たけし審査委員長「２、３年でじゃんじゃん入れ替わる若手俳優は情けねえ」

【第２８回東京スポーツ映画大賞】部門の表彰対象が決まった「第２８回東京スポーツ映画大賞」で、たけし審査委員長は「２０１８年は『万引き家族』と『カメラを止めるな！』の年だった」と断言。ほとんどの賞を、この２作品が分け合った。また、今後の映画界への不安と提言も行った。

今の映画界って、相変わらず役所広司とかベテラン勢は健在だけど、情けないのは若手の俳優。ドラマの主役を張るようなヤツが２、３年でじゃんじゃん入れ替わってる。今の時代の切り替えの早さが、どうも気になるな。ヘタすっと映画自体も、監督が安定したいい映画を撮り続けるんじゃなく、新しい監督がじゃんじゃん一発勝負の映画を撮る時代になりかねない。

あん時のあの監督の作品は面白かったなーってだけで、大物監督が育たなくなっちゃうかもしれない。「逆噴射家族」の石井聰亙（岳龍）監督とか、「鉄男」の塚本晋也監督とか、一時代を築いたじゃん。いまでも監督をやってるけど、やっぱり初期のころのインパクトしか印象に残ってない。だから、上田監督も進化し続けなきゃね。

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