劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」 Ⅱ.lost butterfly感想レビュー すごかったんで約1万文字で語り尽くしてみた
本予告映像より
ナイト上映、見てきました…!
はい、管理人です。劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」 Ⅱ.lost butterflyが2019年1月12日に公開され、今回もナイト上映が行われたので、早速堪能してきました。本当は堪能した流れで一気に感想レビュー書き上げてやるぜ!!!って思ったんですけれど、気づけば大爆睡してしまってました…。年というものを恐ろしい…。
まあそんなわけで、感想レビューを書けるだけ書きたいと思います。一応ネタバレなしバージョンとネタバレありバージョン(ネタバレありは書きたいことをひたすら暴走しながら)を書いてますので、少しでも興味あった人は見てもらって、見たって人はきっとすげェ興奮していると思うのでその興奮のままここのコメントとかしてもらえると、助かります。では…。
「Fate/stay night [Heaven's Feel]」 Ⅱ.lost butterfly 感想レビュー ネタバレなし
まず、ネタバレなしって書いてるんですけど、第1章見た人向けのネタバレなしレビューになるのでまずは第1章見て!いやマジで!
『劇場版 Fate/stay night Heaven’s Feel I. presage flower』感想レビュー 濃厚すぎ注意、のめり込みすぎ注意のヤバイアニメ : なんだかおもしろい
2017年10月14日に、「劇場版『Fate/stay night[Heaven's Feel]』I.presage flower」(以下、Hate HF)が公開。深夜に最速上映が行われたたので、こちらを視聴した上でその気持ちを抑えることなく全力で一気に感想レビューとして書きたいと思います。ノリと勢いで書き綴っ
とりあえずAmazonビデオでレンタル版あるので紹介しておきます。
ネタバレなしレビューは、ネタバレなしってことなので、ネタバレのないように要点をちょいちょいつまんで書きたいかなって思います。
クオリティは第1章超え
間違いないでしょうこれは。前作のときの感想レビューで「アニメのクオリティがすごすぎる」って書いたんですけれど、これ超えてます。超えすぎて半端ねェです。
まあ正確に言うと、クオリティを超えてるというよりも第1章のときのクオリティ以上の表現をしないといけない場面が山程増えたと言ったほうがいいんじゃないでしょうか。全3章で描かれるFate HFですけど、第1章は序盤、第3章は完結と、クオリティはもちろん重要なんですけど、戦闘描写から精神描写まで、一番変化が大きい場面だと思うわけですよ。
力の入れ具合は半端ないです。「ufotableの人大丈夫…?」って序盤からずーっと思ってましたからね。たぶん人生で初めて、映画館のエンドロールでスタッフの人数数えましたよ。
重要なのは、「戦闘がすごい」ってことじゃないです。戦闘描写はマジで感動しました。もはやアニメを超えた何かなんじゃないかと思うほど。でも違う…見てほしいのは、戦闘描写じゃないのです。本当に細かな人間描写なのです。そしてその人間がいる場面での風景描写なのです。そして汗なんです…!
今回もパニクったが…
劇場版Fate HF第2章を見ながらメモしてたけどなんか精神状態おかしくなってた#fate_sn_anime pic.twitter.com/G0T3aBuAD1
— だい@なんだかおもしろい (@nandakaomo) 2019年1月11日
あのですねー…パニクる=ここの管理人で、第1章のときもパニクりすぎて頭おかしくなっちまったわけなんですけれど、今回もパニクりました。ただ、思っていたほどはパニクってないです。
まあそりゃそうだって話なんですけど、第1章は謎があまりにも多すぎる内容で、第2章は謎がずいぶんと解けてきて完結へ向けての道筋がはっきりと見えてくる場所。なので「え?なにこれなにこれ…?」と焦ることはそんなになかったです。ストーリーはね!
