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美術部に入ったらヤンキーばっかだった話 : 【2ch】ニュー速クオリティ

美術部に入ったらヤンキーばっかだった話









美術部に入ったらヤンキーばっかだった話

yankii


1
: :2014/05/22(木)14:02:28 ID:
俺が中学生の頃の話しなんだけど、
思い出す事があったんで良かったら聞いてくれ
2: :2014/05/22(木)14:02:45 ID:
俺の通ってた中学校は地元ではあまり良い噂のない中学校だったんだ
俺は小学生の時にいじめられていたし
中学でもいじめられたくなかったんだけど
何せめちゃくちゃ中学校が近かったもんだからそこに通う事になってた
あんまりヤンキーとか関わりにならないよう
平穏な中学生活を送ろうと心の中で決心して俺は通い始めた
3: :2014/05/22(木)14:02:59 ID:
入学してすれ違う先輩達っていうのが
本当にヤンキーで、制服をダラダラ着てたり
中にはほぼ私服の奴がいたりした
本当関わりになりたくないと思っていたが
部活は絶対入らなくちゃいけない制度だったので
俺は体験入部にも行かず美術部で届けを出したんだ

それが俺の中学生活がめちゃくちゃになった原因だった
4: :2014/05/22(木)14:03:13 ID:
入部届けを出しに美術部の顧問の先生を訪ねたときだった
先生は意外そうな顔で俺をみてた気がする
先生は
「おまえ、美術部でいいんか?大丈夫?」と念を押してた
俺は何の疑問も思わず
「はい、美術部が良いんです」
とか言って見事入部が決まった。
先生に
「とりあえず来週の月曜の放課後美術室においで」
と言われた
5: :2014/05/22(木)14:03:32 ID:
そして月曜の放課後
俺は初めての部活に緊張しながらも
「まぁ俺と同じような地味な人たちがいるんだろう
漫画書いたり、漫画読んだりゲームの話で仲良くなろう」
などと考えていたわけだ

だが違った

異変に気づいたのは廊下を歩いてた時だ

明らかに私服みたいな格好のヤンキーが美術室に入っていく

しかも三人くらい

俺は補習とかなのかなとか
まさか美術部じゃねぇだろとか思いながら美術室のドアの前まで来た
6: :2014/05/22(木)14:03:59 ID:
中からぎゃーぎゃー声が聞こえる

本当ヤンキーが騒いでる音が聞こえる

俺はつばを呑んで扉をあけた



一瞬静かな空気が流れた

「お前か!!新入部員は!!!!」

と奥の方で机に座ってた色とりどりのズボンを履いて
なんかチェーンをじゃらじゃらさせてるヤンキーが叫んだ

俺はびびって
「ひゃあああい」とか言ってた
7: :2014/05/22(木)14:05:17 ID:
ホントに美術やりたいやつはどうするんだろ
9: :2014/05/22(木)14:06:53 ID:
それからなんか始業式で見た事がある
まじめそうなさわやかな先輩が

「びびってるだろ!大声だすなよ!」とか言って俺の前にたった


「ここが美術部だよ、名前は?」

「あ、え、あ、俺です」

「俺くん!美術部にようこそ!」


まじめそうな先輩が席に着くように促してくれた
10: :2014/05/22(木)14:08:24 ID:
ストーリーの予感
12: :2014/05/22(木)14:12:39 ID:
>>10 ちょっと盛ってるしだいぶ前の事だから細かい所ちがうと思うけど実話

そして椅子に座るとヤンキーに囲まれる俺

7人の先輩に囲まれ本当にちびりそうだった


で質問攻めにあうんだが
「彼女いる?」とか
「音楽なにすき?」とか
「ゲームやる?」とか
「漫画は?」とか
なんか集中砲火だったから何も答えられずに
あわあわしてた
16: :2014/05/22(木)14:15:01 ID:
そして真面目そうな先輩が

「まぁとりあえず体験入部も来てないし美術部の説明をしよう」

と先輩方に提案をし

真面目そうな先輩が黒板の前にたった

まじめ「部長、説明して」

ジャラジャラ「うす!」


俺は意外すぎて

「えぇええ?」とか言っちゃって周りの先輩に笑われた
17: :2014/05/22(木)14:19:41 ID:
じゃらじゃら「俺が部長のジャラジャラだ!よろしく俺君!!」

俺「は、はい!」

じゃらじゃら「えー美術部の活動について説明するんだけど!!
えっと平日は毎日部活あります!
終わり時間は一応6時!で8時まで残って良いって先生がいってくれてる!
で、朝は7時から部室(美術室)開けてるから!合鍵後でわたすわ!
とりあえず一番先に来た人が部室をあけること!以上!」


俺「?え?ええ?えと」


真面目「困ってんじゃん、活動の内容教えろよ」

先輩方「説明へたすぎだろ」

じゃらじゃら「だあああ、わああったよ!!!
えっとこの美術部は基本的にガチで美術やるから!!よろしくね!!」


俺はまったくついていけてなかった
11: :2014/05/22(木)14:11:53 ID:
ヤンキー 「ダヴィンチマジパネェ」

>>11 ヤンキー「やっぱデュシャンやべーわー」だった 
18: :2014/05/22(木)14:21:00 ID:
じゃらじゃらいい人そうだな。
19: :2014/05/22(木)14:25:29 ID:
>>18 みんな良い人だったよ


真面目「えっと美術にもいろいろあると思うんだけど
この美術部は正真正銘美術をやります
もっとわかりやすく言うと作品をつくるんだ
で、まぁ詳しい話になっちゃうんだけど
現代美術って言う一番新しい美術をやる部活って事ね」

