332スポーツ業界関係者の目線は、2017年春に発売された「ナイキ(NIKE)」の厚底シューズ“ズーム ヴェイパーフライ 4%”による同ブランドのシェア率に注がれていた。結果は10区・23校の230人の選手のうち95人が「ナイキ」のシューズを履くという圧勝だった・・




実は昨年の箱根駅伝でも“ズーム ヴェイパーフライ 4%”は40人近い選手に履かれて、「ナイキ」の箱根駅伝のシューズシェア率を前年の4位から1位へ押し上げていた。これに限らず同シューズはこの1年、世界中の主要レースの表彰台をほぼ独占してきたといってよい。

18年9月のベルリンマラソンでエリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)選手が2時間1分39秒という驚異的な世界新記録を樹立したり、10月のシカゴマラソンでも大迫傑・選手が日本新記録を打ち立てたりしたことは、大きな話題になった。


・2019 箱根駅伝 東海大 ゴールの瞬間



優勝した東海大学もユニホームは「ミズノ(MIZUNO)」製だったものの、多くの選手が“ズーム ヴェイパーフライ 4%”を履いていた。

シューズに関しては、青山学院大学と「アディダス(ADIDAS)」、東洋大学と「ナイキ」のような強豪校とブランドとの包括契約、あるいは一部の有力選手の契約を除き、大半の選手は自由意志で選ぶ。

それだけに今回の箱根駅伝での「ナイキ」のダントツのシェア率はトップランナーの支持が一気に「ナイキ」に傾いたことを象徴した出来事といえそうだ・・

(source: WWD JAPAN.com - 箱根駅伝は「ナイキ」厚底シューズの圧勝 約4割の95選手が履く



・東海大 優勝インタビュー


・競技としてはともかく、一般人がコンクリートの上を走るのは膝や踵に優しいとは思えないからソールは厚いほうがいいのでは。

・選手等の足が壊れにくくなるのであれば非常に良いと思う。趣味でジョギングをする人も興味があると思うので、厚底ブームが始まりますね。 えっとっくにブームだったの?

・『厚底シューズ』初めて見ました。足元を見て踵がやけにあるなあと思って見ていました。膝や足首にいいならどんどん採用すればいいですね。土と違ってアスファルトは衝撃が違うでしょうから。
実況の方から説明がなかったのは、宣伝になっちゃうからだったんですね。どのくらいが有利なのか、数値が知りたいものです。

・今の常識では厚底で
20年前はあり得なかった
右見ても左見ても
長距離の試合を見れば、先輩からも教わりみんな、底は薄く軽いシューズだった
でも、普通に考えても衝撃を軽減できるのは厚底であり、あの時は誰も疑わなくて、自分はしょっちゅう故障に泣かされてきた
全ての常識は疑うべきですね!
ノーベル賞を取った人も教科書を信じないなんて言ってましたね

・最初に話題になったのは17年の末。
ドラマ『陸王』と重なってよくニュースになってた。
厚底って言うと負担が無いように感じるけど、この靴は文字通り体が4%前傾するような造りになっているから推進力は出るけど慣れてないと負荷が大きく履きこなせないらしい。
そんな中、いち早く取り入れたのが東海と東洋。
まだ走りにクセのない下級生が履き、この靴に合う走りを研究するようになった。
それが今年、東洋の往路優勝、東海の初の総合優勝と実ったんだろう。
青学はアディダスと契約してるからコレ履けないし。

・今回の大学駅伝でのナイキの厚底シューズのタイムアップってどれくらいなんだろ?
駅伝は平地もあれば登りと下りもある。
メリット・デメリットがあると思うが。

・ヴェイパーの底が厚いのは板バネを格納するためのスペースが必要なため。ロイター板と同じ原理、構造である程度のストローク幅がいる。そのために底を厚くしてる。板バネがないただのクッションシューズであの厚さにすると、反発が得られにくいので逆に走りにくい。
陸上のルールである、シューズは足を保護するのが目的であり、助力に鳴ってはいけない、に接触するかは、いろいろ議論されてて世界陸連がナイキを調査した経緯もある。


・【ヴェイパーフライ4% フライニット】履き比べてみた