54VTRで「夫の息子への教育がここままだと格闘家になるしかないような教育をしている」と悩みを打ち明けたいづみ氏は、「(息子が日々のトレーニングで)疲れすぎて中々勉強に集中できないことがありました。ムカつきます。"えっ"て思うくらいの練習をしている」などと語った・・




実際、息子をプロレスラーにするため、日々ハードな筋トレやスパーリングを課す船木は「死ぬと思ったらできる。殺されるならどうする?やんなきゃ殺されると言ったらやるでしょ?」などと息子に発破をかけ続けてきた。

番組のカメラにも「リングの中で生半可な気持ちではやっていけないし、本当に生きるか死ぬか極論になる。Do or Dieの精神です」と説明した船木。その一方でいづみ氏は「(夫が)何をしようとしているのかわからない。その言葉(Do or Die)を使うのはあんまりよくないと思った」と反論する。

そんな息子の将来についても、いづみ氏が「普通に高校卒業して就職するなり大学行くなり、専門行くなりっていう選択肢の幅は親として広げてあげるべき」と語るも、船木から「何で高校に行く必要があるの?」と言われたことがあったという。


・フジテレビ「妻は怒ってます」



そんな折、番組スタッフが個別にライアン君に夢を尋ねると、彼は玩具会社へ就職する夢を持っていた。さらに絵画コンクールで賞を獲るような美術少年でもあるライアン君だが、船木がプロレスラーになることを望むのなら「そうなったら行くしかない」と言い切ったのだ。

ここで船木夫婦がスタジオに登場すると、船木は「こんな番組だと思わなくて」といきなり号泣。ライアン君が自分の夢を持ちつつ、自分をレスラーにしたい父の想いに応えようとしていた事実を知り、
「あのビデオ観て、自分が(プロレスラーになれと)言ったら『なるしかない』って言ったのを見て嬉しくて」という船木だったが、「俺はもういいです。もう十分です。もういいです」と続け、いきなり夫婦の問題は解決した。

いづみ氏も「私が怒ってたのがバカみたいになっちゃった」と苦笑いを浮かべると、船木は「(プロレスラーとして育てることを)自分の財産だと思って伝えてました」と本音を吐露。スタジオにはライアン君も来ており、船木は「歯を食いしばって自分の夢を掴んでほしい」とエール・・

(source: Sports Watch - 「こんな番組だと思わなくて」プロレスラー・船木誠勝がテレビで号泣