ラフィエル「初めまして、白羽=ラフィエル=エインズワースです♪」サターニャ「……」
- 2018年11月29日 18:10
- SS、ガヴリールドロップアウト
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~ある日~
ガヴリール「だりぃ~」
ヴィーネ「早いわよ!?まだ一時間目すら始まっていないのに!」
サターニャ「なーはっはっは、相変わらず情けないわね、ガヴリールは」ニヤニヤ
ガヴリール「うるせぇ…」ボソッ
キーンコーン、カーンコーン
グラサン「授業、始めるぞ」
ザワザワ
テンコウセイ?
ナニ、カッコイイダンシ!?
ソレトモ、カワイイコカ!?
ヴィーネ「転校生なんて、珍しいわね。でも、どんな人かな?」
ガヴリール「興味なし…」
サターニャ「……」
グラサン「入れ!」
クラスの人達『!!?///』
ガヴリール「っ!?」
ヴィーネ「あ、あの人が、転校生さん?」
サターニャ「ふぅ~ん…」
???「……」スタスタ、ピタッ
グラサン「黒板に名前は記した。後、自己紹介は自分でな」
???「はい!」ニコッ
ラフィエル「皆さん、初めまして…白羽=ラフィエル=エインズワースです♪ どうぞよろしくお願いします」ニコリ
ウオオオオオオオオオオオォォォォーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!
オオオオオオオオオオオオオオオォォォォーーーーーーーーーーーッ!!!/////
カワイィ~ッ///
ヴィーネ「なんだか……可愛いというか……笑顔が似合う綺麗な人ね……///」
ガヴリール「間違いない…。ってか、マジかよ!?」
サターニャ「周りの声がうるさいわね。たかが、下等生物一匹に…。」
女子A「ねぇ、白羽さんってどこから来たの?」
女子B「前の学校でモテなかった?」
男子A「い、今、付き合ってる人って…いる?///」
男子B「好きなタイプは?///」
ラフィエル「うふふっ♪」ニコニコ
ヴィーネ「白羽さん、転校早々質問攻めにあって大変そうね」
ガヴリール「………そうだな」
サターニャ「………」ジイイイィーーー
ラフィエル「!」チラッ
サターニャ「っ!!」ビクッ
ラフィエル「………」タッタッタ
サターニャ「き、来てるわね…こっちに」
ガヴリール「…………」
ラフィエル「………」ピタッ
ヴィーネ「え、えぇと………」
ラフィエル「初めまして!」ニコリ
ヴィネサタ「「っ!!」」
サターニャ「え、えぇ…。」
ラフィエル「それでですが、あなた方とはまだ自己紹介をされていない事を思い出しまして…こうして近付いてきた次第です♪」ニコリ
ヴィーネ「え、あ、あぁ…そうなんですか!? その、すみません…気を使わせちゃったようで」
ラフィエル「いいえ、構いませんよ」
ガヴリール「………」
ヴィーネ「は、初めまして…私は月之瀬=ヴィネット=エイプリルです」
サターニャ「フン、人間風情に特別に聞かせてあげましょうか……我が名は胡桃沢=サタニキア=マクドウェル、いずれ地獄を統べる者となる大悪魔よ!」
ラフィエル「そうですか♪」ニコリ
サターニャ「えっ、ちょ、なんで大悪魔って聞いて驚かないのよ!? 人間なら驚くか、それなりの反応を示すはずでしょ!!」
ラフィエル「それには訳がありまして……ですよね、ガヴちゃん!」チラッ
ガヴリール「チッ。やっぱ分かってたのかよ、このクラスに私が居るって事が…。」
ラフィエル「もちろんですよ。同じ天使なら、仲間の気配を感じ取るなど造作もありません。それに教室入った時点でガヴちゃんの姿は確認済みですよ!」
ガヴリール「なぁんだ…最初から分かってたか!」
ラフィエル「なんでしょう?」
ヴィーネ「さっき、ガヴの事をちゃん付けで呼んだり、同じ天使とか仲間の気配を感じ取るとか……気になる事がありまして…」
