高垣楓「あなたのそばに」
楓「お忙しそうですね、プロデューサー」
楓「フフフ…当然ですよね。これから年越しライブですから」
楓「え、私ですか?」
楓「私は今、差し入れの年越しそばを頂いてたところですよ」
楓「確かに、他のアイドルやスタッフの方々はせわしなくライブの準備をしているようですが」
楓「『腹がへっては何とやら』ですからね」
楓「プロデューサーもおひとついかがでしょうか?」
楓「お仕事が忙しくて、昼食も召し上がっていないようですが…」
楓「ここを逃すと、次にいつごはんが食べられるタイミングがあるかわかりませんし」
楓「おそばなら素早く食べられますよ?」
楓「明日からも忙しいんですから、きちんと体力をつけてもらわないと」
楓「稼ぎ時には張り切ってお仕事してくださいね」
楓「はぁ…それにしても、美味しいおそばですね」
楓「これをアテに燗を一献いきたいところです…」
楓「…いえいえ。本当に、余裕なんてあるつもりはありませんよ?」
楓「今少しだけのんびりしていたかっただけですよ」
楓「……もう仕事に戻るんですね」
楓「まったく。本当に一瞬で食べきってしまうんだから…」
楓「ええ。引き続きお仕事がんばってください」
楓「…ああ、そうだ。プロデューサー」
楓「年越しまでにまた顔を合わせられるかわからないので、今のうちに言っておきますね」
楓「来年もまた……
楓(『よろしくお願いします』、と言いかけて…)
楓「あなたのそばに」
楓「フフフ…」
終
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コメント一覧 (2)
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- 2018年12月31日 22:17
- なんつーか、普通に奥さんやね。流石六代目。
-
- 2018年12月31日 22:39
- 楓さんSSだから年越し蕎麦SSかと思った
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