じゃらじゃら「まじ美術はんぱねぇーから!」

俺「あ、えっと」


実質真面目が部長なんだと悟った
20: :2014/05/22(木)14:30:19 ID:
真面目「ほら、部長、各自の活動内容」

ジャラジャラ「そーだった!えっとみんなの自己紹介をかねて
どんな作品つくってるとか言ってもらいまーす」


俺「は、はぁ。」


ジャラジャラ「まずは俺!the俺!俺は絵を描いてます。
198: :2014/05/23(金)01:25:32 ID:
でもバレンタインの時は本当嬉しかった

本命のチョコはなかったけれど
義理チョコをいっぱい貰った

俺はそんな事なかったから嬉しくて嬉しくて
その年のホワイトデーは相当気合いを入れた
バスケ幽霊とパナイ先輩にお願いして
お返しの助言をしてもらったりした


まぁその義理チョコの中に
紅一点からのチョコもあったんで
なんか感慨深いよね


とまぁ俺の話しはどうでもいいや
次の話しをしたら寝るわ
199: :2014/05/23(金)01:31:26 ID:
美術部っぽい話しではないけれど
ジャラジャラ先輩のドッキリがっかりバースデーの話し


もしくは美術部っぽい話しがいい?
200: :2014/05/23(金)01:33:03 ID:
上が題名でもう面白い
201: :2014/05/23(金)01:37:07 ID:
「明日、遂に作戦を実行する日が来た」

「わかるな、絶対さとられてはいけない」

「これはドッキリなんだ」

「仕込みも完璧だ」

「相手に感づかれたら終わりだ、明日は心して行け」

「ラジャ!!」



ジャラジャラ先輩のドッキリがっかりバースデー
202: :2014/05/23(金)01:39:44 ID:
朝、いつもより少し早めに
ジャラジャラ先輩以外が集まった

そわそわさせながら
様々な仕込みをすましていく

誰かが階段をのぼる音がする
ジャラジャラ言わせたアクセサリーの音だ

間違いなくターゲットの登場だった

下っ端の俺は真面目先輩にアイコンタクトを送る


そしていよいよ世紀のドッキリが始まるのだった
203: :2014/05/23(金)01:41:31 ID:
一週間前

真面目先輩「来週じゃらじゃらの誕生日なんだが…」

俺「あ、じゃあ祝いましょうか」

真面目先輩「今年もドッキリで行く!」

64「お!去年に引き続きだね!」

真面目先輩「今年のドッキリの計画をもう既にたてた

皆聞いてくれ…」
204: :2014/05/23(金)01:42:15 ID:
真面目先輩

「今年のドッキリは


ドッキリを仕込んでる風なんだけどいつまでもドッキリがこないドッキリだ!!!!!」


一同「なんだってーーー!!!?」
205: :2014/05/23(金)01:43:48 ID:
真面目先輩「あいつが


自分で


俺今日誕生日だったんだ


って言ったら祝ってやろう」


俺はさすが真面目先輩

ぬかりねぇって思った
206: :2014/05/23(金)01:46:27 ID:
時は戻り

ジャラジャラ「おはよー」ガラッ

扉をあけられた瞬間急いで先輩の前に立ち

俺「せんぱーいおはようございます。
あのちょっと個人的な相談があるので来てもらって良いですかー?」

ジャラジャラ「お、おう。」

そう言って先輩を連れ出し
どうでもいいような会話をし

とりあえず朝部活は無事終了
207: :2014/05/23(金)01:49:23 ID:
時をすっとばし

放課後


相変わらずコソコソ何かやってる風を装う俺たち

64先輩
「あ!そういえばジャラジャラ先輩、今日はちょっと外でスケッチしましょうよ!」

ジャラジャラ「えー、おう。じゃあみんな行こうか!」

64先輩「あ、いや、えっと二人で行きましょう!ね!」

肩を押して先輩を送りだす64先輩
209: :2014/05/23(金)01:53:16 ID:
それで20分くらいしてから
64先輩が大きな咳払いを廊下でしながら帰ってきた

64「ただいまー。」
ジャラジャラ「…ただいまー。」

多分この時くらいから
ジャラジャラ先輩は見事に
ドッキリされる側として気を使いはじめたのだった


回想

真面目先輩「あいつはドッキリを仕組まれてるって思ったら
台無しにしようと自ら今日何の日だっけーとか言い始めるから
みんなはそれを無視し続けてくれ」

回想終

ジャラジャラ「あー、今日っていい日だなー」
210: :2014/05/23(金)01:55:48 ID:
ジャラジャラ「あーこんないい日ってあるんだなぁー」チラ


まんまと引っかかってる模様


すかさず俺はうっかり何か物を落とす

すると64先輩が
「っば!俺!おま!」
と少し慌てる

ジャラジャラ「えーー?なにーー?どうしたのーーー?」

ジャラジャラ「なんだなんだー?何がどうしたー??」


正直笑いをこらえるのが大変だった
211: :2014/05/23(金)01:58:06 ID:
ツンツン先輩が

「あ…」

と呟く

真面目先輩がツンツン先輩に

ばれないようにしてる感じで

「なんか問題でもあったか?」

的な事を聞いていた


勿論本人に聞こえてしまうくらいの声で


ジャラジャラ「ひゅーーーーひゅーひゅーーー(口笛)」

聞こえてないふりをしている
212: :2014/05/23(金)02:01:08 ID:
すると真面目先輩が俺にアイコンタクトをする

もちろんジャラジャラ先輩には丸見えの状態で


俺はカレンダーの方をみて

やっちゃったって顔をする




カレンダーのその日の場所に
「ジャラジャラ先輩ドッキリ誕生日会」
と赤ペンで書かれている


それをチラッとみて確認したターゲットは

「64さ!ゲームしに美術教官室いこうぜー!」

と言いはじめた