ニンテンドースイッチが3DSユーザーを巻き込んで携帯機と据え置き機の中心になるためには、いずれ大衆向けハードとしての役目を果たすために値下げをしなければならないとしたコラム記事が掲載中。自ら値下げをする意義がありそうですね。
ニンテンドースイッチは、2017年3月3日に発売されて、丸2年が経過しましたが、ハードは750万台越えで、実際には据え置き機と携帯機のハイブリット機としての価値があるため、本体が支持されて以来、ファーストタイトルの充実、及びサード作品が揃い始めた中で、ゲームプラットフォーマーとしての日本におけるイニシアティブを取る必要があると思います。wiiUではそれが果たせず、384万台におわってしまっただめに、その役目を担えませんでしたが、スイッチでウルトラCの回復をしたので、そこで任天堂がどういう動きを今後示していくのかというのが大きなカギを握りそうです。
PS4は再び値下げを実施、危機感を感じている証拠で、日本市場の覇権を任天堂と争う姿勢になっています。しかし、ハイスペック重視のスタンドアローンゲーム機がだんだんと日本市場では縮小しており、それだけ日本の生活事情やライフスタイルが変化しているので、そういう意味でもHDTVの前にどっかり座って、大画面でゲームをする機会が減っているのかもしれません。
しかし、海外ではそれが普通であって、本来のゲームの楽しみ方だというのが定着しているので、そうういうハードを追い求める姿勢はPS5でも崩す訳でもないため、日本市場がある意味特殊であって、その事情も配慮したスイッチが一枚上手だったと感じさせますね。そういうことを踏まえても、いずれ値下げをしないとダメでしょうね。
国内1000万台に到達するのがいつになるかは時間も問題ですが、今年の冬にはポケモンが出るため、やはり携帯機として考えると3万円は高いので、このソフトと同時に値下げが一番理想でしょうね。本体も爆発的に売れて、ソフトでけん引するというあるべき姿を見せるためには最適で、又PS5や次世代XBOXに対しアドバンテージを作らないとならない立場になるため、その辺を任天堂はどう考えているのかというところです。新型の噂やディスプレイ改良版の話など出ていますが、結局これといった決め手がなく、なんの音沙汰もないまま過ぎていますが、発表するならばE32019カンファでとなりそうですね。
少なくとも次世代XBOXが発表されるのはほぼ間違いないので、インパクトという意味ではXBOXがさらっていく可能性も否定できないだけに、任天堂としてもそれに対抗する情報が欲しいですね。海外では事情が違い、先ほどの指摘通り、ハイエンドゲーム機でHDTVにつないでどっかりとプレイするのがゲームの王様であり、スタンドアローン型なので、スイッチは変化球ハードとして、セカンドハード狙いなのは最初からある構想の1つではないかと思われるので、値下げはそういう意味でも必須で、それがいつどのタイミングで起こすべきかは海外目線でも考える必要はありそうです。
次世代XBOXやPS5の発売前にカウンターパンチをかましておくのは重要で、スイッチの流れを相手に渡さないためにも、なんらかの手を打つ必要がありますが、ソフト面では2019年度下半期は申し分ないソフトが揃っているので、それを3年目としてどこまでアピールしていけるかも含めて、過去3年で一番の売れゆきを見せる必要がありそうですね。そのためにも、かつて任天堂がゲームボーイで段階的に値下げをしていって信頼を勝ち得た方法と同じアプローチをする必要は必ず出てくるので、そのタイミングを間違えないことでしょうね。