1: 2013/03/18(月) 22:52:30.58 ID:/CB9QjgW0
千早「……駄目かしら」

律子「いや、駄目っていうか……何で急にそんなこと」

千早「……この雑誌に」パサッ

律子「どれどれ、『バストアップマッサージ特集(初級編)』」

千早「…………駄目?」

律子「いや……こういうのは自分で……」

千早「……背中とか、届かないところがあるの」

引用元:http://hayabusa.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1363614750/

3: 2013/03/18(月) 22:53:38.36 ID:/CB9QjgW0
律子「胸のためのマッサージなのに?」

千早「胸のためのマッサージなのに」

律子「…………ふぅーん」

千早「あ、信じてないでしょう、律子」

律子「いや、疑ってないわよ別に」

千早「ほらっ、ほらここのページ!私、こんなに腕回せない!」

律子「わ、分かった分かった……でも自分でできるところは自分でやりなさいよ?」

千早「………………ありがとう律子」

律子「随分間があったわね」

千早「いや、いいの。うん。いいのよ」

5: 2013/03/18(月) 22:55:02.85 ID:/CB9QjgW0
トコトコポスッ

千早「じゃあ、早速だけどよろしく頼むわ」

律子「はいはい。見ながらでいいわよね?」

千早「私が開いて持っておくわ」

律子「忍びねぇな」

千早「えっ」

律子「ごめん何でもない」

6: 2013/03/18(月) 22:56:24.14 ID:/CB9QjgW0
律子「…………」グッ グッ

千早「ふぅ、くっ……くっ……」

律子「大丈夫?痛くない?」

千早「大丈夫よ。続けて……」

律子「…………」グッ グッ

千早「ふっ、くぅ……ふぅ……」

律子「筋肉、凝り固まってるわね」グッ グッ

千早「そうかしら……うぐっ……」

律子「ほら、肩も……神経、使い過ぎてるのかもね」グッ グッ

千早「…………」

律子「……よいしょ」グッ グッ

千早「あふぅうう~……」

律子「…………はい、おしまい」

千早「えっ!……何で!」

9: 2013/03/18(月) 22:57:38.98 ID:/CB9QjgW0
律子「いや、あまりやりすぎない方が良いかと思って……」

律子「それに、後は自分でできるでしょ?」

千早「……確かにそうだけれど……」ションボリ

律子「…………ああもう、分かったわよ」

律子「……最後まで付き合うから、そんな顔しないでちょうだい」

千早「……いいの?」パァァ

律子「ほら、雑誌開いて……」

千早「うんっ」パサ

律子「……えーと、まずはお腹のあたりから徐々に……」サワッ

千早「あっ……」

律子「ご、ごめん、くすぐったかった?」

千早「い、いや……だいじょうぶ……」

律子「駄目そうだったらすぐに言ってね?」サワサワ

千早「ふっ、くふ……ふ、あ……」クネクネ

10: 2013/03/18(月) 22:59:45.86 ID:/CB9QjgW0
律子「…………」サワサワ

千早「はぁ……んっ……んぁ……」クネクネ

律子「…………本当に大丈夫?」

千早「だ、大丈夫だから、続けて……?」ハァハァ

律子「いや、でも」

千早「お願い……」ウルウル

律子「……分かった分かった」

千早「次のページは……」

律子「問題の胸、ね……」

千早「……じゃ、じゃあ、お願いね」ドキドキ

律子「……さすがに同性と言えど、他人の胸を揉むのは……」

千早「早くっ!」クワッ

律子「こわっ」ビクッ

千早「早くっ!ハリアッ!」

律子「わ、分かった分かった……」

11: 2013/03/18(月) 23:01:28.37 ID:/CB9QjgW0
千早「…………」ドキドキ

律子「…………」サワ

千早「!」ビクッ

律子「……」サワサワ

千早「ふぁっ……あ……んっ……」クネクネ

律子「ね、ねぇ、千早、やっぱり……」

千早「」クワッ

律子「続けるわね」

律子「……円を描くように、か」スリスリ

