ポケットモンスターが世界を虜にする理由とは?というアメーバ記事が掲載中。石原氏がその問いに答えていて、どんな回答をしているのかというのが興味が沸くものですね。最新作のポケットモンスターレッツゴーピカチュウ/イーブイも好調のようですね。
■世界中を魅了し続ける理由とは?
ゲームの中でもできるし、現実世界でもできる。それが仮想現実と現実を行ったり来たりする最初の鍵になっていたのではと、石原さんは言います。先日行われた台湾の「ポケモンGO」のイベントには、5日間で世界中から100万人の人が訪れました。日本国内だけでなく、世界中の人をも虜にするその要因はどこにあるのでしょうか?
石原:自分と地続きの現実世界と、そんなに変わらないもうひとつ上のレイヤーにポケモンの世界があるようだなと。今回の台湾のイベントは、海外から来るお客様が多くて。まず自分の国では捕まえられないポケモンがそこに居るということでやって来るんです。
今回はジーランスという、最初の設定ではニュージーランド周辺にしか出現しないポケモンが台南市に現れるということで、世界中から人が集まったようです。さらに今年の夏から「ポケモンGO」は友達とポケモンを交換できる仕様になったため、友達にジーランスをお土産代わりに何十匹も採っていく人もたくさんいたそう。
ちなみに日本にしか出現しないポケモンはカモネギ。海外に行った時に持っていると、現地の人から交換をお願いされることもあるそうですよ!
■かわいいキャラデザインの決まりごとは?
ポケモンの魅力といえば、なんと言ってもそのかわいいキャラクターたち。キャラクターをデザインする際の決まりごとはあるのでしょうか?
石原:決まりごとっていう問題ではないんですけれども、ゲームで使うキャラクターのデザインで重要なのは、機能と形態のバランスを非常によく設計することです。機能というのはそのポケモンが持っている性質で、どんな技を持っていて、どんな行動をするかです。
たとえばピカチューなら「10まんボルト」の技で相手をマヒさせたり、「かみなりのいし」でライチューに進化するなど。形態については、尻尾をギザギザにすることで、雷、電気をイメージさせたり、電気を蓄えるとほっぺが赤いなど、キャラクターの形態から連想されるイメージと性質のバランスがとても重要だと石原さんは説明します。
石原:キャラクターデザインのチーフをやっている株式会社ゲームフリークの杉森建さんは、子どもがお絵かきしやすいようなフォルムを目指すとか、あるいはシンプルで非常にかわいいものから、カッコよくて複雑なもの、それが進化をしていくにしたがってそうなっていくとか、そういうところを意識してデザインしていると聞いています。
現在、ポケットモンスターのキャラクターは800種類以上! 石原さんいわく、これを全部言える人は大勢いるそうです。これからもどんなキャラクターが現れるのか楽しみですね!
・・・とキャラクターデザインにも相当こだわって作られているとしていて、人気の秘訣を垣間見れる部分ですね。ポケモンGOはすっかり定着したコンテンツとして世界で未だにアプリで楽しまれている人が多いですし、そういう意味ではポケモンの底力も感じさせますね。
関連リンク