ただもうね…ネタバレありのほうで全力で書かせてほしいのですが、描写が…描写が半端ねェ。というかこれ映画でやって大丈夫なんか?もし完全版といってBlu-rayとか出たら本気出しちゃっていいの?とか思いましたね。実際、映画館出てきたときに「○○すぎやろこれ…」って声がすごい聞こえました。
すべての原点からやっている人には朗報かもしれない
一応、原作のPC版からプレイしてるここの管理人なんですけど、PC版プレイ者からしてみると、朗報中の朗報っていう映画な気がします。特に原作でヘブンズフィールのことを一番○○○と思っていた人にとってしてみたら。まさにここの管理人。
逆に原作をプレイしていない人からしてみると、まさかのことにすげェテンション上がったんじゃないかな。自分だったら間違いなく、映画館ですごいことになってた。
キャラへの愛を感じすぎる
映画に関わったすべての人に感謝したい。キャラクター描写はもちろんのこと、声優さんも本当に感謝しかありません。もっというなら、きっとアフレコ中に声優さんに指摘した人もいると思います監督とか、音響監督とか。それも含めて、感謝しかありません。
まず間桐慎二については本当に震え上がりました。原作プレイした直後は「ワカメだなぁ」とか思ってたわけえすよ。トラぶる花札道中記でもホント弱ェとか思ってたわけですよ。でも違う…ワカメという男はこうなんだ、こうだったんだと思わせてくれるキャラでした。
間桐慎二だけじゃないです。バーサーカーの叫ぶ声に、アサシンの淡々としたしゃべり口調、間桐臓硯のおどろおどろしい声…。下手したら淡々とテレビに出てたアナウンサーですら感動しちゃうレベル。
…言い過ぎですかね?
劇場版見る前にほかの作品見たほうがいい?事前にゲームやったほうがいい?
第1章公開のときに「劇場版見る前にほかの作品見たほうがいい?事前にゲームやったほうがいい?」と自分で考えてみたわけなんですけど、そのときは「原作やってほしいけどヘブンズフィールやるのにすげェ時間かかる」「アニメしかチェックしていないなら逆に原作で「Heaven's Feel」のルートはやらずアニメ見てその後に原作プレイしてほしい」という意見に落ち着きました。
第2章については、第1章の映画を見た前提なのは当たり前ですが、敢えて原作をやる前に見てもらいたい部分でもあります。
というかここの管理人、Fateに関わらず原作ありきの作品の場合、原作を知ってしまうとちょっと盛り上がりが欠けてしまうフシがあるんですよ。第2章の衝撃をどストレートで味わってもらうなら、やっぱり第1章→第2章ですかねぇ。
まあ、原作知ってても今回マジで第2章やばかったですけどね。
敢えて否定的な意見も言います
はっきり言えば、ダメだったなんて言葉出ません。でも、映画見終わったあとに疲れ果てて寝てしまい、気づけば見てから15時間が経ってしまって少し心が落ち着いたので、ほんのちょっと…ほんのちょっとだけ残念だったなぁと思ったことを言います。
2時間映画なのに4時間見た気になってしまったことです。ナイト上映が終わり外を出たら太陽出てるだろうなぁって気持ちで外出たら寒くて、そこから寒い中Fateのことばっか考えて、1時間くらい歩いて家へ戻ったら「ああ…」とそのまま布団にバダンキュー。精神的にも肉体的にもこんなに疲れることになるなんて思わなかった…!
肉体的には歩いたから疲れただけだろ!って言われてしまったらその通りなんて文句は言えませんが…でも、本当に疲れた。
第2章を漢字一文字で表すなら
汗
ということで、ネタバレなしで感想レビュー書いてみました。ここからはネタバレありの感想レビューですので、ネタバレまだ見たくないって人はまだ見ないで!
「Fate/stay night [Heaven's Feel]」 Ⅱ.lost butterfly 感想レビュー ネタバレあり
はい、マジですごかったですよねー!セイバーを失った衛宮士郎が、その後間桐慎二とライダーと対立して、実はライダーは間桐桜のサーヴァントだったことが分かって、さらに間桐桜は遠坂凛の妹だってことが発覚して、間桐臓硯との戦うためにイリヤとバーサーカーと協同しようとするもアインツベルンの城へ行くとそこへ臓硯とアサシン、さらにセイバーオルタがいて、サーヴァント同士の激しい戦いが繰り広げられてヤバイことになり、そして爆発に巻き込まれた士郎を助けるためにアーチャーが自分の腕を切り落として士郎にその腕をくっつけて…。
と、ここの管理人はここまでが第2章で描かれるだろうと公開前によ予想してましたが、はっきり言ってアホでした。尺が足りるわけないと!(そういう意味では第4章くらいまで描かれても良かったかなぁなんてこと思ったり)。
その後は士郎と桜の交わり、そして桜がどんどん変貌していく様子と、士郎の考え方が大きく揺らぐシーンがあり、ホント見ていて緊張しっぱなしでした。あの士郎が…あの士郎がですよ!あの士郎が桜のために…ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アカン、テンション上がりすぎて止まらない!気になった要点をネタバレと暴走込み込みで書きたいと思います。
汗がすごい!
