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「頼みごとをした人より、された人のほうが相手のことを好きになる」海外の反応いろいろ:らばQ
2019年03月22日 18:42

「頼みごとをした人より、された人のほうが相手のことを好きになる」海外の反応いろいろ

 

ベン・フランクリン効果
誰かに好意を持ってもらうには、どうしたらいいのでしょうか。

特に自分のことをなんとも思っていない人や、あるいは嫌っていそうな場合には多大な努力が必要です。

相手のお願いを聞いてあげるとか……?

いいえ、実は相手に頼みごとをするのです。

TIL of the Benjamin Franklin effect that causes people to like someone more after doing them a favor.

その効果は「ベン・フランクリン効果」と呼ばれています。
The Benjamin Franklin Effect

人は誰かを助けると、その相手を好きになる傾向があり、恋愛テクニックなどでも知られている手法です。

この名称は、ベンジャミン・フランクリン(アメリカの政治家、物理学者、発明家)の自伝に書かれた、ライバルとの関係が好転したというエピソードが由来です。

フランクリンはそのライバルが珍しい本を持っているのを聞きつけ、手紙を書いてその本を借りられないかと尋ねたところ、相手は応じてくれました。
1週間後にお礼のメモと一緒に本を返すと、次に会ったときには相手の敵意は消え失せ、とても友好的な関係を築くことができたそうです。

このテーマは過去にいくつもの実験が行われてきましたが、ほとんどの場合に、助けた側が助けられた側に対して好意を抱くようになったとの結果が出ています。

理由の1つとして、何の感情も抱いていない相手のお願いを聞いてあげることで、その相手にはそれだけの価値があると自分の中で正当化されることが挙げられます。

ファン心理や、尽くすタイプの人などにも当てはまるのではないかと思われます。

好かれたい相手に何かをしてあげる人が多いですが、逆に何かをさせると好かれやすいのは、なかなか面白い効果ですね。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●マキャベリは「君主論」の中でこう言っている。「人に誠意を求めるなら、その人に自分の頼みごとを聞いてもらいなさい」

↑洗車場で働いていたとき、最初に面会した従業員は僕のことを弱虫だと思い、僕は彼のことをバカだと思った。
性格が両極端だったので、他のどんな状況下においても僕たちは話をするどころか会うことさえなかったと思うが、そのことを知った上司が彼に僕の研修をさせた。それから2年後、彼は僕の結婚式で泣いていた。今では彼なしでは僕の人生がどれほど暗かったかと思うよ。今でも彼はバカだけどね。

↑2人の人間をくっつけるには、問題を一緒に解決させることなんだ。

●フランクリン効果を試してうまく行ってるよ。
職場に悪名高い短気な男がいて、ほとんど誰とも話をしない。自分は一緒に仕事をすることが多いので、どうにか気に入ってもらえるように、あるいは楽しく過ごせるようにした。「Xをやってもらえるだろうか?」みたいなどん臭い質問はしていない。多分そうすると彼はイライラしただけだろうと思う。
その代わり自分がやったものを彼に見せて、それを訂正してもらった(彼は開発者)。そしていつもそれについて感謝をした。日が経つうちに彼と仕事以外の話ができるようになった。今では自分は彼が会話する数少ないうちのひとりとなった。

●個人的な体験からすると、どんな風に自分が感じるかが大事。
頼みごとをされたときは、自分が役立つと思ったり、気分が良くなることでないといけない。するとその後に頼まれるたびにそのことを思い出すからである。
逆も真実で、もし誰かがあなたを傷つけたとする。それがわざとだったら特にだけど、その人はあなたを見るたびに自分がひどい人間だということを思い出させられる。
そしてそのことは気分がよくない。なのでその人が一番あなたを嫌ってくる。

↑なるほど。元妻は浮気をしたんだが、彼女が悪いやつだと思い出させるので、俺に会うのを嫌がるわけだな。

●何かで読んだことがあるが、人を最も幸せな気持ちにすることは、人の役に立つことである。これはこの理論を支援する。

●ベンジャミン・フランクリンは、人々からの感謝が最も少ない天才である。

●オレが手紙を出して本を借してほしいとお願いしたら「失せろ」とか「住所をどうやって知ったんだ?」と言われると思う。

●ビジネスの世界では、全く問題のない会社より、問題があって一生懸命に解決するほうが幸せである。

●昔、元嫁に頼みごとをしたんだ。そうしたら彼女は怒って「自分でやれ」と言った。


最初にお願いするときは、小さな達成感を味わえることから始めるのがいいとのことです。

ささいなことでも、誰かの役に立った成功体験を植え付けることが大事なのでしょうね。

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