http://famicoroti.blog81.fc2.com/blog-entry-2220.htmlスーパーゲームショップ編 【ファミコンショップシール全国制覇への道】
◆概要 ◆定義と分類 ◆目次
パパらママらボクらのお店。
スーパーゲームショップの登場だ!
◆ショップシール類◆ レア度:
★★ 左側にお願い文、右側にロゴ&キャラクタを配したシールである。
アメリカの悪ガキみたいな少年のキャラクタが目を引くが、お願い文の最下段
「外装は多少汚れている物もありますが御勘弁ください」という、時代劇みたいな言い回しはさすがにスルーできない(笑)
もっと言えば外装って表現、ゲームソフトではあまり見ないね、、、
※カセットの色が違うと雰囲気も変わる こんな古臭いビジネス用語(!?)が見られるのもショップシールの魅力ひとつであろう。純正サイズで、電話番号や住所の記載がないため、全体的にスッキリして見栄えも良いし、そこまでレアではないので、是非とも押さえておきたい一枚だ。
◆ロゴ・キャラクタ◆ ロゴの濁点(゛)や半濁点(゜)が星なのはコンピュータゲーム自体がアメリカから入って来た文化というイメージの表出か。テリーマンの両肩にもアメリカ超人の象徴としてスターエンブレムが描かれていたことが想起される(なぜか取り外し可能だったが)。
ちなみに濁点が星型なロゴは「
第17回ギャングスター」、「
第27回ファミコンショップジョニー」に次いで3度目の登場である。
ここで注目なのは、サングラス+フーセンガム+後ろかぶりキャップ+でかスニーカーという“記号の塊”のようなキャラクタデザインではなく、
「パパらママらボクらのお店」という呪文めいたキャッチフレーズだ。パパ、ママといった幼児性の強いメッセージを悪ガキ風のキャラクタへ添えることによって、あえてキッチュな雰囲気を強調する手法は、ファンシー風に描かれたギャングスターの「カポネくん」に通じるものがあるのだ。
◆キャラクタ考察◆ 両ショップ共に、ファミコンに対して
「幼児性+ワル」という共通したイメージを見出した背景には、いったいどんなコンテクストが横たわっていたのだろうか、、、
※こちらはギャングスターのキャラクタ「カポネ」くん。 考えられるのは、当時、ファミっ子たちが抱いていた欧米文化へ対する漠然とした憧れと、親世代が抱いていた「コンピュータゲームという未知なる物体」に対する漠然とした警戒心を、
絶妙に相殺できるデザインだったのではないかということだ。
それはどういうことかと言うと、かつてゲームセンターは不良の溜まり場だった。その流れを組むファミコンにも親世代は良いイメージをもっていない。ならば、あえてその不良へ幼児性を付与することによって「ファミコンは安心ですよ」というメッセージを彼ら自身に発信させればいいのである。これを
「生贄キャラクタ」とでも名付けようか。
大山顕氏の提唱する
「共食いキャラクター」の親戚みたいなものだ。(彼らほど業は深くないが)
※↑彼らはいったい何を食ってるんだ、、、(Youtubeリンク) 実は私も幼少の頃から名古屋ローカル「さんわの若鶏」のCMに強烈な違和感をもっていた人間のひとりだった。
なぜニワトリが笑顔で鶏肉のCMなんかするのだろうって拒絶感すらおぼえたものだ。小学生だった私の解釈はこうだ。きっと彼らは仲間を人質にとられているんだと。ああやって宣伝しないとドンドン仲間が殺されて鶏肉にされてしまうんだと。しかし無情にも彼らの仲間は次々と鶏肉にされてしまうのだった、、、
地獄だな、おい!
だいぶ脱線してしまった。要するにファミコンショップの
ロゴやキャラクタから当時のファミコン文化を紐解いていく作業が楽しくて仕方ないってことである(笑)
◆制覇MAP◆ 制覇マップである。
スーパーゲームショップは1992年頃に「通称SGS」と名乗り、千葉県を中心に中古ゲームソフト販売店のボランタリーチェーン展開をしていたようである。
ということで、千葉県を制覇!
ただし同県は
「第16回 てんとう虫編」、
「第21回 ぴゅ~太ランド編」で制覇しているため+2となった。本企画初の+2がまさか千葉県になるとは、誰が予想しただろうか、、、
◆基本データ◆名称:スーパーゲームショップ(SGS)
運営:コンピュータシステムサービス株式会社
所在:千葉県千葉市(現在)
詳細:1990年4月、ファミコンショップパッケージシステム「FMTALOS」の販売開始。1992年1月、中古ファミコン売買ボランタリーチェーン「スーパーゲームショップ(通称SGS)」を展開。少なくとも1998年には存在しない。
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