【かぐや様は告らせたい】白銀「四宮の服を着てみたい」
- 2019年01月31日 23:10
- SS、かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～
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かぐや「いいですよ」
白銀「……」
＊ ＊ ＊
白銀「俺も四宮の制服を着てみたい！」
白銀「……」
白銀「しかし、直球で言った場合……」
☆妄想中～～～～～～～～～～～
白銀「四宮！俺は四宮の制服を着たい！」
かぐや「なるほど。私が石上くんに制服を貸して嫉妬していると？」
白銀「ち、違う。そういう訳じゃなくて」
かぐや「会長なぜそんなに焦っているのですか？」
かぐや「お可愛いこと」
～～～～～～～～～～～～～～～
白銀「うわあああああああああ！ダメだ！直球勝負は無しだ！」
白銀「というかそもそも女子の制服を借りようとか変態だろ！」
白銀「前提条件が間違っていた！考え直さなければ！」
白銀「ん？どうかしたか？顔が真っ赤だぞ？」
かぐや「あっ、いえ。ちょっと今日は暑いなーと。それよりコーヒーいかがですか？」
白銀「ありがとう。頼む」
かぐや「は、はい。淹れてきますね」
白銀「はぁ……四宮の制服を着たいなー」
かぐや（会長！さっきから考えが駄々洩れですよーーーーーーー//）
かぐや（なっ！どれだけ強欲なんですかーーーーー//）
白銀「ぐっ、学ラン姿の四宮を見てみたい！俺はどうすれば……」
かぐや（なななななっななっーーーーーーーー//）
＼ルーティーン／
かぐや（はぁ……）
かぐや（まったく……）
かぐや（会長ったら、もうまったくもうっ。本当に困ったお方）ﾆﾔﾆﾔ
白銀「ぐぐぐぐぐぐぐぐ」
かぐや（それにしてもあんなに悩まれて）
かぐや（会長ったら私の事好きすぎでしょう！）ﾊﾞｰﾝ
かぐや（本当に仕方がないので、私から『体育祭の生徒会の挨拶の時に、会長と副会長の制服も交換してみましょうか？』と話をふってさしあげましょう）
かぐや（手間がかかる旦那を持った気持ちだわ）
かぐや（って、誰が妻よ！！）
白銀「ん？なんだ？」
かぐや「その……あの…………………………………………コーヒーが入りました」
白銀「ありがとう。いい香りだ」
かぐや（って、『服を交換しましょう』とか言える訳ないじゃないーーーー！！！！）
かぐや（どこの変態よ！制服を交換したのがバレたら変態生徒会って呼ばれるじゃない！）
かぐや（それにもし……）
☆妄想中～～～～～～～～～～～
白銀「なに？体育祭で俺と制服を交換したいだと？」
かぐや「はい」
白銀「体育祭の日に交換という事は、登校中俺が着てた温もりや匂いが残っている……。その服が着たいという事だな」
かぐや「あっ、いえ、それは……」
白銀「まったく俺の温もりを感じたいとは……」
白銀『お可愛い奴め』
～～～～～～～～～～～～～～～
かぐや（いやぁーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！）
かぐや（そりゃあ、洗った後の服を着ても意味はありませんが……ってそうじゃなくて！）
かぐや（そもそも会長が私の服を着たいと言っているのが問題なんですよ！）
かぐや（そうです！私から言うのではなく、会長から言うべきです！）
かぐや（さあ、いつでも言ってください！会長が言ってくれれば私はいつでも）ﾌﾌﾝ
早坂（四宮家メイド）「……で、会長は何も言ってこなかったと」
かぐや「会長の意気地なし！」
早坂「思ったのですが、『俺も四宮の制服を着てみたい』と言った時に『あらあら、そんなに私の事が好きなんですか？』と言えば、会長を追い詰める事が出来たのでは？」
かぐや「……」
かぐや「あっああああーーーーーーー！！！！」
本日の勝敗
かぐやの負け
敗因・白銀の服の匂いを嗅ぎたかったから
終わり
白銀「ふむ……」
白銀（今日は思ったことを口に出したふりをして、四宮から『制服を交換しましょう』と言わせようと策を練っていたのだが……）
白銀「……」
白銀（四宮め！赤くなってニヤニヤしたり真っ赤でキョトンとした顔をしたり、色々な表情を見せやがって）
白銀（可愛すぎて頭から策が全部飛んじまったじゃねーか！！！）
白銀（まったく俺の事を好きすぎだろ！）ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ
圭（白銀妹）「お兄ぃ！なにモジモジニヤニヤしながら机叩いてんの？キモいんだけど！」
本当の本当に終わり
読んでくださってありがとうございました！
また、機会があればよろしくお願いします！
TVアニメ「かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦」第2弾PV
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リスペクト的な意味で本編のプロの漫画家程のセンスではないにしても、面白くさせようとする努力と工夫が感じられました。
藤原書記を介入させない感じがどうなるかも上手く纏められていたのではないでしょうか。
白銀会長が実際にそんなことを語ることも、かぐや副会長がそれを許容するかは別問題ですが、そうやって模索しちゃえるのもIFの強みですよね。あとこれは感想文形式の独り言です。