fdet77台湾東部の宜蘭県で先月起きた脱線事故で、事故を起こした「プユマ号」をつくった日本車両製造(名古屋市)は1日、車両の安全装置「自動列車防護装置」に設計ミスがあったと発表した・・




本来は運転士が装置を切ると、その情報が運行を管理する指令員に自動で伝わるはずだったが設計ミスが原因で伝わらないようになっていたという。

同社によると、事故から2日後の10月23日、運行する台湾鉄道から、安全装置を切った際に自動的に指令に連絡が入る機能についての調査要請があった。調査の結果、同29日に設計担当者のミスで配線の接続が仕様書と一部異なり、この機能が働かなかったことが判明した。


・台湾脱線事故




運転士は台湾検察の調べに、事故が起きる約30分前に安全装置を自分で切ったことを認めている。車両の動力などにトラブルがあったとしており、無理に運行を続けようとして装置を切った疑いが出ている。
運転士は指令員の同意を得て装置を切ったとしているが、台湾鉄道は「報告は無かった」として主張が対立している。

台湾行政院(内閣)の調査チームは無線記録などから、指令員は運転士とのやり取りを通して事故の約3分前には装置が切れていたことを知っていたとみているが、設計ミスがなければより早い段階で事態を把握できた可能性がある・・

(source: 朝日新聞デジタル - 台湾脱線事故の車両に設計ミス 製造元の日本企業が発表


・台湾 脱線事故 1時間前から車両に不具合か



・うーん、残念。でも速やかに公表したのは評価されるべきだと思う。こういう検証の積み上げで安全性は進歩していく。

・>配線の接続で、納入先の台湾鉄道からの仕様書とは異なる設計になっていた部分があった

契約違反。ここは致命的だね。

・設計や仕様いかんでは、このような事故は起きなかったはずだ!

と、言いたいのはわかるが、この事故の主たる原因を考えると人為的なものでしょう?

・事故の主因はやはり運転士が異常を関知しながらも運転を継続したこと、ただ安全装置はこういう無茶な運転を制御するためにあるからその装置に設計ミスがあって運行を止められなかったとしたらメーカーの責任も大きいと思う。

・事故の直接の原因がどうかはわからないが、自動で情報が伝わっていれば結果は違っていた可能性が十分ある。

責任と保証は免れないだろうね。

・試験走行で検査してないのかな?
もし、台鉄側からの要求ならば、その機能の検査をしていてもいいとは思うが。
もししてないなら、台鉄側にも非があると思う。

・こういうものは、製造に入る前に設計と仕様を客先とすり合わせるものだと思うが、そのプロセスはどうしたの?客先技術者なりのアプルーブがあって初めて製造に入れるんでしょ?設計にミスがあってもそうやって間違い回避を普通はするものです。また、客先サインのある設計図書に基づき製造に入るものでしょう?であれば設計ミスに気づかなかった双方の人たちの責任ですよ。


・台湾脱線事故 ”自動制御装置が切られていた疑い”