戻る

このページは以下URLのキャッシュです
http://gamecolumn.blog17.fc2.com/blog-entry-62907.html


『国内のゲーム、アニメ音楽の作曲家が集結!『CSC2018』テイルズ&Fate/Zeroスペシャル対談というニフティ記事』が掲載中。 - [ゲーム]ゲーム情報記事

ゲーム情報&ブログ2.0

ゲーム情報をお届けします。

スポンサードリンク

『国内のゲーム、アニメ音楽の作曲家が集結!『CSC2018』テイルズ&Fate/Zeroスペシャル対談というニフティ記事』が掲載中。



国内のゲーム、アニメ音楽の作曲家が集結!『CSC2018』テイルズ&Fate/Zeroスペシャル対談というニフティ記事が掲載中。どんな話を展開して盛り上がったのかというものであって、ゲーム音楽などに興味がある人はチェックしたいですね。


作曲家たちが手がけた楽曲を持ち寄って、ステージで共演を果たすコンサート『Composers Summit Concert 2018』が、2018年12月28日(金)に東京国際フォーラム ホールAにて開催される。

集結したのは、これまで多数のゲーム・アニメ音楽を手掛けてきた梶浦由記、椎名豪。そしてスペシャルゲストに千住明。それぞれ、数多くの作品において視聴者を音楽で魅了してきた劇伴作家たちだ。会場にてどのような時間が生み出されるのか、梶浦と椎名がコンサートを前に挑戦と楽しみに満ちた心境を語り合う。


■ 椎名「梶浦さんは雲の上の方」プレッシャーが大きかった

――『Composers Summit Concert 2018』の話を最初に聞いたとき、どんな印象を持ったか教えてもらえますか?

椎名 事の始まりは2017年(3月25日)に、ゲーム音楽を演奏するオーケストラ「VIDEO GAME ORCHESTRA」が来日した際、自分の曲も演奏していただいたんですが、そのときのボーカルがJoelleさんだったんです。

――『GOD EATER 2 RAGE BURST』の「Tree of Life」を歌われました。

椎名 梶浦さんの楽曲をJoelleさんが歌唱していたり、お二人はお付き合いがあったということで、自分もそこで梶浦さんとのつながりができて、去年末くらいに今回の話が沸き上がったという流れです。でも、梶浦さんと一緒に、という話を最初に聞いたときは「そんなご無体な」という感じで。

梶浦 (笑)。

椎名 『テイルズ オブ フェスティバル 2018』や、桜庭統さんとの『The History 2018~Live of the past Games&Animations Music~』をやる前でしたからね。しかも梶浦さんは雲の上の方ですから。即答はできませんでした、怖くて。

――重圧が大きかったですか?

椎名 そうですね。駄菓子ばかり食べているやつがパティシエの作る高級菓子の試食をやれ、と言われるような感覚ですね。ものすごいプレッシャーを感じました(笑)。ただ、『テイフェス』は僕にとって、国内で初めてバンドを伴ってライブした場だったんですが、そのときなんとかやれたので厚かましくも「いけるかもしれない」と思えたんですね。バンドメンバーからも「大丈夫」「上手い人に任せればいいよ」と言われて肩の荷が下りたというのもあり、やることに決めました。


■ 梶原「椎名さんだって駄菓子と言いながら攻めてくる」

梶浦 私はお話をいただいたとき、「ライブ?やりまーす!」って(笑)。そう言ったことをよく覚えています。自分の中でライブは楽しめる場なので。ただ、緊張感は当然ありますから、初めてお会いするお客様にも楽しんでいただけるものにしないと、とは考えています。でも椎名さんだって、駄菓子と言いながら攻めてこられるに決まっていますから。

椎名 そんなことは(笑)。

梶浦 勝負というわけでは決してありませんが、自分の番だけでも一つのステージとして楽しんでもらえるようにしっかりと仕上げないといけないので、ソロライブよりもいい意味での緊張感がありますね。楽しんでもらえるステージにしないと椎名さんにも千住さんにも申し訳ないですから。しかも、とても贅沢な編成でやらせていただけるので。オーケストラと一緒にやらせていただくのは初めてなので、嬉しい機会をいただいたと思っています(笑)。(チューバのような)大きな管楽器やパーカッションを呼ぶことなんてないですからね。私の曲では、オーケストラ全員を使う形にはならないかもしれませんが、試せることは試させていただきたいとは思っています。


■ 梶浦と椎名、作曲家としてお互いをどう見る?

