ユニコーンのようなツノを持つ「イッカク」…オス6匹が海面から突き出すと幻想的
繁殖期になると、オスが集まって海面からツノを突きだし、長さの優劣を競うとのこと。
6匹のオスがツノを突きだした様子が海外掲示板で人気を呼んでいました。
The ever elusive Narwhals in the Canadian Arctic, where it's home to ~90% of the population. Photo taken by Paul Nicklen from r/pics
なんと幻想的! ファンタジー感でいっぱいです。
90%のイッカクがカナダの北極圏に生息しているのだとか。
オスのイッカクは全長4.7mほどになり(メスは全長4.2m)、ツノは最大3mほど。正確には歯(牙)が伸びたもので折れたら2度と生えません。
メスは基本的にツノを持ちませんが、15%の確率で1.2mほどの短くて華奢なツノがあるとのことです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●海のユニコーンだ!!
●その角はとてもクレイジーに見えるよね。でもこれ実は歯らしい。
↑うっかり何かを刺してしまうってどれくらいの頻度で起こるんだろう。
「あ、フランク、すまん、ちょっと水面に出ようとしてたんだよ」
↑「いいよ、アル、誰にでも起こるからな」
↑「おい、ビッチ、オレの体突いただろ」
↑間違って刺してしまうことはあるが、折れる前に30cmくらいは曲がるので刺してしまってもそれほど致命的にならずにすんでいるようだ。
●まるでねじられたユニコーンの角のインスピレーションのようだな。
↑そのねじれたつまようじ顔のイルカが存在するならユニコーンも存在するだろう。
●小学校のときにこのレポートをやったことがあって、海岸にこの角が流されていて、みんな真面目にユニコーンの角だと思っていた。
↑見つけた人はユニコーンの角だとは思っていないが、ユニコーンの角として売っていたんだ。
●牙だから歯だね。とても珍しいがときおり二本のもいる。
●イッカク“narwal”の語源は興味深い。
もともとスウェーデン人の博物学者、生物学者カロルス・リンナエウス(カール・フォン・リンネ)が分類上の説明のために使った。(※「分類学の父」と称される学者)
灰色がまだらに構成されていることから、死体を意味する古ノルド語の”nar”が語源となっている。学名である“Monodon monoceros”は、「1つ歯、一つの角」という意味がある。
イッカクは50年くらい生きる。海が凍り付くと窒息して死ぬことがある。その他の死因は飢えと、成長する前にシャチに食べられてしまうこと。
生息数は5万匹以下だったので、国際自然保護連合の絶滅危惧種にリストされていたが、最近の見積もりでは17万匹とされ緩くなった。
●お互いを刺し合うことはあるのだろうか。
↑たしかに。どうやってお互いの目を刺し合わないようにしてるんだろう。
↑犬スタイルだろ。
●なぜこれらが存在するのにユニコーンが存在しないんだ。意味が通らない。
↑ユニコーンは絶滅するまで簡単につかまえられたんじゃないかな。
↑キリンだって存在するだろ、いったいあれは何なんだ。首の長いヒョウ・ラクダか?
●正直にイッカクもユニコーンみたいにフェイクだと思っていたよ。25歳で大学を卒業しているけどね。何が本当なんだ?もうわからない。
●イッカクの動画。
The first-ever footage of Narwhals using their tusks for feeding - YouTube
ツノの役目はさまざまな説が提唱されてきましたが、最近の研究で神経系の集合体であり、高度な感覚器であることが判明しています。空中に掲げることにより気圧や温度の変化を敏感に知ることが可能。すべて左ねじ方向の螺旋状。(Wikipedia)
2本のツノは500匹に1匹の確率で生え、片方は短めになるそうです。