ほんのりと怖い話『老夫婦の家』『お礼』『赤い鞠』他
自分的にはむちゃくちゃ怖かった体験なんですけど、他人にはどうだか分からないので、こちらに書かせてもらいたいと思います。
長文ですが、ご容赦ください。
引用元: ・ほんのりと怖い話スレ、その2~~
新居を見つけるまでの間、私達は斜め前のお家に間借りすることになりました。
その家は1年ほど前に相次いで老死した夫婦の家でした。本来なら家は遺族が住む筈でしたが、その息子夫婦も郊外に家を持っている人達で、今更その老夫婦の家に移り住む気もなく、また、人に貸す気もないと言うことでそのままにされている家だったのです。
もちろん斜め前に住んでいた私達はその老夫婦のことも知っていたし、その家の状況も知っていました。だからこそ、こんな事態のときに家を貸してくれたくれた息子夫婦の申し出を有難く思い、感謝の気持ちでその家に移ったのです。しかし、初めてその家に入ったとき、私達一家はちょっとした戸惑いを感じていました。
私達一家は元々火事で焼け出されているので必要最低限な物しか持っていません。食器類などこの家のものをすべて借りつつ、当面は生活していくことになります。
この家に移り住んだその初日、引越しのあわただしい中で私一人がこの家の留守を任される場面がありました。手持ち無沙汰の私は居間にぽつんと残り、部屋を眺めていたのですが、その部屋に据えられている仏壇に興味を持ちました。私の家は無宗教なので仏壇の無い家でしたが、仏壇のある家では何かとそれに手を合わせる習慣があるのを見聞きしていました。
この家にお邪魔している身なのだから、仏壇に手を合わせるくらいはしたほうが良いのではないか?子供ながらもそう考えたのです。早速お線香に火をつけ、仏壇に向かって手を合わせました。しかし、線香の匂いが立ち上ると、妙に私は落ち着かなくなってきました。何か、視線を感じるのです。仏壇から、じっと私を見ている気配が感じられます。その視線は冷たく、明らかに私を疎ましがっている視線でした。
私は急に怖くなってしまい、仏壇から逃げるように居間の中央まで移動しました。お線香の匂いは部屋中に充満し、じっとりとした嫌な雰囲気になっています。私は何か自分に出来る仕事は無いかと思いました。何か動いてないと不安だったのです。
するとその途端、
ボーンボーンボーン
物凄い大きな音でなり始めたのです。その音はとても陰気で、ただでさえ怯えかけていた私は余計に怖くなってしまいました。何とかして止めなくては行けない。焦り、ただ闇雲に秒針を回していると、
ガタン。
すぐ耳元で、物音がしました。慌ててそちらを見ると、なぜか鴨居に掛けたあったこの家の持ち主おじいちゃんの遺影が外れ、宙ぶらりんに紐で引っかかって揺れているのです。鴨居の溝は結構深く、そこにはめ込むように掛けてあった遺影が外れるのは、なにか不自然な気がします。
私はすでに恐怖で半泣きになりながらも、とりあえず時計を掛けなおし、大きく揺れているおじいちゃんの遺影も立てかけなおしました。が、その瞬間、
ガタン。
何も手を出していないのに、なぜ・・・?おばあちゃんの遺影を直す私。が、
ガタン。
またおじいちゃんの遺影が外れてしまいました。まるでわざと遺影を鴨居から落としているようです。そしてまた突然鳴り出す柱時計。
突然のこの騒ぎに怯えながら、老夫婦は自分達の家に入り込んだ私達に対して怒っているのではないか?という危惧が生まれてきました。
これはすべて私一人がいるときに起きた出来事です。今回の火事の件、引越し先のこと、色々と大変な問題が起こっているときに、「もしかしたらここの家の死んでしまった二人は幽霊としてここに残り、私達の侵入に対して激怒している。」など親に言っても馬鹿にされるどころか、説教すらされかねません。私はこの出来事を誰にも言わずに黙っていようと思っていました。
ギシ、ギシ、ギシ。
決して急がない、ゆっくりとした足取りが廊下の板張りに響きます。
その足取りは、老人の歩くテンポの遅さを想像させるものでした。この家にはこの時、私を含めた家族5人が寝ているはずですが、足音は状況やその他から考えても誰にも当てはまりません。この家から早く出ていけ。
老夫婦がそう言っているかのようでした。
なぜ、自分だけがこんな思いを・・・。