劇場版Fate HF第2章を漢字一文字で表すなら
— だい@なんだかおもしろい (@nandakaomo) 2019年1月11日
汗#fate_sn_anime
いきなりこれをぶっこむこと、お許しください。でもマジで言わせてほしいのですこのことを真っ先に!
第2章を漢字一文字で表すなら「汗」と書いたんですけど、今回はマジで汗なんですよ。それは汗が飛び出すほど緊張したシーンが多かったとかではないです。士郎と桜の汗がもうこれ以上なく美しいと思ったのです。というか映画でこんな濃厚シーン描いていいのか!?
第1章はレーティングはG(年齢制限なし)なんですけど、第2章ってどうなのかな…個人的な意見ですけれど、すごく甘く見積もったとしてもR15+はあると思うのですよ。映画倫理機構で調べてみたものの出てこないので分からないですがどうでしたっけ?
士郎の血を欲しがり指を舐める桜だけならまだGだったかもしれません。でもそのあと、2度も一緒の布団にいましたからね。慎二がギリギリまで攻めましたからね!
士郎の部屋のふすまを開けて、自分から服を脱ぎだして士郎に抱きつき、そして士郎と愛の言葉を言い合って、そして抱きしめて…うん、思い出しただけでヤバイ。
「Fate/stay night」の原作PC版をプレイしたからそう思うのでしょうか…これが見たかったんだと。ゲーム登場時はシナリオでセイバールートやUBWと比べて「うーん」と言われていた桜ルートなんですけど、一方でこういう性的なシーンでは一番印象に残っていたりします。というか一番お世話になりました(第2位はアタラクシアのライダー)。
完全にカットはないだろうなぁと思っていたけども、そこまで濃厚には描かれないと思っていたわけですよ映画なんで。でもね…ギリギリを超攻めたと思います。むしろ桜の動きや士郎の言動、そしてあの薄暗い和室に布団がしいてあるという状況をまるでこっちがそこにいるかのような雰囲気出して見せられたら、もうこんなんヤバイでしょ!
そして士郎と桜が一緒に抱き合うところに流れる汗ッッ!自分、多汗症ですげェ悩んでるんですけど、なんか感動しちゃって多汗症で良かったなぁって思いました。別に2人とも汗っかきじゃないんだけどさ、でも汗ってすごいよなって思っちゃいました。
…そういうこともあるので、絶対に、絶対に映画館で迷惑かけるようなことはしちゃダメですよ!やるならパッケージ版が出て家でね!
間桐慎二という悩めるクズ
これがもう素敵中の素敵。ワカメとネタにされがちな存在なんだけども、本人は至って真面目だし、何より人間の汚らしい部分を如実に表した存在でもある。だが、そんな男が悩み苦しみ、そして最後に桜によって殺されてしまうシーンまで…最高すぎました。
桜のあの黒い影が慎二の頭をシュパッて貫通するシーン…もはや芸術とまで思ってしまった。それまでの桜への○○プしようとするシーンや、やってしまって暴走と化す桜のシーンまで、すべてにおいて慎二という存在はなくてはならないものでした。
そんな慎二を演じたのが、今をときめく神谷浩史さん。神谷浩史さんといえば「プロフェッショナル 仕事の流儀」に登場しTwitterなどで話題になったのもついこの前。そのプロフェッショナルな仕事を見事に見せてくれました。マジでこれ、最高でした…。
アーチャー好きにはたまらない第2章
アーチャー好きな人、泣いたんじゃないでしょうか。というのも、自分が映画見てて一番泣きそうになったのが、アーチャーだったんですよ。アインツベルン城のあたりでアサシンと戦ってた中、突然現れた黒い影に凛が襲われそうになって、熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)を繰り出したものの士郎は腕を失う大怪我をして、自らの腕を渡してアーチャーはいなくなった。…このシーンのアーチャーは、マジで輝いていた。
原作だとUBWのアーチャーやべェ!ってなりがちだけど、ヘブンズフィールの最後のアーチャーってこんなにかっこよかったんだな…。
士郎に対して考え方を伝えることとか、イリヤへの想いというものも感じてしまってあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!
