dSJB7A0
咲世子「まあ、それはそれは……」

C.C.「冷静になってみたらおかしいとわかった!」

咲世子「何がですか?」

C.C.「普通の人間が火遁の術なんか使えるわけがない!」

咲世子「え? 出来ますけど」

C.C.「……へっ?」

咲世子「見ますか?」

C.C.「……」

C.C.「い、いやっ! いい! いいから!」

咲世子「そうですか」

150: 2008/07/13(日) 05:29:23.53 ID:R5dSJB7A0
C.C.「お仕置きがないとわかったら安心した」

C.C.「……もう寝よう。そうしよう」

C.C.「……」

C.C.「ん? 何か忘れているような気が……」

C.C.「……」

C.C.「関係~ないけど~♪」


おわり

151: 2008/07/13(日) 05:30:04.79 ID:R5dSJB7A0
こんなくだらないもん最後まで読んでくれてありがとう
おやすみ