千早「や、あっ……律子……だめぇっ……!」ビクンッ

律子「あっ、ごめん、痛かった?」パッ

千早「止めないでよ!!」クワッ

律子「えぇー」

15: 2013/03/18(月) 23:03:47.59 ID:/CB9QjgW0
千早「…………」ハァハァ

千早「……いい?……これから先、私がいかなる抵抗をしても」ハァハァ

千早「胸のマッサージだけは続けて……一生のお願いよ」ハァハァ

律子「えぇー、めんどくさ……」

千早「」クワッ

律子「くないです。問題ないです」

千早「……あと、一つお願いがあるんだけれど」

律子「な、なに……?」

千早「マッサージの間だけでいいから」

千早「ち、ちーちゃんって……呼んで……」ポッ

律子「」

18: 2013/03/18(月) 23:10:46.09 ID:/CB9QjgW0
>>16
後ろのつもり。でも好きなように想像したらいいとおも

17: 2013/03/18(月) 23:08:29.56 ID:/CB9QjgW0
千早「だ、駄目かしら……」

律子「え、いや、なんで」

千早「」クワッ

律子「ちーちゃん」

千早「…………じゃあ、続きをお願い」

律子「う、うん……」サワサワ

千早「くぅ……ん……はぁん……」クネクネ

律子(やりづらい……)サワサワ

千早「り、律子……」

律子「な、何……?」サワサワ

千早「……呼んで……?」

律子「…………ちーちゃん」

千早「はぁあー……り、律子……」ビクンッ

20: 2013/03/18(月) 23:12:57.35 ID:/CB9QjgW0
千早「……さて、つ、次のページ……」ハァハァ

千早「指の腹でツボを刺激、血行促進、だそうよ……」

律子「わ、分かった……」

律子「痛かったら言ってね?」

千早「大丈夫。多少痛いほうがいいわ」

律子「えっ」

千早「ハリアッ!」

律子「分かった分かった」

千早「……」ドキドキ

律子「…………」スッ

千早「……」ビクッ

律子「…………」ペタ

千早「あっ……!」ビクン

律子「……大丈夫?」

千早「だ、大丈夫……ちょっと驚いただけ……」

21: 2013/03/18(月) 23:14:51.45 ID:/CB9QjgW0
律子「…………」ペタペタ

千早「あっ……!うっ……んぅ……!」ビクビク

律子「はぁ……」スリスリ

千早「……んっ……り、律子……」

律子「……何?」

千早「その……もうちょっと下のところ……」

律子「……ここ?」スッ

千早「んっ……うん、あと、少し内側に……」

律子「…………」ペタ

千早「……ちょ、ちょっと行きすぎ」

律子「ここ……」クリッ

千早「んぁあっ!」

律子「あ……(B地区……)」

22: 2013/03/18(月) 23:16:41.70 ID:/CB9QjgW0
千早「……そう……そこ、うん……」ハァハァ

律子「ち、千早……」

千早「」クワッ

律子「……ちーちゃん?」

千早「なあに、律子?」ハァハァ

律子「そろそろー、止めにしない?」

千早「えっ!ど、どうして!」

律子「ど、どうしてって……」

千早「律子……」

律子「…………」

千早「最後まで付き合うって言ったわよね?」

律子「……言ったけど」

千早「……お願い」ウルッ

律子「……うぅ、もう、分かったわよぅ」スリスリ

千早「はぁぅう~…………」ハァハァ

23: 2013/03/18(月) 23:18:30.03 ID:/CB9QjgW0
――中略

千早「ふぅ……何だか体が軽いわ」

律子「さいですか」ゲッソリ

千早「ありがとう、律子」

律子「いや、いいのよ……ただ、これから先は自分でやってね」

千早「……………………分かったわ」

律子「すごい間があったんだけど」

千早「……………………そんなことないわ。ちゃんと納得してる」

律子「納得してるんだったら即答するくらいの勢いが欲しいわ」

千早「それはさておき律子、私お礼がしたいんだけど……」

律子「さておいちゃったよ。そうやってまたなぁなぁにするんだから……」