サターニャ「そうよ。あ、アンタ…何者よ!? ガヴリールとどういう関係よ?!」
ラフィエル「もちろん、話しますよ。実は私、ガヴちゃんと同じ………」
ラフィエル「天使です♪」ニコリ
ヴィーネ「えっ!?」
サターニャ「えええぇぇーーーーっ!?」
ラフィエル「退屈だったからです!」
ガヴリール「退屈だった?」
ラフィエル「はい。前の学校は刺激がないというか、私の肌にはどうも合わなくて…そんな時ガヴちゃんがこちらの学校に通われている事を知ってそれで…」
ガヴリール「単純に私が通っている学校に来れば、私も居て面白そうな事が起きるとか、そんな事考えたんだろ?」
ラフィエル「もちろん。他に理由はありませんよ!」ニコリ
ヴィーネ「なんだか、面白そうな人…じゃなくて天使ね、ラフィエルさんって…」
ラフィエル「あ、ラフィエルでも構いませんが、ガヴちゃんと同じようにラフィと呼んでもけっこうですよ」
ヴィーネ「えっ!? じゃ、じゃあ……ラフィで…。」
サターニャ「ガヴリールって天使一人だけでも窮屈なのに、また天使が一人増えるだ、なんてもっと窮屈になるわね…。」
ラフィエル「はい、ヴィーネさん♪」
ヴィーネ「さん付けじゃなくても、普通に呼び捨てでもいいのに…」
ラフィエル「それですと私のキャラも成り立ちませんので!」
ヴィーネ「私のキャラってなに!?」
サターニャ「じゃあ、私はサターニャ様でいいわよ」
ラフィエル「はい、サターニャさん♪」
サターニャ「さんじゃなくて、様よ!? ちゃんと様付けで呼びなさい!!」
ラフィエル「はい、サターニャさん!」
サターニャ「だから、様を付けてって!!?」
ガヴリール「しつこいから、こいつはもう…さん付けでいいぞ…ラフィ」
ラフィエル「分かりました♪」
サターニャ「勝手に話を進めるんじゃないわよ!?」
ラフィエル「うふふっ♪」
サターニャ「いやいや、『うふふっ♪』じゃなくて!!?」
ラフィエル「では、ふふふっ♪」
サターニャ「『う』が無くなっただけじゃないの!? しかもまだ笑ってるし!」
ラフィエル「ふふふっ、面白くて弄り甲斐がありますね///」ゾクゾク
ヴィーネ(ラフィって、見た目の割りに意外とSっ気…?)
ラフィエル「なんでしょうね?」
サターニャ「質問を質問で返すな!? 聞いてるのはこっちよ!!」
ラフィエル「はいはい、なんでしたっけ?」
サターニャ「アンタなんなのよって事よ!」
ラフィエル「天使ですが…」
サターニャ「それは分かったわよ!! じゃなくて、アンタ…さっきから私をからかってばかりだけど、どういうつもりって事よ!」
ラフィエル「導って(いじって)というスキンシップですよ♪ お気になさらないで下さい!」ニコリ
サターニャ「気になるわよ!?」
サターニャ「まったく、こういう事して嘲笑って…アンタ、大悪魔を怒らせたらどうなるか分かるでしょうね?」
ラフィエル「どうなりますか!?ぜひ、教えてくださいよ!!//////」ドキドキドキ
サターニャ「え、えぇぇ~………」ドンビキ
ヴィーネ「サターニャがひいてるわ…」
ガヴリール「ラフィエルは面白い事とかからかいが大好きな奴なんだよ。だからこそ、あんな好奇心的な発言してひく奴が今まで居た訳でな…」
ラフィエル「と、いう訳で今後ともよろしくお願いしますね……サターニャさん改め…おもしろい玩具さん♪」ニコニコ
サターニャ「お、玩具っ!!?」ガーン
女子C「白羽さんって、意外と…」
ラフィエル「いえいえ、そんなことありませんよ」ニコニコ
女子D「えーっ!」
男子C「白羽さん、今日も可愛いっす///」
ラフィエル「ありがとうございます♪」ニコリ
男子D「くぅぅ~、笑顔はもっと可愛いぜ///」
ヴィーネ「転校してきてからずっとだけど、ラフィ…今日もたくさんの人に囲まれてるわね」
ガヴリール「あぁ。明るくて美人で、性格もスタイルも良いからって事で、今やクラスの人気者だからな…。」
