967 名前:おさかなくわえた名無しさん 本日のレス 投稿日:2007/12/12(水) 00:55:11 vlV8FTk9
一雨ごとに寒くなる。
俺は残業を一休みして、駐車場の自販機へコーヒーを買いに行った。
ビルを一歩出ると、空気が氷のように冷たい。思わず肩をすくめて呟く。
「寒いなあ…」
「寒いですねえ」
ハッと顔を上げると、経理のSさんがいた。
人のいやがることをさりげなく買って出て、素早く片付けてしまうSさん。
俺はずっと前から彼女に憧れていた。
コンビニで夜食を買ってきた帰りらしい彼女の、抜けるように白い頬が、
今は寒さのせいか紅潮している。
俺は鼓動が高鳴るのを感じて、ほとんどうつむきながらうなずいた。
「ほんと寒いっすよね」
鸚鵡返ししかできない俺に、彼女はいつもの爽やかな笑みを浮かべて
「こんなに寒いと、何もかも死ね!! って思いますよね(^^)」
肛門キュッてなった