千早「律子は……何が良い?」

律子「別にいいわよ、お礼なんか……大したことしてないし」

千早「でも、それじゃ私の気が済まないわ」

律子「良いってば。……じゃあ、仕事に戻るわね」

24: 2013/03/18(月) 23:21:37.31 ID:/CB9QjgW0
千早「だからこうしましょう」

律子「人の話聞いてる?」

千早「律子にもマッサージをしてあげる!」

律子「何でそーなるのっ」

千早「ささっ、座って座って」グイグイ

律子「ちょ、ちょっと千早。その細腕のどこにそんな力が……きゃあっ!」ドタッ

千早「おっしゃ!これはハプニング!」フワリ

千早「律子が倒れ込んだ先は事務所のソファー」ギュッ

千早「そして、倒れた律子の上に私がゆっくりと倒れ込み二人の柔肌が重なり合う」

千早「故意ではありません。私は偶然にこのハプニングに巻き込まれたのよ」

律子「いや、あんたわざとでしょうが。おっしゃ!って元気いっぱいに言ってたでしょう」

26: 2013/03/18(月) 23:24:49.88 ID:/CB9QjgW0
千早「繰り返します。故意ではありません」

律子「故意だろうが」

千早「恋ですな」

律子「やかましいわ」

千早「うふふ……」ギュッ

律子「もー、離れなさい」グイッ

千早「……む」

律子「はぁ、もう、何かにかこつけてはべたべたと……」

千早「良いじゃない、別に」プゥ

律子「……でも、最近肩こりひどいし、せっかくだからマッサージしてもらおうかしら」

千早「……………………肩?」

千早「……オーケーよ、律子。マッサージしてあげる」

律子「あなたどこをマッサージする気だったのよ」

千早「え…………………………肩?……だけど」

律子「すごい間が……すごい間があいたわよ千早……」

27: 2013/03/18(月) 23:26:12.31 ID:/CB9QjgW0
千早「さぁ、行くわよ!」

律子「何で、肩?って疑問形だったわけ?」

千早「力抜いて、楽にしてちょうだい」スッ

律子「話聞いてよ」

千早「…………」モミモミ

律子「あ……これは……いいわね……」ホッ

千早「…………」モミモミ

律子「千早、上手いわね……」

千早「ええ……」モミモミ

律子「…………」ウトウト

千早「…………」ムラムラ

千早「」サワッ

律子「ひゃっ!」ビクッ

千早「…………」モミモミ

律子「……おいっ!」

28: 2013/03/18(月) 23:28:21.01 ID:/CB9QjgW0
千早「あら、どうしたの律子」

律子「すっとぼけんな」

千早「……ごめんなさい」

律子「正直でよろしい」

千早「気持ちよさそうにしてた律子を見てたら、つい……」

律子「……正直でよろしい」

千早「これくらいならいいかなーって」

律子「今まで散々嫌がってきただろうが!学習しろ!」

千早「えっ……律子、嫌がってたの?」

律子「見りゃ分かんでしょうが!」

千早「……ごめんなさい、そうとも知らず」

律子「もう、反省したなら良いけど……」

千早「口では何だかんだ言いつつも、結構嬉しそうにしてたから……」

律子「えっ……!?」カァァ

30: 2013/03/18(月) 23:30:12.57 ID:/CB9QjgW0
千早「本当に嫌だったとは……ごめんなさい」サメザメ

律子「えっ、いや……その……」

律子「い、嫌ってほど嫌じゃないわよ……ただ……」

律子「ちょっと恥ずかしいっていうか……ね?わかるでしょう」

千早「そ、そうなの……?」クスン

律子「…………うん」

千早「でも、嬉しくはないんでしょう?そしたら……」

律子「い、や……えーと……」ワタワタ

千早「……」ウルウル

律子「……う、嬉しいわよ。ちょっとは……」

千早「本当っ!!?」クワッ

律子「切り替え早いな」

千早「あっ、ごめんなさい……」テレテレ

律子「今更恥らわれても……」

33: 2013/03/18(月) 23:33:24.53 ID:/CB9QjgW0
千早「じゃあ、二人が両想いだった、ということが分かったところで、続きをしましょうか」

