(社説)イッテQ疑惑 放送への信頼傷つけた:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S13772355.html 人気のバラエティー番組にいったい何があったのか。すみやかに真相を明らかにして、社会に報告する責任がある。
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当初日テレは「番組サイドで企画した事実はない」と反論していたが、タイの祭りでも同様の疑いがあると指摘されると、一転して非を認めた。企画は当面休止し、放送済みの111本の内容を可能な限り検証するという。当然の対応だ。
高視聴率が生んだおごりか、あるいは数字を維持するために逸脱行為に及んだのか。
娯楽の要素が強いバラエティー番組は報道と違う、多少の演出は必要だ、という声もある。だが、「ない」ものを作り出して「ある」とする行為は、公共をになう放送番組として許されない。まして「イッテQ!」は「“真実”との出会い」をうたい、ロケの失敗も隠さずにリアルさをアピールしてきた。日テレ自身のコメントにあるように「猛省」が必要だ。
(略)
フェイクニュースが横行する時代。何より大切にすべきは、この「信頼」ではないか。