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【良スレ】しんのすけ「あと……どのくらい生きられるのかな?」 : 【2ch】ニュー速クオリティ

【良スレ】しんのすけ「あと……どのくらい生きられるのかな?」

【良スレ】しんのすけ「あと……どのくらい生きられるのかな?」

kaisui


1
: :2008/08/03(日) 18:28:53.84 ID:
……… 
  
しんのすけ「な〜んちゃって////」 
  
みさえ「このおバカッ!!」 
  
みさえのゲンコツが繰り出される。 
  
それはしんのすけが入院してから一週間目の話だった。


https://anago.2ch.sc/test/read.cgi/ghard/1549110173/l50


3
: :2008/08/03(日) 18:29:35.44 ID:
しんのすけ「だってぇ〜ん…早くお外で遊びたいゾ!」 
  
みさえ「我慢なさい! 更に具合悪くなったらどうするの!」 
  
しんのすけ「オラ大丈夫だゾ!…………ゲホッゲホッ」 
  
みさえ「ほらー…まだ良くなってないんだからおとなしくなさい!」 

いつも元気なしんのすけには、病院のベッドで寝てばっかりの生活にはもうウンザリなのだろう…… 
  
私だってなんとかしてあげられるならなんとかしてあげたい…… 
  
してあげたいけど………
5: :2008/08/03(日) 18:30:17.09 ID:
みさえ「脊髄小脳変性症………?」 
  
医者「はい……」 
  
ひろし「それって治るんですよね!? ね!?」 
  
ひろしの言葉に医者は首を縦に振らなかった
7: :2008/08/03(日) 18:31:24.11 ID:
医者のそぶりに顔が青ざめる二人 
  
みさえ「…それってどういう病気なんですか!? 治療法は無いんですか!?」 
  
医者「最初は[よく転ぶ]と言った症状がよくあらわれます。進行するにつれて歩けなくなったり 
手が自由に動かせなくなったり…… 最終的には言葉が話せなくなり、寝たきりになります。 
最悪死に至ります……」 
  
ひろし「そ…そんな……」 
  
みさえ「嘘でしょっ!?」 
  
医者「現在治療法が確定されておらず、難病の一つと言えます……」
9: :2008/08/03(日) 18:32:03.18 ID:
医者とこれからの治療について話し終わり、しんのすけが待つ病室へ向かう途中 
  
散々泣いた二人は途方に暮れていた。 
  
みさえ「どうしよう……あの子にどんな顔して会えばいいの……」 
  
ひろし「……………」 
  
みさえ「あの子にちゃんと教えなきゃいけないのかしら……」 
  
ひろし「……………」 
  
みさえ「ねぇアナタってば!!」 
  
ひろし「うるせぇな!! オレだってどうしていいのかわかんないんだよ!!」 
  
みさえ「なによっ!!」 
  
ひろし「……すまん」 
  
みさえ「…………」
11: :2008/08/03(日) 18:32:35.19 ID:
……しんのすけの待つ部屋についてしまった。 
  
ひろし「なぁ……」 
  
みさえ「…なに?」 
  
ひろし「しんのすけには…黙っていよう。今アイツに言っても アイツにはよくない。」 
  
みさえ「そうね…… あの子にはまだ……」 
  
ひろし「みさえ、アイツ勘がいいから少しでも様子が違うと気付かれるぞ。 普段通りにいこう……な?」 
  
みさえ「あなたこそ…… さ、行きましょう。しんのすけが待ってるわ」
12: :2008/08/03(日) 18:32:50.29 ID:
重すぎワロタ
14: :2008/08/03(日) 18:33:09.20 ID:
しんのすけ「お! 待ちくたびれたゾ!!」 
  
ひろし「あぁ〜!!わりぃわりぃ!!」 
  
みさえ「ちゃんとおとなしくしてた?」 
  
しんのすけ「もっちろん! …ねーねーとうちゃん! スッゴく美人の看護婦さんがいたゾ!!」 
  
ひろし「おぉ〜いいねぇ! うひひ……」 
  
みさえ「このおバカ!」 
  
みさえは二人の頭を叩く。 
  
しんのすけ「も〜!! 痛いゾかあちゃん!! ………あれ?」 
  
みさえ「な……なによ!」 
  
しんのすけ「かあちゃん……目が赤いゾ?」
19: :2008/08/03(日) 18:34:15.96 ID:
前回と前々回は惨劇だったので今回は感動系ってやつです。 