律子「いやそれは飛び過ぎだろう……」

千早「…………」モミモミ

律子「…………」フゥ

千早「…………律子は」モミモミ

律子「んー?」

千早「好きな人とかいるの?」モミモミ

律子「いやー…………その、今は特に」テレッ

千早「」クワッ

律子「いるわよー、好きな人」

千早「あら、誰……?」モミモミ

律子「……えーと、身近な人ね」

34: 2013/03/18(月) 23:35:02.30 ID:/CB9QjgW0
千早「私?」モミモミ

律子「早いなおい」

千早「……? 早いって何が」モミモミ

律子「いや、せめてもうちょっと探りなさいよ」

千早「あら、焦らしプレイ?」フッ

律子「ああもう気色悪いな」

千早「……その人のどんなところが好きなの?」モミモミ

律子「そうね……真面目で、頑なで真っ直ぐなところかな」

千早「……他には」モミモミ

律子「案外優しくて、人に気を使ってて……でも不器用で、見ててハラハラするっていうか」

律子「何だか、守ってあげたいって思えるのよ」

千早「…………」モミモミ

律子「…………」

千早「…………律子」

律子「なあに?」

35: 2013/03/18(月) 23:38:47.31 ID:/CB9QjgW0
千早「その人って……」

律子「……うん」

千早「私?」

律子「そうよ」

千早「そっ、そっ、そっ、ふぉぉおお……」ワナワナ

律子「落ち着いて」

千早「……え、え、えっと、じゃ、じゃあ、つ、つ、つ、付き合って……」

律子「いや、それはちょっと」

千早「何でよっ!!」クワッ

律子「えぇー……」

千早「何で!?プロデューサーとアイドルだから!?」

律子「それ以前に女同士だからよ」

千早「くっ……仮に私がアイドルじゃなくて、一人の女だったら恋人にしてくれた!?」

律子「話聞いてる?」

37: 2013/03/18(月) 23:43:14.16 ID:/CB9QjgW0
千早「私は……!私はこんなにも律子を愛してるのに!」クワッ

律子「愛した結果が数々のセクハラってどうかと思うけど」

千早「ふふっ……ふふふ……」

律子「…………千早?」

千早「」クワッ

律子「顔こわっ」

千早「そいやっ」ガバッ

律子「えっ!?ちょ、ちょっと!」ドサッ

千早「大人しくして……ね?いい子だから」ハァハァ

律子「台詞がげすい!アイドルなのに!」ジタバタ

千早「上の口は正直みたいよ……?」

律子「さっきから正直に不満をぶちまけてるわよ!」

千早「んっ……」チュッ

律子「……んむ!……んぅ」チュ

39: 2013/03/18(月) 23:45:50.78 ID:/CB9QjgW0
千早「……ん、ふふ、本当に満更でも無いみたいね」

律子「……はぁ……」

千早「可愛いわ、律子……」サワッ

律子「んっ……」ゾクッ

千早「ふふふ……これから何されるか……期待感でいっぱい、って顔してるわよ?」ツンッ

律子「そ、そんなこと……んっ……!」ピクンッ

千早「どこからなでなでしてあげましょうか……」ツツ…

律子「や、やめて……」ゾクゾク

千早「本当にやめていいの……?」

律子「っ…………!」

千早「ほら、おねだりして……?」

律子「…………」

千早「律子だって、本当は気持ちよくなりたいんでしょう?」

律子「うぅ……」ゾクゾク

40: 2013/03/18(月) 23:47:51.89 ID:/CB9QjgW0
千早「おねだりの仕方、教えなきゃ駄目かな……?」

律子「…………」ハァハァ

千早「気持ちよくしてください、って言うだけでいいの……」

律子「き……き、き……」

千早「…………」

律子「気持ちよく……してくだ」


ガチャバターン

P「たっだいまー!!我が家が一番だなー!!」

響「自分、地球が我が家だぞー!!生きてるって素晴らしい!!」

42: 2013/03/18(月) 23:51:06.21 ID:/CB9QjgW0
しーん

千早「…………」

律子「…………」


P「…………何してんの?」

響「あー、千早。律子のこといじめてるのかー?いけないんだぞー!」

P「同じ事務所なんだから、二人とも仲良く……どうした千早、阿修羅みたいな顔して」

阿修羅→http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/1180.html

43: 2013/03/18(月) 23:52:02.68 ID:/CB9QjgW0
千早「いえ……何でも……」

律子「ち、千早……」

千早「わ、私、ちょっと買い物に行ってきます……」モソモソ

P「えっ、そ、そうか」

千早「備品、切れてるの結構ありましたよね……?」

千早「私、たまには雑用も……」

律子「わ、私も行きます……」

千早「!」

律子「プロデューサーと響は、留守番お願いします。帰ってきたばかりで悪いですが……」

P「い、いや、良いんだ。ありがとう」

響「じゃーさー、プロデューサー!亜美と真美のDS借りてマリカやろうよ!」

P「おっ、良いな!」

44: 2013/03/18(月) 23:53:24.22 ID:/CB9QjgW0
バタン


千早「…………」

律子「…………」

千早「……あ、あの、律子」

律子「ほら、早く行きましょう」

千早「あ、う、うん……」ションボリ

律子「…………」ギュッ

千早「うぇっ」ビクッ

律子「手ぇ、くらい繋いだっていいでしょう?」

千早「……い、いいの……?」

律子「だって、両思いなんだから」ニコ

千早「…………うん!」ギュゥ

終わりつこ

46: 2013/03/18(月) 23:56:19.98 ID:/CB9QjgW0
日付が変わる前に寝るんじゃぞ