翌朝、日の光の中でこの家を眺めながら、私はため息をつきました。朝になれば昨日の出来事はすっかり忘れて、新しい気持ちになれると希望していたのです。が、その考えは甘く、家は陰気な雰囲気に包まれていました。
ほとんどの時間を外で過ごしているほかの家族に比べ、中学生の私は帰宅時間も早く、一人で家の中にいる時間も多かったのです。家の中の怪現象はそんな私を狙いすましたかのように、一人になったときによく起こりました。
突然脈絡も無く鳴り響く柱時計。いくらはめ直しても音を立て、外れてしまう老夫婦の遺影。金縛りには毎夜遭い、その度に廊下を歩き回る音がします。
「この家にいるのは一時的なものです。すぐに出ていきますから、お願いですからしばらくの間ここに居させて下さい。」
しかし、老夫婦の霊はそれを理解できないようでした。いくら嫌がらせをしても出ていこうとしない私達に苛立っているように、日々怪現象が起こります。
そんなある日、いつもの金縛りが起こり廊下を歩く音が聞こえました。
毎夜のこととはいえ、いくら経っても慣れない私は恐怖に震えていると、その日は廊下の足音が部屋の前でぴたりと止まったのです。スッと襖を開ける擦れた音がしました。私は怖くて必死に目をつぶります。その時、
ドスン。
胸に衝撃が走りました。急に胸が圧迫され、苦しくなります。まるで上に人が乗っているようでした。そのあまりの苦しさに思わず半目を開けた私が見たものは、白い着物を着たおばあさんの後姿。
正面を向いていなくて本当に良かった。そう思いながら私は気絶していたようです。
「この家、ちょっと変じゃない?」
そんな私の言葉を受けて、母親の顔が曇ります。
「そうなのよね。最近、意味も無く柱時計がなったり、やたらに写真が落っこちてくるのよ。」
私だけに嫌がらせをしても埒があかない。老夫婦の霊はそう思ったのでしょうか。
それから数日後、いつまでも人の家にお世話になっているわけには行かないと言う理由で、私達一家は別の場所に引っ越しました。次の家も別に本格的に住む気の無い、いわば仮の住居だったので、今となってみると親もあの家には何かを感じていたのかもしれません。
老夫婦の家はそれから数年後に取り壊されてしまいました。
生前の彼らに対して特に私は記憶が残っていません。ただ近所に住む二人と、その程度の認識でした。多分あちらもその程度にしか思っていない淡い近所づきあいだったと思います。だからこそ、急に上がりこんできた私達一家に怒りを覚えたのでしょうか。私にはそこのところが分かりません。
暇だから書いてみる。面白くなかったらスマソ。
うちの近所にお墓がある。そこに1人で住んでいるおばあさんが体験した話。
ある夜、そのおばあさんは布団に入って眠っていたが、人の気配を感じて起きたらしい。
だが、そんなことは日常茶飯事なので放っておいてそのまま眠った。
すると、次の日も眠っていると何者かの気配を感じ目が覚める。
その日も「無視して眠ってしまおう」と思ったらしいが、何故かなかなか寝付けない。
何者かが部屋を歩き回る気配がする。おばあさんは目を閉じてやりすごしていた。
何分たっただろうか。その「何者か」が出て行く気配がした。
「こう安眠を邪魔されてはこっちも不愉快だ。」
おばあさんは、外へ出て行った「それ」を窓から見た。
「それ」は和服姿の若い女性だった。その女性は墓と墓の間の通路のような所で立ち止まると、ふっとそこへ吸い込まれるように消えていった。
おばあさんは思わず外へ出ると、「それ」が消えていった所に持っていたマッチ棒を刺して、目印にした。
すると、中から古びた骨壷が出てきたのだ。
「誰某何々 享年○○」
そのおばあさんは住職をしているうちの父に連絡し、事情を話しその墓場まですぐに来て欲しいと伝えた。
父は墓場へ行き、何時もより何倍も丁寧に(ワラ お経をあげた。
その日からおばあさんの家には何も現れなかった。
数日後、おばあさんは父にこんなことを言った。
「お陰で私のところにはあの人はやって来ない。だからあんたのところに今日あたりお礼に
行くかもしれないよ」
終。
皆様始めまして。
これは私が小学生の頃の話です。
家の近所に一軒の空き家がありました。その家は昔旅館を経営していた様子で、山奥の長い一本道を上っていくと突然現れるその家は小学生が誰しもあこがれる”秘密の隠れ家”には
