次世代XBOXがPS5に勝利するためには、スペック的に優位に立つことが最低条件だとしたコラム記事が掲載中。XBOXOneはKinect構想で躓いたので、それが大きな足かせになってしまった感は大きいですね。
XBOXOneが現在どれ位普及しているのかはマイクロソフトが公式にアナウンスしなくなってから久しいんですが、今年のブラックフライデーではPS4、XBOXOne、ニンテンドースイッチ共に100万台を売り上げ、トップのスイッチが130万台というデータが入っていたんですが、それに遜色のない売れ行きをしていることから、3000万台~4000万台の間でしょうね。
PS4が9000万台近くうれてぶっちぎってしまっているだけに、マイクロソフトの躓きはとてもい大きなものになってしまった感は否めないですね。任天堂陣営も、PS陣営もファーストタイトルがすごく強いIPを保有していることから、今になってやっとその重要性に気づいて、ファーストスタジオを拡張、開発スタジオの買収を進めていますが、それは明らかに次のXBOXのための動きであって、次世代XBOXでは万全の体制を取りたい意思がフィルスペンサー氏にはあるのだと思います。
プラチナゲームズが作っていた作品もキャンセルになってしまい、特に日本から出るソフトがファーストタイトルでは乏しいのが現状なので、2020年年末に出るだろうと噂されている次世代XBOXはすでに開発キットが出回っているという話もあるみたいですから、もう開発に着手しているメーカーもいるかもしれません。
そして、次世代XBOXには下位互換性が完全に搭載されているという話もあり、もしそうならば初代XBOXからXBOX360、XBOXOneまですべてのゲームが楽しめることを意味しており、強力なコンテンツを最初から持っているのに等しい意味合いもありますね。
ドンマトリックス氏時代で負けこんだ感じがあったXBOXが再び復活させるためには、オールインワンXBOXを掲げて、PCを含む戦略に切り替えていますが、コンシューマーゲーム機を出し続ける以上、普及と販売促進、ファーストタイトルの充実は欠かせないものの、一番ネックだった、PS4よりスペックがやや下回る結果というのが客離れにつながった部分でもありそうですね。
特に海外ゲーマーはその点はシビアですから、スペックがやや上回ったPS4に流れた説は多分当たっているでしょうね。スイッチのような変化球ハードでもない限り、PS5とガチンコ勝負になりそうですから、あとは、クラウド互換のXBOX簡易版も出るようなので、その辺は未知数ですが、それでも本体を売り出す意味合いが大きくなりそうで、スペック追求をPS5、次世代XBOXともに推進してきそうですが、ここでどこまでの差がつくか、もしくは対等なのかによって、又売り上げにも影響しそうですね。
海外でPS4PRO,およびXBOXOneXが予想以上に売れているらしいですし、日本でもPS4PROが予想していたより売れたので、そういうアップグレードモデルも次の世代は当たり前に出るでしょうが、スタンダードモデルがやはり軸になるので、そこで妥協をしないスペック追求をどこまでやってくるかといえそうです。
一説にはPS5は500ドルを想定してスペックの追求をするという話ですし、値段とスペックのつり合いをどこでとるかは大切になってきますし、妥協して値段重視になれば、PS5の後塵を期すことになってしまうので、その辺は難しい選択を迫られそうです。
特に欧州では圧倒的なPSブランドの支持があり、特にイギリスでは任天堂も敵わない強い市場を形成して、更に今では日本市場を抜いていますから、そういう意味でもブランド力以上の強みを持たないとPSには勝てないですし、ソフトもそろえて、スペックも上というがPSに勝つ最低条件といえそうです。PS4がこのままいけば1億台に達成する可能性さえあるので、ある意味商売的にはうまくいっていても、市場的には奪われた感があるXBOXは、次のハードで巻き返したいですね。