任天堂の質疑応答の一部が望月氏からもたらされて、ニンテンドースイッチが来期に対し期待が持てるだろうとしたコラム記事が掲載中。全容が明日になれば判明するでしょうが、期待ができるという意味では大きな発言になっていますね。
任天堂の決算における質疑応答の中で、その一部をWSJ望月氏が抜粋してツイートしていて、みなさんに期待してもらえる未発表タイトルがあると語り、更にニンテンドースイッチオンラインに対応した未発表ゲームもあると公言されていて、その辺はまだ発表がなされていない4月以降のタイトルとして存在している任天堂のオリジナルタイトルがあるということで、それがいつどのタイミングでニンテンドーダイレクトを実施して、任天堂ゲーマーに対しアピールしていくのかというもので、今期2000万台をあきらめ、1700万台に下方修正しなければならなくなったのを繰り返すような事態に陥らないために、任天堂がどれだけソフトでスイッチ本体を年間を通じてけん引していくのかが最大の課題になってくると思います。
その意味で一端を話したものではあるものの、大いに期待が持てる話となっており、少し安心できるものといえそうです。今年のラインナップはスカスカになるのではないかという心ない外野の声もあったので、可能性が否定しきれないという意味では心配でしたが、あとはソフト数が年間何本出す予定になっているのかが気になるところです。
2019年ということで、ロンチに出たソフト開発部署が2巡目をする時期としてはまだ時期尚早ではあるものの、2020年に向けてはソフト作りが動いているでしょうから、その狭間の時期にさしかかるために、ソフトの数がやはり最優先課題になりますね。どうぶつの森、ポケモン、ルイージマンション3、ファイアーエムブレムの4本しか確定していないですから、それ以外にあと最低6本程度は欲しいところで、年間10本は期待したいですね。
2018年も大体10本くらいは出ているので、それと同等の数は欲しくて、今までに任天堂が出したニンテンドースイッチソフトの合計は22本なので、ソフトの数とハードをけん引していくためのソフトは日本より、海外での存在価値を高める狙いがあるため、どうしても必要ですね。
自分の記事で上げた、ニンテンドースイッチユーザーの50%はPS4を持ち、40%はXBOXOneを持っているという説があって、もしそれが事実ならば、セカンドハードとして活用している海外ゲーマーが何を求めていて、そして何を欲しがっているのかというのは明白なので、そこで任天堂製の有力ソフトを出し続ける必要性があると感じます。サードタイトルも重要なんですが、ハードが回っていかないとついてこないので、PS4やXBOXOneのようなAAA作品の大作がサードから出続ける可能性は残念ながら低く、AAタイトルや、マルチ作品、移植作品、HDリマスター系が多くなりそうなので、そんな中ではチームNINJAのマーベル作品が一番期待が持てるものになりそうですね。
レベル5のスイッチ作品なども需要は大きそうですが、どうしても国内市場中心の意味合いが強くて、そういう意味では国内はある程度安泰なんですが、海外がこれから攻めていく市場になるでしょうから、そこをどうやってアピールしていくかが古川氏の今後の手腕が問われる部分になりそうです。
新たなコミットメントは発表されなかったようですが、来期も同じ1700万台くらいは売りたいでしょうから、3227万台に到達している現ハードは順調にその数を伸ばしていて、5000万台に来年は到達しそうな勢いなので、3年目で5000万台は悪くない数字でビジネス的にも十分成り立てる市場の規模といえるでしょうから、今までそっぽを向いていたUBIやEA、アクティビジョンなども無視できなくなると思いますね。その辺のサードがどう動くかも注目する1年になりそうです。