もってこいの場所でした。
私は一部の友人達と共に学校が終わるとそこに集まり、夕飯時になるまでいろんな事をして遊んでいました。
そんなある日、その空き家に”でる”と言う話がどこからともなくわき上がりました。
そこの旅館の持ち主が首をつって自殺した、誰もいないはずの家の窓から和服を着た女が外を眺めていた、とか・・・
私達は仲間はずれにされた誰かがそんな噂を流しているんだろうと、気にもせず隠れ家を愛用していました。
しかし噂は他のクラスの生徒にも広まり、そいつらが”秘密の隠れ家”を見に来る様になりました。
”隠れ家”に思い入れの深かった私たちは他の生徒と縄張り争い?の喧嘩をよくしていました。
「なんだ?あいつら?」
私たちも、必死になってエアガンを打ったり、部屋の物を投げつけたりして応戦しました。
パリン、パリンとガラスの割れる音が空き家に響きます。
私は転がっていた竹細工の赤い鞠を手に取りました。
中に鈴が入っているようで
「チリーン」
と音がします。
鞠を投げつけようとした瞬間、相手が驚いた顔をしています。
そんな事は気にせずに鞠を投げつけました。
狙いがそれて地面に落ちた鞠が転がり
「チリーン」
と音を立てた瞬間・・・
「ガシャーン!」という音と共に家中のガラスというガラスが全て割れてしまいました。
私たちも相手もびっくりして、空き家から逃げ出しました
いっきに山の麓まで下ると、さっきまで喧嘩していた相手も、同じ恐怖を体験した身として何故か好感が持てます・・・
私が、息も絶え絶え喧嘩相手に話しかけました。
相手「え・・・?」
相手の仲間「やばいって。そいつと話すな!」
私「何だよ。おまえ」
相手の仲間「だっておまえの後ろに女がいたぞ」
どうやら、私が赤い鞠を投げる瞬間、背後に女が立っていたそうで、赤い鞠を投げるのを止める様に私にしがみつこうとしていたらしいです。
私はびびりながらも、平気な振りをしていました。
そしてその場は解散となりましたが、友達の一人が
「空き家に忘れ物をした」といいます。
忘れ物自体は大した物では無く、さっきの事もあり、私は行きたくありませんでした。
しかし、びびっている姿を見せたくもないので一緒についていく事にしました。
空き家に向かう道のりで私は赤い鞠について話していました。
「だから「チリーン」て鞠が音を立てた瞬間、窓が割れたんだよ」
辺りは薄暗くなってきました。
空き家が見えてきたその時です。
「チリーン」鈴の音がします。
皆で顔を見合わせます。さっきの鞠が転がっているのかと、辺りを見回しました。
赤い鞠は確かにありました。
誰かに踏みつけられグシャグシャに潰れて・・・
「チリリーン」また鈴の音がします。
皆、顔色が変わり始めました。
誰かがつぶやきます。
「チリーン」音は空き家の方から聞こえます。
「チリリーン」音が近づいて来ているような気がします。
坂道ですのでとれた鈴が転がってきているのかな、と思っていると
「チリリリン」「チリリリン」「チリリリン」
一箇所ではなく複数の箇所から私たちを囲むように鈴の音が鳴り始めました。
「ぎゃー!!!」
みんな一斉に逃げ出しました。
その後、誰も空き家に近づこうとはしなくなり間もなく、その家は小学生が溜まるというので取り壊されました。
ほんのりじゃないっす。
2年くらい前の話です。
夜中の1時くらいに、私は自分のアパートでTVを見てました。
ふと気付くと、飼っている猫がずーっとドアの方を見ているんです。
少し古めのアパートって、郵便物入れの挿入口がドアに直接取り付けてありますよね。
その挿入口を、猫はずっと見ているんです。
何かあるのかな?と私も、そこを見ると挿入口から指がにゅっと出ていて、男の人が部屋の中を覗こうとしてました。
慌てて包丁を出して「警察を呼びますよ」と言ったら男の人は逃げていきました。
それからは、その挿入口の部分にポスターを貼って中が覗けないようにしました。
学生の頃(15年程前)独り暮らしのアパートの台所でばたばた音がするので行ってみると厚紙でできたネコの砂袋があばれているんです。
手で破れない程の厚さの紙で中はビニールの3層構造になっている砂袋ですよ?
