スマホやSNSの普及によってあらゆる人が簡単に画像をシェアできる現代、ネット上には膨大な画像が漂っている。
そこには現実と非現実ともつかないものも無数にあってもう何が何やらあたいにゃさっぱりって感じなのだが、最近ネットミームになった幻想的な画像の真相が話題になってるらしい。
崖の上で輝く大きな月が溶岩のように溶け落ち、滝になったらしい景色。
さてこれはリアル?それとも?ってあたりにズームインだ。
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月が溶けて滝になる風景?その真相は?
月が溶けて金色の滝になってるような風景。
よく見ると低い方の崖に人影らしきものがたたずんでたりする。
image credit:instagram
この画像は、思わず釘づけになる風景としてネットで大反響となったが、実はある写真家が作ったフォトコラージュ作品だった。
アーティストが作った合成作品だった
これはデジタルアーティストのRisvanさんが、2017年7月に「La Luna」というタイトルでシェアしたインスタ画像で、インスタユーザー@Markian.bさんが撮ったヨセミテ国立公園のホーステイル滝と、NASAの月の画像を組み合わせたものだという。
で、合成に使った2枚は以下のようなものだった。
合成後(左)と合成前の月と滝
さらに厳密にいえば、左下の滝は反転後で、@Markian.bさんがシェアしたオリジナルのインスタ画像はこうだった。
写真家の@Markian.bさんが撮影したホーステイル滝
ちなみにホーステイル滝の実際の高さは約650mで、Risvanさんが付け加えたらしい崖の上の人物(滝のサイズからすると推定身長およそ6mになるそうだ)の出所のほうは明らかになっていない。
意味ありげにたたずむ人物。わざわざ6mとか計算した人もすごいけどな
image credit:instagram
想像が膨らむ魅力的な作品
とはいえこの作品には想像がかきたてられる魅力がある。Risvanさんはその後も詳しい編集方法には触れてないが、アニメ版も作ってシェアしている。
いつの間にか「リアルかコラか」という流れに?
まあ今回の月の画像は、以前から作品を作っていたRisvanさんの画像が独り歩きするうちに、リアルかフェイクかという流れになってしまったみたいだ。
んー、これにそういう区別を求めるのもどうなん?って気もするが「こんな風景あるなら見てみたい!」と思う人が続出したのかな。
ガチで月が溶けたと信じた人もいたんだろうか
っていうか、デジタル時代を迎えた現在、お手軽便利な加工はデフォルトになりつつあるし、もうリアルやコラかにこだわらずお気に入りの画像をシェアするユーザーもたくさんいる。
そういう意味でネットの画像はボーダレス化してるかもだがこれも時代の流れってやつなのかもだ。
References:snopesなど /written by D/ edited by parumo
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コメント
1.
2. 匿名処理班
ん、これしゅきッッッ
あの人影に、自分を重ねたり...
浮かんで見てる感覚に陥り..
めっさ気分が高揚すゆ。
3. 匿名処理班
オレはリアルだと思ってたのがコラだと分かると何かガッカリするけどなぁ
気にならない人もいるんだね