【艦これ】若手駆逐艦は自己紹介を頑張るようです
二人の駆逐艦が手を叩きながら出てきて
そのうち一人が手を上げて叫ぶ
峯雲「こんにちわ~ 私、ちっちゃく可愛い朝潮型の」
すかさずリボンのほうがこう答えた
早波「型式偽装!?」
それを受け
豊満なほうがほっぺに両の人差し指を当て
峯雲「嘘じゃないもん 朝潮型」
峯雲「みねみねみねみね峯雲で~す!」
と、朝潮型らしいかわいらしいポーズをすると周囲を見渡しその周囲では
天霧「……はぁ」
狭霧「なんと申したらいいかその」
岸波「ふっ、お可愛いこと……」
サミュエル「JAPANESE JOKE?」
ジャーヴィス「oh Untouchables?」
観客の6人
なぜ自分が招集されたか理解できない駆逐艦達が困惑していた。
そんなものを見せられて咄嗟に出る反応
基本的に呆れ
「なんて返せばいいかわからない」 それが正直な感想であった
だが新人二人はそのまま続ける
峯雲「姉中毒?」
早波「でも司令にも見てて欲しい」
峯雲「両方いける?」
早波「夢はお嫁とお婿二刀流。夕雲型界の大谷、早波で~す。」
二人目の自己紹介が開始され
そして観客の沈黙も続いた
できれば関わりたくない
早く帰りたい
病院を呼べ
心の中では色々思いつつも
早波「はまちゃ~ん どうだった? あたしたちの自己紹介」
浜波「は、はひぃ… よかったと…思い…ます」
峯雲「アイドルの自己紹介。日本の文化を参考にしたんです。どうでした?」
ジャーヴィス「ブンカ! ジャパニーズカルチャー!? okok I know」
まださほど親しくない人の発言
その時点で反論できる人はそう多くない
峯雲「これだけ人数がいて、駆逐艦なんてその中でもいっぱいいて」
早波「自己紹介くらい凝らないとみんなに覚えてもらえないと思ったんです」
峯雲「それで同期となる早波ちゃんと」
早波「二人で考えたんだよ! 頑張ったんだもん!」
ましてや一生懸命だとしたら難易度はさらに上がる
峯雲「三人…目?」
早波「ジョンストン? 知らない子ですね」
サミュエル「あっ」(察し)
悲壮な背景があろうものならなおのこと
早波「でしょ? 司令に頼んで今度の全体集会で時間を作ってもらったの」
早波「…と、言っても新人だけで変わったことするのもアレだから」
峯雲「一緒にやる同士を求めているんです」
早波「最近着任した駆逐艦達、全員でやれば変じゃない!」
峯雲「にゅううぇーぶを巻き起こしましょう!」
だから火傷必至の誘いも、町中の宗教勧誘のように冷たく払いのけるわけにはいかず
早波「あれっ? 6 7 8 2人足りない」
早波「タシュケントって人がいると聞いて」
峯雲「涼月さんもいない」
浜波「…知らない…子」
サミュエル「あっ」(察し)
いつのまにか話は進んだ
天霧「まぁまぁいいじゃないか」
天霧「現実的なとこ多すぎてマジに誰が誰だかわかんないかんね」
天霧「下手すると高校の全校生徒数。わかるか、っての」
峯雲「そうです 船の時の姿しか知りませんし、かなりの割合で船の時も面識がない」
天霧「整形ってレベルじゃねぇぞ成型してるわ …あたしもだけど」
早波「好みの人がいるなと思ったら藤波お姉ちゃんだった。運命を感じた」
天霧「川内さんと一緒にもう一人遠征行く駆逐艦がいて」
天霧「『ほえー』って顔して狭霧を見てんの」
「はえー 美人なお姉さんだぁ」って間抜け顔で
天霧「で、その後自己紹介したら敷波姉だ。っていうオチね」
早波「直の姉やん」
天霧「妹って聞いて即、目が死んでた」
天霧「敷波姉がね」
狭霧「確かに着任時、全体に自己紹介をしておけばあんな事態には」
天霧「妹を羨望の目で見つめるという赤っ恥事態にはね」
狭霧「私なんてそんな美人じゃないのに…」
天霧「はぁ」
狭霧「……わかりました 私やります!」
狭霧「皆に私の顔と名前を一発で覚えてもらえるようなのをお願いします!」
峯雲「じゃあ『』の中を読んでね」
早波「あたしが () 本番で周囲が言うセリフを言うから コール&レスポンスだよ!」
狭霧「はい!」
(息子は!)