あたしはその時「なかにネズミが入って暴れている!!」と思い急いで上の部分を折り曲げ洗濯鋏で止めて友達をよびました。
友達が来ておそるおそる袋を明けてもらうと中には、、、何も居ませんでした。
砂しかはいっていません。全部新聞の上にぶちまけたから間違いありません。
じゃあ、あのばたばたしていたものはなんだったのかと、、、、。今でも不思議です。
俺がガキのころ、実家の電話は黒電話でした。
若い人はもう見た事ない人もいるかも。黒いズングリしたボディーで、呼び出し音がベルなんですね。ジリリリリーーン!と結構ハデな音を出すので心臓に悪いです(笑) 当時の電電公社(NTTの事ね)の統一規格で、大抵の家庭の電話はコレでした。
ウチは自営業だったんだけど親が両親とも飲兵衛で、仕事の後二人して飲みに行って夜中近くまで帰ってこない事もよくありました。
そんな夜、2階の子供部屋で寝ていたところ、電話の音で目がさめました。電話は1階なんだけど、音が派手なのでしばらく鳴りつづけてると寝てても目覚めちゃうんですね。
親が電話してきたのかな、とも思ったんですが、しばらく躊躇してました。
ガキですから電気が消えて真っ暗な1階に下りるのが嫌だったんです。
でもいつまでも鳴っているので、恐る恐るとりにいったんですね。階段を降りながら思いました。
慌てて電話を取り「もしもしっ?」 ところが、受話器を上げたのに、まだ呼び出し音が鳴ってるんです。ジリリリリーン ジリリリリーンて。
えっ?と思っいました。違うんです、電話機の呼び出し音が止まらないんじゃなくて・・・
受話器の向こうで、ジリリリリーン ジリリリリーンって音が鳴り続けてたんです。慌てて電話を切って2階へ駆け上り、親が帰ってくるまで布団頭までかぶって震えてました。ちなみに、親に聞いたらその晩は家には電話していなかったそうです。
それ聞いて思い出したんだけど、
ガキの頃、110番にイタズラ(無言)電話したのね。
はじめは向こうが『もしもーし、もしもーし。』って
繰り返してただけだった。
それでも切らないで黙っていたら、突然受話器から
『アナタハ電話ヲイタズラニ使ッテイマセンカ?(×2)』
と、合成音声が聞こえてきて、
ジリリリリリ、、、、って、いつもと違う呼出音が鳴りだした。
受話器置いてもやまないし。
5分位でやんだけど、泣きそうだった。
母は物が捨てられない人。加えて
使えそうな物を人からもらっちゃう人。
この間、家の近所のマンションの不燃ゴミの中にケースに入った花嫁人形があって、拾ってきちゃった!