――今回共演されるお二人ですが、は互いをどのような作曲家として見ていたのか教えていただけますか?

椎名 僕にとっての梶浦さんといえば『ゼノサーガ2』の印象が強いんです。あのファーストインプレッションがあまりにも大きすぎました。エンディングで流れるテーマ曲「Sweet Song」を当時在籍していたナムコ(現・バンダイナムコスタジオ)の皆と聴いたとき、どこの国の音楽ともわからない、不思議な感覚を覚えました。この地上のどこかにある国のような、そうではないような。しかもそういう曲は「面白い曲」になりがちだと思うんですが、とても感動的な曲になっていたので、こういう曲もあるんだと本当に驚きました。『フラッシュダンス』の主題歌(「Flashdance... What a Feeling」)を聴いたときと同じくらいにセンセーショナルでした。安室(奈美恵)ちゃんもカバーしていたあれですね。子供の頃、自分が心から感動するためにはワード(歌詞)がどうしても必要だったので、歌詞がわからない洋楽は一切聴かなかったんです。でも『フラッシュダンス』の曲に関してはすごく感動した記憶があります。曲は全然違いますが、新しいものがやってきたという意味でのインパクトとしてはどちらも印象深く残っています。

梶浦 私にとって、椎名さんに対する最初の印象はやっぱり『テイルズ オブ』シリーズですね。とにかくシンフォニックで、弦がしっかりと鳴っている曲を書かれる方だと思いました。しかも曲の展開がすごく自由なんですよ、椎名さんの曲って。聴きながら「こう来るか」と予想していたらそうは来ない。だけど、それが奇をてらっているわけではない。奇をてらって変な展開にすることはいくらでもできますがすごく美しい展開になっています。ステレオタイプではないので、「あ、こう来るんだ」「あ、次はこう来たのか」というワクワクドキドキをすごく感じます。ゲーム会社に入るまで音楽の勉強をなさっていなかったとお聞きしたんですが、「あ、なるほど。だから自由なのかな」と思いました。ルールを知らないゆえの自由さというか、突飛に聞こえても美しく展開しているのは、ルールに縛られないからこそなのかと思いました。

椎名 そう言ってもらえるのは嬉しいですね。


■ スペシャルゲストの千住明は「貴族みたい」

――そしてもう一人、千住明さんをゲストで迎えます。お二人は千住さんに対してはどのような印象をお持ちですか?

椎名 やっぱり「すごい人」という印象は拭えませんよね。お兄さん(=日本画家の千住博)と妹さん(=バイオリニストの千住真理子)と3人そろって芸術家というところで、「千住家」と呼ばれるくらいですから。

梶浦 兄妹3人がプレイヤー、作曲家、画家で、しかも全員が大家なんて、漫画の設定だったら「やりすぎ」と言われるくらいですよね(笑)。

椎名 貴族みたいな高貴な印象ですよね。

梶浦 書かれる曲もとても繊細で。

椎名 僕、『レッドクロス~女たちの赤紙~』というスペシャルドラマの曲が好きなんですよ。戦争を題材にした特別番組だったんですが、昔を振り返るような曲ではなく、梶浦さんが仰ったようにピアノや弦で聴かせているんです。でも、すごく怖さがあったり、悲しさも持っていたり、とてもおしゃれさを感じさせる楽曲なんです。しかも、どの曲も舞台や時代背景のスケール感がスッと入ってくるんですよ。ポンっと肩を叩いてくれる感じと言いますか。

梶浦 すごくきれいなクラシックですよね。本当に美しくて。私にはああいう曲を書くことはできないので、聴くたびにいつも単純に憧れてしまいます。私はオーケストラ曲を書いたことはないんです。弦や金管が入っていても、それは使っているだけで。オーケストラの曲を書かれる方のスケール感は全然違うんですね。どうしても私は低音から重さや温度差を出そうとするところがあって、重厚感はあっても軽いというのがなかなか自分には難しいんです。だから、オーケストラゼーションからアプローチをされる方は憧れます。美しいオーケストラを書かれるという印象が強いです。

――共演という機会を得て、期待するところはありますか?

梶浦 実際にやってみてどうなるのか本当にワクワクしています。

椎名 緊張の方が強い部分がありますが、貴重な体験を楽しみにしています!

梶浦 (終演後)お客さんに「どうでしたか?」と聞いてみたいですね。(ザテレビジョン・取材/冨田明宏 文/清水耕司)


関連リンク


 [ゲーム]ゲーム情報記事

スポンサードリンク

0 Comments

Leave a comment


ゆずもデザイン