鋳物工房写真集滴る金属「溶けた金属、燃え上がる炎、鋳砂をふるう様子」 : アキバBlog

2019年01月15日

鋳物工房写真集滴る金属「溶けた金属、燃え上がる炎、鋳砂をふるう様子」

鋳物職人の柏木照之氏の同人誌『鋳物工房写真集滴る金属』がZIN秋葉原店に入荷してる。新刊告知が『肉眼では見ることの出来ない炎の形や流れる金属などを鋳物職人が撮影』だったもので、SMさんの感想『溶けた金属、燃え上がる炎、細かい鋳砂をふるう様子…臨場感が半端なくて』などがある。

サークル鈴の音（柏木照之氏）の冬コミ新刊、写真同人誌
「鋳物工房写真集滴る金属」

鋳物とは「砂や粘土などで作った“鋳型”に溶けた金属を流し込むことで作る製法のこと、またその製品そのもの。素材も、鉄・銅・アルミ・錫・亜鉛などを主とした様々な合金が有り、用途によって使い分けます」

消失模型鋳造法 「発泡スチロールを砂の中に埋め、そこに湯（溶けた金属）を流し込みます。模型が溶け、金属と置換し製品が出来上がります」

サークル鈴の音（柏木照之氏）の冬コミ新刊、鋳物師の視点で撮影した写真同人誌『鋳物工房写真集滴る金属』が、COMIC ZIN秋葉原店に入荷してる（ZIN専売）。

柏木照之氏は、小田原で鋳物業をされ風鈴や鈴などを作られている鋳物職人さんで、冬コミ新刊の写真同人誌『滴る金属』は、新刊告知が『肉眼では見ることの出来ない炎の形や流れる金属などを鋳物職人が撮影。写真集ですが読み物として鋳物のトピックも多めに書き下ろしました。ニッチな鋳物業に興味がある方は是非！』だったもの。

収録写真は、溶けた金属を流し込む型「鋳型」・溶けた金属を流し込む作業「鋳込み」の様子・燃料「コークス（石炭）」・発泡スチロールを砂の中に埋め溶けた金属を流し込む「消失模型鋳造法」の様子・製品の風鈴で、作業工程や道具・金属の素材についての解説入り。

鋳物とは。砂や粘土などで作った「鋳型」に溶けた金属を流し込むことで作る製法のこと、またその製品そのものを指すこともあります。金属を液体状にするので、プロペラの様に曲面の多い形状や、エンジンの様に中が空洞のものでも、型の設計次第で様々な立体を作ることができます　冒頭「鋳物とは」抜粋

写真同人誌『鋳物工房写真集滴る金属』の感想には、SMさん『溶けた金属、燃え上がる炎、細かい鋳砂をふるう様子…鋳物作りの作業風景の写真集。写真の臨場感が半端なくて、本当に買って良かった1冊』、honda yukiさん『写真で見るとやっぱり鋳造はキレイやなぁ』、玉置こさめさん『鋳物関連の絵的な資料は少ないのですが写真もあざやかで大変ありがたい』などがある。

なお、サークル鈴の音の鋳物師・柏木照之氏はあとがきで『今回はここ3年ほどで撮影した作業風景の写真を中心にまとめています。～この1冊限りになるか、このあと続くのかわかりませんが、もしこの写真集で小田原の鋳物に興味が湧きましたら、実際に商品を手に取って、生の音を聞いて頂ければ嬉しく思います』などを書かれている。

柏木照之氏のTwitter / 小田原デジタルアーカイブ　鋳物師・柏木照之