ガヴリール「おまけに頭も良くてスポーツ万能。噂だけど、ファンクラブが存在してるとか、もう何人かの人間の男共に告白されたって話もあるぐらいだ!」
ヴィーネ「凄いわね!」
ガヴリール「流石は天使学校の次席だよ」
ヴィーネ「えっ、ラフィって次席なの!?」
ガヴリール「そうだけど? あぁ、ヴィーネにとっては初耳か…まだ話した事もないし」
ヴィーネ「もちろん! でも、ラフィが首席じゃなくて次席なら、彼女よりも更に優秀な首席って一体どんな天使なのかしらね?」
ガヴリール「私だけど?」
ヴィーネ「えっ!?」
ガヴリール「あぁ、これも初耳か。この際初めて明かすが、実は天使学校の首席は私だ」
ヴィーネ「えええぇぇーーーっ、ガヴが!?」
ガヴリール「正確には、堕天ならぬ駄天する前の私が…だけどな!」
ヴィーネ「………こうも違って見えるなんて月日の流れって案外、残酷なものなのね…。」
サターニャ「……………」ジイィィィーーーー
サターニャ「見つめてなんかないわよ!」
ヴィーネ「でも、視線が……」
サターニャ「ただ、思っただけよ。ラフィエルって、裏表があって、他の人間共には表だけを見せ、一方私らだけには裏の顔だけを見せる事が多いってね!」
ヴィーネ「確かにそうかもしれないけど、人間にだって裏表はあるんだから、天使や悪魔にだって裏表の一つぐらいはあるでしょ」
サターニャ「人間共と悪魔を一緒にしないでよ!? 悪魔は悪い事が表にしっかりと出てるんだから!」
ガヴリール「つーか、なんでお前、そんな話題出したんだよ?」
サターニャ「えっ?」
ヴィーネ「そういえば、そうね。サターニャって色々考えてる事が多いけど、今回は「裏表」なんて普段サターニャなら出さないような話題が出て私も内心で少し驚いたわ」
サターニャ「別に深い意味はないわよ。ただ、周りの奴らに表を見せるラフィエルと私らだけに裏を見せるラフィエルを比べたら、どっちマシなのかと思って…。」
ガヴリール「別にどうでもいいけど、まぁ言うなら周りに表を見せるラフィの方が落ち着いてていいんじゃねぇか」
サターニャ「成る程ね」
ヴィーネ「えぇと……私はどちらでも構わないかな…」
サターニャ「えっ?」
ヴィーネ「だって、ラフィはラフィな訳だし、確かに問題はあっても周りに見せる模範的な行動は良いと思うから、ラフィがどんな裏表を見せようが私は受け入れるわ」
サターニャ「ヴィネットはそういう考えなのね」
ガヴリール「じゃあ、サターニャはどうなんだよ?」
サターニャ「私? ふっふっふ、良く聞いてくれたわね……私h」
ガヴリール「もういいや。喋り疲れたから私は寝るよ…おやすみ」ゴロン
サターニャ「ちょっとぉ、ガヴリールの方から聞いておいて、なんですぐに飽きてるのよ!!?」シャアアアァーーー
ヴィーネ「まぁまぁ、サターニャ。」ドオドオ
ラフィエル「……………」ジィィィーーーーー
ラフィエル「サターニャさぁ~ん?」スッ
サターニャ「って、うわああぁーーーーっ!!?」ビクッ
ラフィエル「うふふっ♪ サターニャさんは相変わらず、面白い反応を見せてくれますね」ニコニコ
サターニャ「ったく、ガヴリールもだけど、アンタもいっつも私をからかってばっかで、ムカつくわね!」
ラフィエル「私もですか?」
サターニャ「当たり前よ。転校してきてからずっと、私をからかい続けて、だからムカつくのよ」
ラフィエル「それはそれは。では、お詫びにメロンパンでも」スッ
サターニャ「引っかからないわよ。メロンパンあげると見せかけて本当に上にあげたり、どこから来る犬にあげたり、受け取る直前で自分にあげるとかで私の前で堂々と食べたりとか……そんな手ばっか使った癖に」
ラフィエル「今日はしませんよ」
サターニャ「その、『今日は』が怪しいのよ!!」
ラフィエル「酷いですよ…。私は、サターニャさんの為に…今日は申し訳ないと思いながら買ったのに………」ズーン