綺麗な顔した人形なのに、何故か髪の毛がボサボサで顔が汚れている・・・。
お人形が可愛そうだからとか逝っている、最悪。
人形って持ち主の怨念とか、気持ちとかが入っているって聞くし、気持ち悪いから、捨ててきて!とお願いした。
そのまま、捨てるのもなんだか気味悪く、近くの神社で焼いてもらったが、ケースの下の引き出しに、離婚届と、3歳くらいの男の子の写真と、恨みまじった手紙が入っていた。
いまでも、その男の子の顔が脳裏に焼き付いてる。
かかわらなくてもいいものを、家にもって来た母を恨む。
夜中にその子に起こされて『一緒にトイレに来て』と言われたので
なに?Aちゃん、おばけこわいの?って聞いたら
『違う、廊下のつきあたりの壁が恐い』って。
そこはちょっと前に遊んでいて穴をあけてしまった壁で、
穴を隠すために模様の入った簾のようなものを掛けてあったんだよね。
Aちゃんは穴のことは知らないので、そこから何かの気配を感じたんだと思うと
私までこわくなり、一人で夜トイレに行けなくなってしまった。
俺が学生だった頃住んでいたアパートの話。
ゴミ収集の前夜、悪いな~と思いつつもゴミを深夜に出してきて、ふと自分の部屋(1階、角部屋)の上の部屋を何となく見上げたら、部屋の蛍光灯は消えてるみたいなのに、オレンジ色の光がなんかユラユラ揺れてた。
何だろ? とか思いつつも特に気にもとめず部屋に入り、さ、寝よっかなと思ってたら上から緊迫した声が。
「ヤベェっ!! 火事だっっっ!!!」
直後から ドタドタドタ……ザッパァ~ッ×3
って音が。
……っておい。つーことはさっき俺が見た光は「火」かい!!
まぁ、大事には至らずに済んだみたいだったからいいけど。
でも、そいつ出ていくときに大家になんて説明したんだろうな~?
とか言いつつ俺も上の住人があまりにうるさいのでチョイキれて天井を殴ったら「ボコンッ!!」つって大穴開けてしまい青ざめたことがあるんだけど。
幸い俺が出ていくときはアパートの取り壊しが決まっていたので何にも言われずに済んだ。
ほんのりビビッタ話。
通り過ぎ様なんとなく車の中に目がいってしまった。
なんだか妙な違和感を覚えたからだ。
車の後部座席に寝袋くらいの大きさの、夏布団で作られた巾着みたいな物が載っていた。
しかし、それはまるで人がその中に入って座っているような大きさと形をしている。
袋の口は紐のような物で引き絞ってあり、そこからちょっと中身が覗いている。俺はそれを見て、
「何だ、車の中で寝袋に入って寝ているのか」
そう思った。だが、まてよ。
エンジンもかかっていない車の中で、今日みたいな暑い日に寝袋に入って寝る奴なんかいるだろうか。
俺が袋の口の部分を見ると、そこは座布団のようもので覆われてい中は見えない。
布団が詰まっているとしても、あんな、顔や方の盛り上がりがわかるような形を成すだろうか?
恐くてそのまま見て見ぬ振りをして家に帰った。
中に入るとなぜか腐った畳の上にていねいに広げられたスカート・上着から成るまだきれいなセーラー服。探偵(北野??)も「気色悪っ!!」とあわてて逃げ出していた。
あれは一体なんだったんだろう?・・・
昼間その公園を散歩してるとりんりん鳴ってるんですよ。
周りに人気は全然ないし、風がどど~って吹いてて木がザワザワ鳴ってて、
真っ昼間なのに怖くなって逃げちゃいました。
あれはやっぱ誰かのいたずらなのかねぇ・・
何かがやってくる体験ならしたことがある。
リアル工房の頃、十数人でサバゲをやったときの話し。
場所は、良くある荒れはてたホテル跡で、人家からかなり離れているので誰も来ないし、出るという噂からヤンキーすらあまり来ない。
それに、ゲームに興奮するあまり嫌な気分は吹き飛んでいたし、怖いと言うと馬鹿にされる風潮が仲間内にあった。
さんざ遊んだ後、五階の大部屋でみんな集まって装備の手入れをしていると、誰ともなしに遊んでいる最中に気配を感じると言い出した。
狙い狙われる遊びだから気配がするのは当然なんだけど、それとはちょっと違うと言う奴が殆どだった。
かくいう俺もそうだった。
・続く
車やバイクが来た音がしないので、肝試にきた集団ではないようだった。
