339 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] 投稿日:01/12/03 19:12
たしか、土曜日の朝だった。遅く起きた姉が自分の朝食の支度をして
さあ食べようとしたところに、病院から電話がかかってきた。
長く入院していた祖父がいよいよだから、すぐ来てくれと。
あわてて親族一同が駆けつけ見守る中、祖父は大往生を遂げた。

その後は、御存知の方は御存知のようにたいへんな忙しさで、
なきがらを家に連れてきたり告別式の手配をしたり通夜の支度をしたり。
一段落ついたところで、姉はようやく気づいた。
「あたしが作った朝ごはん、どこ?なんでなくなってるの?」

別に食い意地が張ってたから気になるわけではなく(w、
あったはずの朝食が消えてるのは純粋に不思議だ。
「おじいちゃんの魂が家に帰ってきたとき、おなか減ってて食べちゃったんだよ。
よかった、ごはん用意しておいてあって」
かなりあとになるまで、姉はそう思っていたらしい。

ごめん姉ちゃん。それ食ったの俺なんだ・・・(w