サターニャ「ちょ、ちょっと、急に落ち込まないでよ!?」
ラフィエル「……………」ズーン
サターニャ「わ、分かったわよ!! ほら受け取ってあげるから、落ち込まないで!!」
ラフィエル「ほんとですか…?」
サターニャ「ほんとよ。ほら!」
ラフィエル「では………」
ラフィエル「私の足を舐めてくれたら、あげますよ♪」スッ、ニコリ
サターニャ「っ!!?」
ラフィエル「好きなんですよね、犬の真似が?」ニコリ
サターニャ「好きじゃないわよ!!」
サターニャ「また私を騙してからかったのね!!」
サターニャ「まったく、もう本当に嫌!!! マジでアンタをぶん殴りたくなったわ」
ラフィエル「え~、手を出したら先生に怒られますよ?」
サターニャ「大悪魔が人間なんかを恐れるもんですか!!」
ラフィエル「なら、本題といきましょうか」
サターニャ「はぁっ、勝手に話を変えるんじゃ…」
ラフィエル「では、本題です」
サターニャ「聞きなさいよ!?」
ラフィエル「私はサターニャを導って遊ぶのはついでであって、用件はサターニャさんが先ほどなさっていた「周りの人たちに表を見せる私とサターニャさん達だけに裏を見せる私を比べたら、どっちマシなのか」についてです」
サターニャ「その話題…アンタ、聞いてたの?」
ラフィエル「はい。別の方々と会話をする傍ら、こっそり聞き耳をたててました♪」
サターニャ「良く聞き耳ができたわね…」
ラフィエル「で、ガヴちゃんに阻まれてサターニャさんだけ答えてませんでしたが、そこの所を聞かせては貰えないかと思いまして」
サターニャ「なによ! ガヴリールとヴィネットは良いけど、アンタに聞かせる筋合いはないでしょ」
ラフィエル「もう~、私に関する話題なんですから、今後の付き合いの為にも聞かせてくださいよぉ~」グイグイッ
サターニャ「って、近づいてくるじゃないわよ!? いっつも私に意地悪するアンタなんかに教えるわけないでしょおぉぉーーー!!!」ダッダッダ
ラフィエル「あ、サターニャさん……」
シーーーーーーーン
ラフィエル「行っちゃいましたか…。でも、正直…」
ラフィエル「このまま答えが聞けないことが……悔しいです」
サターニャ「まったくラフィエルなんかに教えてたまるかっての!!」
ラフィエル「それでも気になります。教えてくださいよ!!」ヒョイ
サターニャ「って、うわぁっ、アンタどうしてここが!?」ビクッ
ラフィエル「もちろん、サターニャさんを尾行して…それでですよ!」
サターニャ「うわ……アンタってストーカーみたいね、まるで」
ラフィエル「それで、表と裏…どちらの私の方がマシなのですか?」
サターニャ「って、ストレートに聞くんじゃないわよ!? もう、絶対に教えないわ!!」
ラフィエル「そんなぁ~………」ズーン
サターニャ「もうそんな手に引っ掛からないわよ!! アンタの事だからどうせ落ち込んだフリしてるだけでしょ?」
ラフィエル「……………」ズーン
サターニャ「フン、騙されないわよ!」
ラフィエル「…………」ズーン
サターニャ「フン………」
ラフィエル「………」ズーン
サターニャ「ちょっと、そろそろネタ明かしたら?」
ラフィエル「…………」ズーン
サターニャ「ほら、言いなさいよ。『また冗談です』って!」
ラフィエル「…………」ズーン
サターニャ「えっ、なに…この沈黙!?」
ラフィエル「…………」ズーン
サターニャ「も、もしかして、冗談じゃなくて、本当に落ち込んでんの!?」
サターニャ「あぁもう~!!! 分かったわよ、教えてあげるわ!!」
ラフィエル「えっ?!」チラッ
サターニャ(あっ、反応した…。)
ラフィエル「ほんと、ですか?」
サターニャ「ほんとよ。嘘はつかない」
ラフィエル「わぁぁ~///」パアアァーーー
サターニャ(嬉しそうね…)
サターニャ「私は………」
サターニャ「表を見せるラフィエルの方がいいわ」