みんな強力なライトをもっているので窓から下を照らしたけど、自分達が乗ってきたバイク以外は何も無かった。
付近に民家はないし、数十分の山道を歩いて登ってきたとは思えない。
この頃になると頭の片隅に噂話が渦巻いていたけど、強がりたい年頃だったし気分だけは兵士なので、足音の存在を確かめようとした。
部屋から顔を出して、階段の方をライトを照らしながら
「警察の方ですか?僕達遊んでいるだけですけど」とか「肝試しですか」と呼びかけても返事無かった。
その間も足音は段々と近づいてくる。
「何か用ですか?」「お邪魔だったら帰りますけど」と幾ら話し掛けても一向に返事が無い。
この頃になると本気で怖くなってきた。
ヤバイ帰ろうという事になり、荷物を手早くまとめ、「大声を出すな」とか「走り出すの禁止」と言い合って廊下に出た。
そして足音のする階段とは別の階段から降りることになり、下る前にもう一度足音のする方をみんなで見た。
・続く
そして足音がだんだんと早くなって、早足になると、先の取り決めを忘れてみんな走りだした。
階段を駆け下りでいると、上で物凄い音がしたけど、もしかしたら足音が反響しただけかも知れない。でも十分怖かった。
「ヤバイヤバイ本気でヤバイ」と言いながら駆け下り、バイクに乗って、エンジンのかかりの悪い奴に罵倒しつつ、誰もがホテルから目が離せないでいる。
そして全員のエンジンがかかると我先にと走り出した。
麓のコンビニまで行くとこれで安心と言う気がしてきた。
そして店の前で話していると、俺は気が付かなかったけど、数人が走り去りながら窓から顔が見えたと言った。
さらに真っ先に走り出した奴が、廊下で男女ともわからない青白い顔がとつぜん見え、体が空けていたと語った。
コンビニの駐車場から山の上を見つつ、もう行かないと決めた。
これだけだけど、長くてスマン。
どこがほんのりだよ~、めちゃ怖ぇよ~!
面倒なので事務所に泊まっちまおうと思って、メシとコーヒー買いにコンビニへ。
買うもの買って、さてもーちょい仕事片して寝るかな、とか思いつつ事務所の入ってるビルに向かう。うちの事務所は2階にあって、1階にはハウスクリーニングだかの会社が入ってる。
通用口を開けて小さなロビーを抜け、階段を上ろうとしたら、何か視界の隅に違和感が。
階段の非常灯に照らされて、無人のクリーニング会社内がぼんやりと見えた。
明かりは消えてる。誰も居ない。でも、なんかヘンなものが「ある」
一台のパソコンのモニターらしきものを、なにかが隠してる。近づいてみた。
画面に覆い被さるように、ボサボサの長い髪の毛。
とにかくダッシュして階段駆け上がって事務所飛び込んで鍵閉めて寝た。
なんだったんだろ、あれ。ヅラ? 人?
後でそれとなくその会社の人員を観察してみたけど、茶パツの兄ちゃんやパンチっぽいおっさんはいたけど、髪の長い人は居なかった。
…俺みたいな奴をおどかすためのネタであればいいのに(涙
あんま怖くないんですが・・・。
去年のちょうど今頃、雨がしとしと降る夕方のことでした。
用事があったので私は家路を急いでいました。
ふと前を見ると向こうから小学生低学年くらいの女の子が、こちら側に向かって歩いて来るのが見えました。
大き目の赤いランドセルしょって(小さい子だったので1年生くらいかも)、黄色い帽子をかぶってました。
すれ違うときに気がついたのですが、傘をさしていないのに雨に濡れていないように思いました。
気味が悪くなってすぐに目をそらし、足を早めました。
少しして気になってもう振り返ると、さっきすれ違ったはずの女の子が何故か私の5mくらい後ろをついて歩いていたのです。
私は急に怖くなって歩く足を早め、少し小走りになりました。
夕方だったので人通りはありましたが、あたりに他の小学生はひとりもいません。見間違いではないのです。
少ししてまた振り向きました。
そしたらさっきと同じくらいしか距離がひらいていなかったのです。
女の子はすれ違う前も後も歩くペースは同じように思えました。
傘をもてあそぶように道端の塀や門をコツンコツン叩いたり、うつむきながらノロノロ歩く感じで、走ったりはしてませんでした。