みさえ「え………?」 
  
しんのすけ「かあちゃんだけじゃなくて とうちゃんもだゾ!」 
  
ひろし「……あぁ〜!! さっきスッゴク臭い部屋があってな! 目が痛くなって赤くなってるんだよ!!」 
  
みさえ「そ……そーよ!!」 
  
しんのすけ「ふ〜ん……臭いのは嫌だゾ! ところでオラどんな病気なの? まさか不治の病!? いや〜ん///」 
  
みさえ「た…ただの食中毒よ!! 心配ないわよ!」 
  
しんのすけ「昨日隠れて食べたプリンのせいかなぁ〜?」 
  
みさえ「アンタあれ賞味期限過ぎてたじゃない!!おバカ!!」 
  
しんのすけ「いやぁ〜///」 
  
ひろし・みさえ「ほめてない!」 
  
……本当にただの食中毒ならよかったのに…… 
22: :2008/08/03(日) 18:34:52.80 ID:
みさえ「それじゃ、いい子にしてるのよ!! また明日来るからね!」 
  
ひろし「もっと美人な看護婦さんがいたら教えてくれよなっ!」 
  
しんのすけ「えぇ〜!! もう帰っちゃうのぉ〜? オラも帰りたい帰りたい帰りたいぃ〜!!」 
  
しんのすけの言葉に心を打たれる二人 
  
しかし今はまだ…… 
  
みさえ「よくなったらすぐ帰れるわよ……ね?アナタ」 
  
ひろし「あぁ……じゃあ、また明日な!」 
  
しんのすけ「ふーんだ! 明日お土産待ってるから〜!! んじゃ!」 
  
部屋を後にした二人の顔は今にも泣きだしそうてあった 
24: :2008/08/03(日) 18:35:14.06 ID:
家に帰宅した二人 
  
いつも賑やかな我が家は 
  
何も会話の無い暗い家庭へと変化しつつあった。 
  
こんな静かな夜は 
しんのすけが幼稚園のお泊り会以来である。 
  
みさえは一人居間で泣き崩れている。 
  
ひろしは何も言わず黙って座りこんでいる。 
  
その空気を感じ取ったのか、ひまわりも泣き出してしまった…… 
  
気が付くと夜が明けていた
28: :2008/08/03(日) 18:35:49.53 ID:
しんのすけ「ねぇ〜オラいつになったら退院できるのかな?」 
  
みさえ「プリン食べた罰よ! しばらく入院してなさい!」 
  
しんのすけ「あ〜あ……早く幼稚園に行ってみんなと遊びたいゾ!」 
  
みさえ「早く遊びたいんだったら あんまり動き回らないでおとなしくしてるのねっ!」 
  
しんのすけ「ほ〜い」 
  
……… 
  
  
私はこの子の前で いつもと同じ母親を演じていられているだろうか? 
  
この子の笑顔を見ていると、本当に難病にかかっているかわからなくなる…… 
  
もしかしたら医者の診断ミスなのではないか? 
そういう期待すら持ってしまう…… 
30: :2008/08/03(日) 18:36:19.78 ID:
しんのすけ「ふぁあ〜あ……退屈だゾ!!」 
  
ひろし「お! しんのすけ!! お土産買ってきてやったぞ!」 
  
しんのすけ「おぉ!! なんだなんだ〜!?」 
  
ひろしの持って来た袋の中を必死に覗き込むしんのすけ 
  
しんのすけ「まさかこれは……… アクション仮面秘密基地セットDX!?」 
  
ひろし「おまえずっと欲しがってたヤツだろ? 入院してる間暇だろうからさ、俺の小遣いはたいて買ってやったんだから… 大切にしろよなっ!」 
  
しんのすけ「うぉ〜!! 父ちゃん フ・ト・モ・モ〜!」 
  
ひろし「それを言うなら太っ腹! だろ? まぁ暇だろうけど頑張るんだぞ!」 
  
しんのすけ「こうなると入



  


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