ギルガメッシュという存在
実は一番心配していたことです。前に公開されたPVなどで、いかにもギルガメッシュが活躍しそうな感じを出していたので、おいおい大丈夫なのか?と思っていました。
実際、戦闘シーンなどは予想通り短かったです。短かったですが…ギルガメッシュの存在感を感じることができました。足が切られ、桜に喰われしまうシーン…半端ねェ。
セイバーオルタVSバーサーカーはアニメ史に残すべきシーン
すごかった…。アニメってこんなにすごいんだと思わさせてくれるシーンでした。セイバーオルタVSバーサーカーは100年後とかにアニメ資料として残すべきです。
これのすごいのは、この2人の戦闘シーンのスケールが半端ねェってことだけじゃないです。あのセイバーがオルタ化したことで淡々とした戦闘を繰り返す一方、狂化されクラス通り「バーサーカー」状態のバーサーカーにすごい愛を感じたということ。あのセイバーがすごい冷酷に見えて、あのバーサーカーがすごい熱血の漢に見えて、もうさ…アカン泣く。
背景は生きている
元々、「Fate/Zero」いやもう「空の境界」からufotableの背景描写のすごさには気づいていたし、今回も間違いなく安心できるクオリティだろうなぁとは思っていたのですよ。でも今回はどこか、背景なのに心がこもっているかのような気持ちに見えてしまいました。背景が生きている…と言えばいいのでしょうか。
例えばホントに最初に描かれた雪がちょっと解けた家の屋根とか道路とか、桜が雨の降る中街を見下ろすシーン…人物だけじゃなくて背景そのものが生き生きとしてるって感じました。実際は暗い場面ばかりなんだけども、なんていうのか…背景も病んでいるみたいな。…うーん表現が難しい。
藤ねえたまんねえ
出番はほとんどないです。ないですが…藤ねえたまんねえ。
メモ書き公開
実は映画を見るときに、振り返りと感想レビューのために見ながらちょっとしたメモ書きを書くようにしてます。で、第二章を見たときのメモ書きを改めて見直したのですが…何これ?ってなってました。
メモ書きの内容なんでどうでもいいです。重要なのはこの興奮っぷりを見てほしいです。
まとめ
とにかく、すごいアニメでした。第一章もすごいアニメだったんですけれど、実は見終わったときに「ガチで心病むかもしれないから誰にでもオススメできない」みたいなことを思ったのですよ。でも第二章が公開されたことで、第一章と合わせてガッツリ見てほしいと思います。
第二章=明るい話になったわけではないです。むしろ闇が増えた気もします。ただあの士郎の気持ちが大きく揺れ動き、新しい道を見つけて突き進むシーンがあるというだけで気持ち明るくなれます。
もうこんなこと書くとホントクソとか叩かれるという前提で書きますが、士郎と桜のシーンを見るために行ってもいいと思います。というか見ろ!そしてそのついででもいいからほかのシーンを見て作品全体にハマってくれェ!
…ハァハァ…ハァハァ…疲れた。いろいろ書いて疲れた。次回劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel] 」Ⅲ spring songは2020年春公開なので、それでどうなるか…。まあ映画見た人なら分かると思うんですけど、「桜満開」のシーンが描かれたんですよね。そんな、心気持ち良いラストが見れると、楽しみです。
…そしてそう思ったときにすごいこと気づいてしまいました。「Fate/stay nightのアニメはこれで完全に終わるんだな…って」。感想レビューでかっこよく〆ようと思ってたら最後の最後にすっげー寂しさを感じてしまった。…いやいや、次回で終わりだなんて、思いたくない…いやいやいやいやいやいいやいyいあyいあいyいあえいぇあいおgjれだおgjれぽ;げghjて8p9gbjhr…セイバールートのufotableアニメ化を期待するしかないのだろうか…(アタラクシアも可)。
劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel] 」Ⅲ spring songは2020年春公開 : なんだかおもしろい
本日1月12日に劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」 Ⅱ.lost butterflyが公開され、第3章となる劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel] 」Ⅲ spring songが2020年春に公開されることが発表されました。劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」I.presage flowe
(c)TYPE-MOON・ufotable・FSNPC
誤字脱字はこちらから連絡をお願いします。
まだアレやアレやアレが三章に残ってると思うと期待しかない。
個人的には大河のシーンが良かった…
色々なものが救われた気がしたんだ
私も同じくあのシーンの伏線回収は一番好きでした
大河に感謝です
※2
PC版やってたファンにとってはご褒美ですw
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