一本道で30m程先に家があるので、あとは猛ダッシュでした。
玄関のカギを開け、ドアを閉める前にもう一度だけ振り返りました。
するともう彼女はいなかったのです。
見通しの良い一本道なので、隠れる場所もなさそうなんですが・・・
でも振り返ったとき真後ろに居られるよりは消えてくれたほうがずっと良かったので、安心してカギを閉めました。
すみません、ほんとに怖くなかったですね。
最後だけでも下げときます。
ほんのりなので書かせていただきます。
冬に父の会社関係の保養所に泊まりに行った時の事。
後から行くから先に行っててと母と妹に言われたので1人で大浴場に行き、湯船につかってました。ですが、浴室には誰も居なくて寂しいし、薄暗い上に湯気が立ち込めて見通しが悪く、少し怖くなった私は早々に体を洗って出る事にしました。頭を洗っていると、風呂桶がコンと鳴る音が。
男湯の音が響いて来たのかなと振り返るとご婦人が体に湯をかけている所でした。頭洗ってて入って来たのに気付かなかったのだろうと思い、人が居る事に安心した私は最後に体を温めてから部屋に戻ろうと、また湯船につかりました。
ご婦人とは離れて入ったのですが、彼女が「ご家族でいらっしゃったの?」と聞くので「はい、スキーをしに来ました」と答えました。
すると彼女は「いいわねぇ。私は主人と2人で温泉が目的で来たの。でも、2人だから旧館にしか泊まれなくて。折角新しくなったのに」と言いました。そういえば、この宿を取る時に父が「湯○曽の保養所、新しくなったらしいから今年はそっちにしよう」と言っていたのを思い出しました。「それは残念ですね」と曖昧に答えておきました。
ほぼ入れ違い位に母が入って来たので、先程のご婦人との会話を母にすると「さっき出て行ったの?私会わなかったわよ?」と言われました。浴場に来る為の通路は長い廊下一つで他にルートはありません。
「走って帰ったのかな」「足が速いとか」と笑って話していましたが、なんとなく私は嫌な気持ちでした。
私だけ先に部屋に戻って、父にその話をすると父は憮然とした顔で「旧館は、本館を建てなおす時に拡大する為に取り壊している」と言いました。そして「俺をからかうな」と怒られました。
(父は厳格で、冗談や、笑い話の類が嫌いなのです。)
次の日の朝、管理人の方に旧館の事を聞きましたがやはり「もうありませんよ」と言われました。
私はあのご婦人にからかわれたのでしょうか?
前に実家で体験した話です。
離れて1人暮らしをしているので、実家に帰るのがお正月くらいなのですが、その何年か前のお正月のこと。
姉と母とわたしの3人で台所に立ち、食器の後片付けをしていました。
うちの台所は廊下と共用になっている形で、そこから左手方面にトイレ、階段、玄関と続いていて、流しの前に立って左側を見ると、玄関の上がり口と階段の上り口、それにトイレに曲がる角の部分が見えるようになっているんです(わかりにくい説明ですみません)。
お皿を拭いていると、ふっと何かが玄関からトイレの方に向かったような気がして、2人を
驚かしてやろうと思い、
「今、玄関からトイレの方に何か通ったように見えちゃった」
と言いました。
すると母が真剣かつ不安げな顔で
「やっぱり?お母さんも夕方1人でお勝手に立っていると、人が通ったりしているような
気がするのよ」
と言い出すのです。わたしは、ただ気のせいで済まされそうな何かが通った気がしたような
だけなのに。しかも、かなりびくついてしまったわたしに姉の駄目押しの一言。
「ああ、このくらいの(顎の下くらいに手をやって)おかっぱの痩せた女の人でしょう?
よくいるよね、あの辺りに」
姉はよくいろいろなものを見て、それをことなげもなく話す人なので、かなり怖かったです。
最近体験した不思議な話.
1年ほど前にコンビニで玩具菓子を買った.
ある人気アニメのロボットの組み立て式のフィギュアがついたやつだ.
敵役のロボットなので髑髏のような頭を持ち,両手でマシンガンを構えていた.
玩具貸しのフィギュアにしてはなかなかの出来だったので,箪笥の上に飾っておいた.
