817 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:04/05/05 02:05 ID:VUF0IgBs
私には良い先輩が沢山います。サークルの先輩です。
人間としても考え方がとてもしっかりしていたし、 分野に関わらず教養のある人で、本当に話をしていて面白い人達だった。
今から考えても、私は本当に大学で出会う人に恵まれたのだと思います。

私はそのような先輩の一人にいつの日からか恋愛感情を抱きました。
しかし先輩は研究一筋のような人で、私と話す内容も研究や勉強の話だけだった。
恋愛とか、縛られるようなことは嫌いなのだ、と私は心の中では理解していたつもりでした。
私は中学も高校も女子校だったので、ほぼ、その恋愛が初恋だったのです。 男の人に何て話しかけたらいいのかもわからなかった。
ただ、先輩と話したいから、先輩の研究分野の本を読んでみたり、そこから感じた疑問をぶつけてみたり。
随分勉強したと思います。いろいろな博物館などにも通いました。

好きだったけれど、このままの関係が崩れるのが怖かったから、決して告白などしないと誓った。
そもそも私自身、容姿にも自信が無かった。
ただ、一生このまま仲良く付き合えれば良い、そう思っていたんです。

先日、先輩がアメリカに留学なさる、という話を聞きました。
先輩は明日からアメリカに下見に行き、8月末に戻り、9月に本格的に出立します。
明日、空港に見送りに行きます。

先輩、ありがとうございました。
勉強もできた。視野も広がった。大学生活が充実したものになった。
すべて先輩のおかげです。
もう私が大学を卒業するまでには会えないでしょう。
悲しい悲しい悲しい。
私もいつか一流の研究者になって、先輩と共同研究ができるようになるつもりです。
頑張ってください。
さよなら。お元気で。私はあなたが好きでした。
もう、恋愛感情は抱きません。先輩の邪魔になると思うから。

今度会ったら、また仲良くしてやってください。