ラフィエル「表、つまりは普段私が周りの方々に見せている状態ですね」
サターニャ「そうよ。私らだけに見せる裏のアンタはいっつも面白がって私に意地悪する嫌な奴! だけど、表は穏やかで、大人しそうだから見てるだけで嫌じゃないって感じたからよ!」
ラフィエル「それがサターニャさんの答えですか」
サターニャ「えぇ、そうよ。これで満足した?」
ラフィエル「はい♪」ニコリ
ラフィエル「ですが、意外でした…」
サターニャ「なにが?」
ラフィエル「サターニャさんは控えめというか、大人しい方が良いとは…。てっきり、私はサターニャさんはドMで、ドSの方が良いと思ったのですが…」
サターニャ「なんでそうなるのよ!? 私がいつドMって言ったの、大体ドSが良いとも言ったことないし!?」
ラフィエル「パッと見、そうなのかと!」
サターニャ「見かけで判断するなぁ~!!!」
ラフィエル「もちろん、今後の付き合いの為だと仰りましたが!」
サターニャ「にしては、しつこ過ぎるのよねぇ~? 他に理由があんじゃないの?」
ラフィエル「……………」
サターニャ「あるようね…。なら、言いなさいよ?」
ラフィエル「…………分かりました」
ラフィエル「良く聞いてくださいね、サターニャさん。」
ラフィエル「私、実は………」
サターニャ「…………」
ラフィエル「サターニャさんを……好きになった………かもしれませんっ///」モジモジ
ラフィエル「ですから……サターニャさんを好きになった……そう仰ったのです///」モジモジ
サターニャ「なに、私の何を好きになったっての?」
ラフィエル「もちろん、サターニャさんの全てです。サターニャさん自身を好きになった訳です……恋愛として///」
サターニャ「……嘘、よね?」
ラフィエル「ほんとうです///」
サターニャ「……………はああああぁぁーーーーーーーっ!!?」
ラフィエル「っ!?」ビクッ
ラフィエル「導っていく内に自然にそうなっていったようで…」
サターニャ「いっつも私をからかって、面白がってるだけなのに!?」
ラフィエル「最初は新しい玩具と目を付けて導っていたのですが、次第に恋愛感情を抱くようになり、今では導ってあげるのが「好きの裏返し」に変わってきました…」
サターニャ「マジなの!?」
ラフィエル「はい…///」
サターニャ「じゃあ、私が出したラフィエルに関する話題でしつこく、私の答えを話すように求めてきたのも…」
ラフィエル「全て、サターニャさんが私を本当にどう思ってるかを知る為に、どんな私が好みであるかを知る為です…」
サターニャ「マジで!!!?」
ラフィエル「ですから、改めて言いますね…」
ラフィエル「好きです、サターニャ/// こんな私ですが、付き合ってください!!」ペコリ
サターニャ「っ!?///」
ラフィエル「サターニャさん、私は告白しました。ですから、良い返事をお願いします」
サターニャ「けど、私らは女同士だし…」
ラフィエル「愛があれば関係ありません。それに人間の世界には『同性愛』と言って、男性同士や女性同士との恋愛だって存在しますから、大丈夫です!」
サターニャ「でも、私をからかってばかりのアンタを好きになるなんて…」
ラフィエル「たまにスキンシップか何かで導っていく事はあるでしょうが、なるべくは控えます。これからは恋人としてサターニャさんを大切にしますし、ずっと表の私で接しますから!」
サターニャ「…………そこまで言うなら、分かったわ」
ラフィエル「!?………という事は!!///」
サターニャ「えぇ。いいわよ、付き合ってあげても」
ラフィエル「っ///」パアアアァァーーーーー
サターニャ「ひゃあ!?///」
ラフィエル「嬉しいです…私、とても嬉しいですよ///」ギュウゥゥーーー
サターニャ「きゅ、急に抱き着かないでよ!!// び、びっくりして、ド…ドキドキするでしょうが!?///」ドキドキ