この玩具菓子のシリーズは好評だったようで,第2弾,3弾が発売された.
同じアニメ二登場する別のロボットのフィギュアがついていた.
それにつられるように玩具菓子を買い,箪笥の上には4種類4体のロボットが飾られるようになった.
アニメに登場する敵役のロボットがすべてそろったのだ.
4体のロボットは一つの戦闘チームを作っているようだった.
フィギュアはすべて出来がよかったので,よく4対並んでいるのを眺めて時間をすごした.
この玩具菓子のシリーズの第4弾が発売された.
それは一番初めに買ったロボットのリメイク版だった.
早速それを買ってきた.
モデリングの技術が進歩していたのだろう.
新しいフィギュアは明らかにはじめのフィギュアより出来がよかった.
新しいフィギュアを箪笥に飾ろうとしたが,5体を並べる場所はなかった.
少し悩んだが,はじめのフィギュアは職場に持っていくことにした.
職場の机の上の奥のほうに持ってきた最初のフィギュアを飾った.
1対しかないので少しさびしい感じがしたが,仕事中の気分転換には十分だった.
次の日出勤してみると,ロボットのフィギュアがなぜか机の手前のほうに飾られていた.
そのときは誰か職場の人が手にとって眺めたのだろうと思い,気にも留めなかった.
仕事に邪魔になるので,フィギュアは机の上の奥のほうに戻した.
次の日出勤してみると,フィギュアはまた机の手前のほうに飾られていた.
勤務時間が始まると机の奥に戻すのだが,次の日も,次の日もフィギュアは机の手前のほうにあった.
かなり人気のあったアニメの登場ロボットなので,職場にもファンの人がいるんだなあと思った.
その日は業務が忙しくなって徹夜することになった.
朝,いつものようにフィギュアを机の奥に戻し,日付が変わっても仕事を続けた.
職場の人は次々と帰宅し,一人になった.
次の日の朝の3時ごろ,やっと仕事が終わったので仮眠することにした.
机の前に椅子を並べてその上に横になったとき,ふとロボットのフィギュアのほうを見た.
ロボットが机の奥のほうからこちらにマシンガンを向けているのが見えた.
そのまま眠った.
何かの物音で目が覚めたようだ.
時計を見ると4時過ぎだった.
外はすでに明るくなっていた.
物音の原因を探すためにあたりを見回した.
ロボットがばらばらになっていた.
机の上から下まで,ロボットのフィギュアのパーツが散らばっていた.
ばらばらになったパーツを探し集めた.
だが頭のパーツはついに見つからなかった.
机の上には首なしのロボットがあった.
さすがに気持ち悪くなったのでそのフィギュアはゴミ箱に捨ててしまった.
不快な気持ちは治まらなかったので,早退した.
家に帰ると腹の調子まで悪くなってきた.
何度もトイレに行った.
下痢だった.
何度目だったかの排泄時,尻に何か引っかかる感じがした.
便器の中を確認してみると排泄物の中に何かがあった.
それはあのロボットの頭だった.
髑髏のようなロボットの頭は排泄物の中からこちらを見上げていた.
そのとき,なにが起こっていたのかがわかった気がした.
ロボットの頭を割り箸で拾い上げ,石鹸でよく洗った.
箪笥の上には4体のロボットのフィギュアが飾られている.
その真ん中に,あのロボットの頭を飾った.
あれだけひどかった下痢は,嘘のようにおさまっていた.
ロボットの頭に言うべき言葉を言った.
“おかえり”.
仲間と離れて寂しかったのかな?・・・
奇妙な味の短編を読ませてもらった気分だね。
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デパ地下で50代の見知らぬおばさん「ジロジロ見ないで!旦那も子供もいるの」→突然絡まれて完全に俺「( ゚д゚)ポカーン」→おばさんの隣に居た人が事情を聞いてきたので説明すると…
「キリスト教の修道士の幽霊が出る!」イスラム教の一家にエクソシストの司祭が呼ばれる
【孵化する神】大地主の祖父「その玉には“孫”が入ってる。いつ生まれるかわからんから触るな」→祀ってた祖父が死に玉が割れた→その結果村におこる災難。孵化に使うモノ、それは…
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