669 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:02/04/01 09:47
10年程前、祖母が死去。死因は肺炎。寝たきりの老人にはよくあるヤツ。
祖母は死ぬ3年位前からボケはじめ、徘徊したり家中で排泄したり大声だしたり
それは大変だった。その頃私は仕事で転勤していて自宅には居なかった。
両親と兄が一緒になって世話をしていた。特に母親は虐められた事を忘れたかの
様に一生懸命介護していた。
徘徊している時に怪我をし、そのまま寝たきりになってしまった。
母親は祖母の横に眠り、まるで我が子の様に一緒にいた。
元気な頃、祖母は近所中に母親の悪口を言い回っていたんだけど
ボケてからは、何故か母親の悪口を言う人に対して怒鳴って
怒っていた。理由はわからんが、あのコは私の娘、いやそれ以上だ
と言っていたらしい。
670 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:02/04/01(月) 09:52
そんな生活が続き、家族中が疲れ果てた頃、私がまた転勤になり
今度は自宅から通える場所になった。
それを知ってか知らずか、祖母は泣いて喜び、私を離さなかった。
ボケながらも祖母は私にこずかいをくれるとか言っていた。
が、祖母の本当の娘達、その子供達にお金や金品は取られたらしい。
母親も実の娘だから強く言えなかったと言っていた。
祖母はお金やその類のモノは全てなくなっている事に気が付いて
いなかった。祖母のお金がなくなると、実の娘達は全く連絡を
よこさなくなった。
そして祖母は亡くなった・・・。
671 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:02/04/01(月) 11:08
我家は結構大きな敷地で家も大きい。相続の問題が出てきた
途端に実の娘達の登場・・。
いや~な空気が流れた時、母親がキッパリと言った。
この家は祖母がキチンと渡すべき人に渡す様にしているはずだと
言った。我々の知らない時、祖母が元気な時に名義変更してくれて
いたらしく、名義は随分と昔に父親になっていた。
不思議なことは、母親がこの発言をした事を覚えていない事。
実の娘達に逆らった事が無い母親がはじめて逆らい、皆驚いた
と同時にその時の顔が祖母に見えたと皆がビックリしていた。
葬式が終わり、色々と片している時、ふと祖母が私を呼んでいる様
な気がした。
はて、何だろう・・・と声のする場所に行くと、両親それぞれの
名義の預金通帳があった。祖母は生前、自分の葬式代くらいは自分で
用意する様に、と口うるさく言っていた事を思い出した。
そのお金で仏壇やら何やら購入し、全て祖母に使う形になった。
残りは法事の時に使う様にと、そのまま残した。
それから、不思議な事にその娘達には何やら色々と大変な
問題が起きている。離婚やら病気やら借金やら・・・。
内一人は旦那様が無くなり、自宅もなくなってしまった。
今は何処に居るのかもしらない・・・。
私達家族は、その逆に幸せな日々を過ごしている。
良い話かどうかは疑問な所だが、最近母親が妙にしっかり
してきている。祖母が憑いているのか、付いているのか・・・。
嫁姑でも実の親子以上の関係になれると思った。
でも死ぬ前に仲良くしてれば、と思った。
10年程前、祖母が死去。死因は肺炎。寝たきりの老人にはよくあるヤツ。
祖母は死ぬ3年位前からボケはじめ、徘徊したり家中で排泄したり大声だしたり
それは大変だった。その頃私は仕事で転勤していて自宅には居なかった。
両親と兄が一緒になって世話をしていた。特に母親は虐められた事を忘れたかの
様に一生懸命介護していた。
徘徊している時に怪我をし、そのまま寝たきりになってしまった。
母親は祖母の横に眠り、まるで我が子の様に一緒にいた。
元気な頃、祖母は近所中に母親の悪口を言い回っていたんだけど
ボケてからは、何故か母親の悪口を言う人に対して怒鳴って
怒っていた。理由はわからんが、あのコは私の娘、いやそれ以上だ
と言っていたらしい。
670 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:02/04/01(月) 09:52
そんな生活が続き、家族中が疲れ果てた頃、私がまた転勤になり
今度は自宅から通える場所になった。
それを知ってか知らずか、祖母は泣いて喜び、私を離さなかった。
ボケながらも祖母は私にこずかいをくれるとか言っていた。
が、祖母の本当の娘達、その子供達にお金や金品は取られたらしい。
母親も実の娘だから強く言えなかったと言っていた。
祖母はお金やその類のモノは全てなくなっている事に気が付いて
いなかった。祖母のお金がなくなると、実の娘達は全く連絡を
よこさなくなった。
そして祖母は亡くなった・・・。
671 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:02/04/01(月) 11:08
我家は結構大きな敷地で家も大きい。相続の問題が出てきた
途端に実の娘達の登場・・。
いや~な空気が流れた時、母親がキッパリと言った。
この家は祖母がキチンと渡すべき人に渡す様にしているはずだと
言った。我々の知らない時、祖母が元気な時に名義変更してくれて
いたらしく、名義は随分と昔に父親になっていた。
不思議なことは、母親がこの発言をした事を覚えていない事。
実の娘達に逆らった事が無い母親がはじめて逆らい、皆驚いた
と同時にその時の顔が祖母に見えたと皆がビックリしていた。
葬式が終わり、色々と片している時、ふと祖母が私を呼んでいる様
な気がした。
はて、何だろう・・・と声のする場所に行くと、両親それぞれの
名義の預金通帳があった。祖母は生前、自分の葬式代くらいは自分で
用意する様に、と口うるさく言っていた事を思い出した。
そのお金で仏壇やら何やら購入し、全て祖母に使う形になった。
残りは法事の時に使う様にと、そのまま残した。
それから、不思議な事にその娘達には何やら色々と大変な
問題が起きている。離婚やら病気やら借金やら・・・。
内一人は旦那様が無くなり、自宅もなくなってしまった。
今は何処に居るのかもしらない・・・。
私達家族は、その逆に幸せな日々を過ごしている。
良い話かどうかは疑問な所だが、最近母親が妙にしっかり
してきている。祖母が憑いているのか、付いているのか・・・。
嫁姑でも実の親子以上の関係になれると思った。
でも死ぬ前に仲良くしてれば、と思った。