ラフィエル「うふふ、これで私とサターニャさんは晴れて恋人同士です。そうです…明日はイチャイチャしながら登校しませんか?」
サターニャ「い、嫌よ!! 恥ずかしいでしょうが!!?///」
ラフィエル「え~、恥ずかしくありませんよ?」
サターニャ「いくら恋人同士になったからって、いきなりそれは無理よ!! それに人間共だって絶対に気になって見てると思うし///」
ラフィエル「だったら、見せ付けちゃえばいいんですよ♪」ニコリ
サターニャ「無理無理!? とにかく、明日は普通に登校するわよ。絶対にベタベタしたり、私にくっつかない事……いいわね?」
ラフィエル「えぇ~……」プクー
ラフィエル「サターニャさぁ~ん?」ギュウゥーー、スリスリ
サターニャ「ちょっ、ラフィエル、昨日私が言った事、もう破ってどうするのよ!?」
ラフィエル「別にいいじゃありませんか♪ 昨日言った通り周りに見せ付けちゃえば問題ナシです!」
サターニャ「け、けどさ……///」チラッ
ザワザワ、ザワザワ
サターニャ(流石に恥ずかしいっ/// ラフィエルと腕を組んで歩いてるだけなのに……羞恥心が芽生えるわ)カアアァァーーー
ラフィエル「サターニャさん? もしかして、羞恥心があってまだ恥ずかしがっているのですか?」
サターニャ「えっ?!」
ラフィエル「そうですよね。ですが、私たちはもう恋人なんですから、羞恥心は捨てていっぱいイチャイチャしましょうね♪」ニコリ
サターニャ「え、えぇ……じゃあ、少しずつ、羞恥心を捨てようかしらね……」
ラフィエル「その意気ですよ。少しずつでも一生懸命になろうと考える…そんなサターニャさんも大好きです?」スリスリ
サターニャ「っ!///」カアアァーーー
女子E「白羽さん、いつか誰かを恋人に選ぶだろうかと思ったけど、まさかの胡桃沢さん!?」
女子F「あの白羽さんが、同性愛者だなんて…意外!」
男子E「うおおぉぉーーーー、白羽さんがああぁーーーーーーっ!!!!???」
男子F「くっそ……どうして胡桃沢なんだ!! あぁ……性別は違えど、胡桃沢の奴が妬ましい!!!」ギリギリ
他の男子たち『………』ギリギリ、ピリピリ
ヴィーネ「えっ!? ラフィとサターニャ…いつの間にそんな関係にっ!!?」
ガヴリール「ほんと不思議な事だらけだ…。それにしても、人間の男共の視線が痛そうだな…。」
ガヴリール「あれはきっとラフィエルを狙っていた連中が、今まさにあいつのハートを射止めたサターニャに対して嫉妬心を剥き出しにしているって事だな。おー、こわっ!」
ヴィーネ「大丈夫かしら、二人とも。特にサターニャは……」
ラフィエル「~?」スリスリ
サターニャ「///」カアアァァーーーー
おしまい
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ラフィエル「初めまして、白羽=ラフィエル=エインズワースです♪」サターニャ「……」
http://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1543074372/
ラフィエル「初めまして、白羽=ラフィエル=エインズワースです♪」サターニャ「……」
http://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1543074372/
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コメント一覧 (3)
-
- 2018年11月29日 18:37
- 良い
-
- 2018年11月29日 20:26
- イチャイチャ部分もうちょい長く読みたい
-
- 2018年11月29日 23:19
- 冬コミ楽しみ過ぎる
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