狭霧『詐欺!』
(僕らのお財布)
狭霧『ギっちゃうぞ~』
狭霧『最終的にIT社長の嫁系駆逐艦狭霧です! さぁ皆さん Let's課金!』
と、台本を読み上げると、最後に指定されたポーズ。指で銃を作り、打ち抜く演技に入ろうとして
少女は固まり
狭霧「……ってなんですかこれ」
真顔になった。
峯雲「『新妻』『セレブ』『あと名前』と思って考えました」
狭霧「本当に名前と外見だけなんですか!!」
天霧「否定はしないんだな…」
早波「じゃ次は天霧さんだね! こっちはあたしが考えたよ!」
峯雲「『』の中を読んでください」
天霧「へいへい」
(割れてる割れてる)
天霧『腹もお尻も』
(割れてる割れてる)
天霧『肉体派駆逐艦 綾波型駆逐艦、五番艦の天霧 よろしくな!』
天霧「……」
早波「なんか不満?」
天霧「まぁ自己紹介でケツが割れてることを表明させられたら思うところは」
浜波「あ、あの…あたし…こういうのは…その」
峯雲「ああ、霰ちゃん系な掛け合い苦手?」
早波「じゃはまちゃんは路線変更 今考えたからそれでいこう」
浜波「そ そ そ そういう問題じゃ…」
早波「はい 今からやるから続いてね」
浜波「……はぃぃ」
早波「YO YO YO 私浜波 YOU↑GUMO↓型 悪そうな奴はだいたい旧知の仲 十三番艦 バンバン銃弾」
早波「目隠れ前髪 上げたらドラゲナイ ゲスい敵を 送るぜ冥途」
(Here we go!)
早波「ヒユー かますぜ砲撃 かけてる保険金 Yeah 受取人は夕雲姉 HEY 半端ねぇ」
早波「これから ご指導 ご鞭撻! Yo ! ナーミン?」
早波「って感じでさぁいこっ」
浜波「……」
早波「レスポンスないから一人で練習できるよね 頑張って」
浜波「……ぁ」
浜波「あの、あの… その…」
ジャーヴィス「はいはーい! あたしは自分で考えてOK?」
サミュエル「i think so too! ジコショーカーイは自分で考えたいなぁ」
浜波「あの…」
ジャーヴィス「samu 一緒にやる?」
サミュエル「year じゃ打ち合わせ打ち合わせ」
ジャーヴィス「no no! free style is best!!」
サミュエル「OK!!」
峯雲「照明が落とされた薄暗いステージに
片方は青 片方は金色の髪をした愛らしい少女が2人」
峯雲「真ん中でレコードを動かしている岸波ちゃんが開始を合図
するとまずジャーヴィスちゃんが小鳥の鳴くような声で」
check check sound check と呟いたかと思うと
oh oh this bitch's samuel roberts
lowlife coffee drinker
you are f〇ck dick head american smacked back to boonedocks!!
峯雲「となにかよくわからないことを言いました」
峯雲「それに対してサムちゃんもP〇ssyだのbaby makerだの言い返して」
峯雲「最終的には『shit』『shit』言いながら拳と拳を突き合わせていました」
峯雲「どこらへんが紹介だったのかはわからない」
峯雲「英語圏の人怖い」
岸波「…腐った魚の内臓のような」
早波「きしちゃんはどっちがいい? アイドル風とラップ風」
岸波「あっ…私のは……本番のお楽しみということで」
早波「りょうかーい」
艦娘と妖精や憲兵など数百人が集まった場にて開始される戦果報告や今月の業績報告
そしてカイゼン発表と安全標語の唱和を経て設けられた自己紹介の時間
峯雲を先頭に壇上へと並んだ新人たちは
峯雲「みねみねみねみね峯雲で~す!」
続々と場の空気を形容しがたいものへ変えていき……
ジャーヴィス「YEAR Everybody COME ON!! YAMATO HOTEL!!」
岸波「はい、7人目 ジャーヴィスちゃんの自己紹介でしたありがとうございました」
岸波「えー 司会を務める私は夕雲型駆逐艦十五番艦 横須賀生まれの岸波です よろしくお願いいたします。」
というとペコリと頭を下げた岸波は
岸波「では最後に 日進さん あなたも自己紹介をどうぞ」
トリの役目をステージの下
退屈そうにウトウトしていた新人へパスを投げた
日進「……え、わし?」
パスという名の剛速球を受けた者の末路がどうなったかについては省略をさせていただく
まぁしいて言うならば…… 浜波よりも傷は浅かった
おわり
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