サミット会場周辺で抗議デモ 米大統領の不法移民対策に反対
アルゼンチンで開幕したG20サミットの会場近くでは、サミットに出席しているアメリカのトランプ大統領の不法移民対策などに反対する市民らが大勢集まり抗議デモを行いました。
アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開幕したG20サミットの会場近くでは、トランプ大統領が推し進める不法移民対策や貿易政策などに反対する市民らが大勢集まりました。
集まった人たちは、「トランプは出て行け」などと書かれた巨大な横断幕やプラカードを掲げておよそ2キロにわたって抗議デモを行いました。
デモに参加した38歳女性は「トランプ大統領は女性を軽視したり移民を冷たくあしらう差別主義者だ。今すぐにアルゼンチンから出て行ってほしい」と話していました。
また、デモには「貧富の格差を助長している」などとしてG20サミットの開催そのものに抗議する人たちも加わったため数千人の規模となり、現地のメディアによりますと、ハンマーなどの凶器を持っていたとして17人が警察に拘束されるなど一時騒然としました。
G20サミットの期間中、トランプ大統領に反対する複数のデモが予定されていて、警察は厳戒態勢を敷いています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181201/k10011730811000.html